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\ オーバータイム!/
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●この世でたった1つ
早朝。
朝鳥 さゆる
は自分の住むワンルームマンションへと帰ってきた。そして部屋の前まで来て立ち止まる。ここは最愛の人、片篠藍人の隠れ家だった場所。いま開けたとしても部屋のなかに藍人はいない。クリスマスの夜に姿を消して以来、行方も生死さえも分からない。故にこの部屋の時間はさゆる1人だけで進んでいる。
さゆるはまだ湿り気の残る髪を片手でかき回しながら、コートに手を突っ込み部屋の鍵を探す。特に意識せずともできる、当たり前の行動。しかし生まれた違和感がその動きを止める。
鍵が無い。別のポケットや、鍵の入りそうなところを徹底的に探す。そうして分かったことは、鍵がないという事実だけだった。
彼女は愕然とし、その表情は瞬く間に青ざめた。この感情は鍵をなくしたことに対するものではない。鍵そのものはスペアがあるからだ。彼女が無くしたのは鍵ではなくて、鍵についた小さな銀のロザリオ。それは藍人が誕生日に部屋の鍵と一緒にくれたプレゼント。彼からもらった唯一のもの。決して失いたくないもの。それを無くしたと再認識したことで、青ざめた顔はさらにその色を濃く染める。彼女はすぐにマンションを離れた。
落とした場所に心当たりはない。だからマンションに戻るまでに通った道を辿るしかない。道の端から端まで見るように目をこらす。気持ちばかりが先行して周りの景色がぼやけそうになる。それでもロザリオを探すために注意深く地面に目を向けながら歩を進める。それだけでなく、寝子電に鍵の落とし物がないか問い合わせた。さらに昨夜泊まったホテル――そこで行きずりの相手との情事に溺れた――にも問い合わせたが、どこにも無かった。
もしかすると行きずりの相手が拾っているかもしれない。その可能性は十分ある。だが、連絡の取りようもない。名前すら思い出せない男の連絡先など持っていなかった。
マンションを出てからどれほど経っただろうか。街のなかを呆然自失の態でフラフラと歩く。少しずつ確実にさゆるのなかで何かがすり減っていく。やがて体が思うように動かなくなり、どこかの壁に力なくもたれかけ項垂れる。
これだけ探し回ったのに見つからなかった。どこにあるのかまるで分からない。
どうすることもできず、自身を掻き抱くようにして嗚咽する。そのとき、何かが落ちる澄んだ音がした。さゆるは音がした方に力なく目を向ける。
そこにあったのは、鍵と銀のロザリオだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年01月07日
参加申し込みの期限
2018年01月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年01月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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