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【水泳大会】レースとシャチと、あとサメ(黒猫組サイド)
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●一般種目、背泳ぎ。
「エントリーの時に記入を間違ったのかしら……?」
青山 絢
は一つため息をついて、プールに入った。
自由形にエントリーしたつもりだったのに、どういうわけで背泳ぎにエントリーされてしまっていたのだ。
変な特殊種目行きになるよりは、よほどいいかもしれないけれど。
(ちょっと難しいのよね)
ずっと言ってても仕方ない。
軽く深呼吸して、飛び込み台下のバーに手を伸ばす。
確かこんな感じだったろうかとバーを掴んだ絢は、小学校の時に通っていたスイミングスクールのことを思い出した。
背泳ぎは、あの頃に少しやっただけだ。
(あの時の感覚はまだ覚えてるかしら?)
少しでも思い出せるように、絢は目を閉じて集中することにした。
全身を耳にして、
八神 修
は今か今かとスタートの合図を待つ。
去年よりも体力はついたはずだし、事前にプールに通って練習もした。闇雲に実践だけしてもダメだから、プロ選手やインストラクターの人がアップしている動画を見て、座学もできるだけやった。
緊張感はありつつも、修の胸はむしろ軽やかですらあった。
あとは全部出しきって、己のベストを尽くすだけだからだろう。
二人をはじめとする選手たちが待つなか、合図が響き渡った。
思い切り壁を蹴るのと同時に、絢はバーから手を放した。
弓なりに身体を反らせ、水中に背を預ける。その動きは小学校以来とは思えないほどに滑らかで淀みなく、しっかり見えた人が居たなら、きっと惚れ惚れとしていたことだろう。
ただし、スタートは出遅れた。
背泳ぎのフォームそのものは、他の――背泳ぎをはじめから選んで出ている皆に比べると、流石にまだ少しだけぎこちない。
けれど目を閉じて集中している絢は、周囲の様子など気にも留めない。
(正しい姿勢を保ち、左右のバランスに注意しながら……コースロープを意識して……)
あの頃教えてもらったことを、ひとつずつ確かめるように思い出していく。
それに沿うように手足を動かすと、最初のぎこちなさはなくなっていた。
(あら、意外に簡単ね)
綺麗に背泳ぎできていることを身体で感じて、鼻歌の一つも歌いたくなるような、軽やかな気持ちに包まれる。
フォームが整えば、自ずとスピードも伴ってくる。
離れていた距離が、少しずつ縮まりはじめた。
合図の瞬間、修は斜め下へと足を蹴りだした。
水の中を、蹴った勢いを殺さないように流線型のフォームで進む。
できるだけ長くそのまま進み、いよいよ身体が浮上する、その直前にストロークを開始した。
座学で身につけた知識を思い起こし、それを忠実に身体で再現することに意識を集中させる。自分の集中力ならそれができると、修には自信があった。
集中力こそ、彼の大きな武器なのだから。
腹筋から使って、上下の蹴りでもって水を強く蹴り出して推進力へと変える。
周囲のペースに惑わされず、できるだけ一定のペースを維持したまま泳ぎ続けた。
レースの様相が変わってきたのは、25メートルのターンの辺りからだった。
(ここで一気に距離を稼ぐ!)
ターンする瞬間、修は力強く壁を蹴り出した。ピンボールの弾のように勢いよく水をかき分け、団子になっていた上位層から抜け、首位に躍り出る。
絢もまた、ターンの頃にはすっかりフォームにスピードが伴うようになっていた。
最初下位につけていたのが嘘のように、一人また一人と追い抜いていく。
そのスピードアップのペースは、修にも予想外なほど。
(ここまで速くなるとは……!)
このままだと、修ももうすぐ追い抜かれて首位を奪わてしまうだろう。
スタートとターン、二度のキックによって稼いだ距離で温存した体力を、今こそ発揮する時だ。
全てを出し切り勝つために、修のペースが一段上がる。
絢との距離が開いたかと思うと、程なく再び距離が縮まっていく。
ゴールまで、あと僅か。
勝負をわけたのは、背泳ぎに対する練習の差だったのだろう。
先にタッチ版に触れたのは、修だった。
「よしっ」
プールに足をつけて身体を起こしながら、思わず小さくガッツポーズを漏らす修。
少し遅れてゴールした絢は、「あら残念」と小さく笑っていた。
●プールサイドで
プールサイドへ上がった絢は、スイムキャップを外し、纏めていた髪を降ろした。
負けてしまったけれど、楽しかったし悪くはない。
またやってみるのも……なんて考えているところに、
剣崎 エレナ
が声をかけてきた。
「青山さん、とても綺麗な背泳ぎでしたわ」
エレナはいろんな競技に出ては、観客を魅せる綺麗な泳ぎを披露していた。
絢もいくつか見ていたし、実際とても綺麗だった。その彼女にフォームを褒められるのは、悪い気は決してしない。
絢が口を開きかけたところに、被せるというか、食い気味にエレナが言った。
「でも、わたくしに比べたらまだまだね」
「……そ、そう」
お礼の言葉は、喉の奥に引っ込んでいった。
きょとんとしているうちに、エレナは足早に去っていってしまった。
そして入れ替わるように、
三宅 ゆり
がやってきた。
今度はなんだろうと思っていると、
「あんた、キレイな泳ぎ方してたけど」
――あれ?
同じようなセリフ、さっきも聞いたような。
「あたしに比べたらまだまだだからね!」
本当に、同じようなセリフだった。
それ自体は別に構わないんだけど……何故?
(……もしかして私、彼女たちに警戒されてる?)
何か警戒されるようなことが、これまでにあっただろうか?
首を傾げた拍子に、水滴が飛沫になって舞い落ちた。
【現在の点数】
黒猫組:1点
白猫組:1点
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
15人
参加キャラクター数
13人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年12月19日
参加申し込みの期限
2018年12月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年12月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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