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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
滝に打たれて ～日帰り体験ツアー～
■滝！
「着・い・た・ぜー！！！！」
「レッツ滝行☆」
……早い。キミたち早いよバス降りたと同時だよなんなのよ。
そんな二人の肌色マンたちの様子に「いつものことか」といった表情を浮かべまくる梢。
そして思わず「自分も脱がなきゃいけないのかしら」と着てきた衣服に手をかける水樹。しかし武道と竜司以外に脱ぎだす様子もなかったのでその手を下ろす。
「カイチョー、脱ぐなら手順を踏んでからにしてくださーい」
梢の言葉にてへへ☆と愛らしく舌ペロる武道。
『受付』と書かれたテントへと一同が向かい、３コースの中から好きな滝を選ぶ。
ちなみに、なぜか係員が全てバスガイド並みに高齢で揃っているのは不思議の一つである。
武道が黒のブーメラン水着一丁のまま受付へと進み出た
「でも、コースどうしようかな。らっかみおろしで滝行を一度やったことはあるんだけど、あれ結構いたいんだよなぁ…」
昨年の夏、寝子島の恒例行事『らっかみおろし』の第一区間で滝に入った日のことを思い出す。
一分という時間ではあったが、その身に当たる水の痛みを知っているからこそ、滝選びは慎重に……
「ここは穏やかかつ穏便な普通の……あーっとついうっかり『漢の荒汁』コースにしちゃたテヘ！」
間違えちゃった☆ とばりに可愛い表情を見せる武道。
「流石、水泳部員な生徒会長ですわね」
七星がつられて笑みを浮かべた。
間違えちゃった、と言いつつも
（……ま、やるならがっつりと、な。若干お豆腐なメンタルも鍛えられそうだし）
眼鏡の奥の武道の瞳には隠された決意が仄かに見える。
「私は１番のコースにしますわ」
七星は１番の『天使の涙』コースに丸をつけた。そして白装束を受け取ると女子更衣室へと足を運ぶ。
その後ろにいた水樹は口元に手を充て悩みながら。
（滝修行をするのはいいとしても……あまり水圧が強くて肌を痛めたらまずいわよね）
モデルという職業柄、商売道具に何かあっては困る。
（無難に初心者向けにしましょう）
１番にそっと丸をつける水樹。
「折角だから俺はこの滝を選ぶぜ！」
と荒汁コースを選んだのは竜司。レインボー褌のままに受付を済ます。武道同じく白装束は拒・否！
「黒崎先生はどの滝にするんですか？」
修も同じく荒汁コースに丸を付けながら、後ろにいた俊介に尋ねれば。
「うん、悩むね。やっぱり普通の滝に……」
「まあ黒埼先生程の人なら荒行も余裕だよね」
サキリが艶やかな微笑みのまま、俊介に声をかける。
「え？」
「センセも荒汁なの！？ さっすがー！」
準備運動を始めていた武道も大きく声をあげ。
「いや、あの……」
「やっぱり元・教頭は伊達じゃないぜ！ せっかくだからレインボー褌もどうですか？ 凄く目立つと思うのですが」
「それはちょっとご遠慮願いたいね」
俊介の良い声が上ずる。
「黒崎先生は３番か。じゃあ、私は２番にしよう」
月詠が一番ノーマルタイプな２番に丸を付け、ついでに俊介の希望コースを３番を丸を付け。
「……先生、気合入れて行こう」
荒汁コースに丸を付けた亮が俊介に白装束を手渡す。
「……まぁ、なんとかなるよね」
覚悟を決める俊介だった。
皆の総意で俊介が荒汁に挑むことになったのを横目で見つつ。
「というわけで、私はこのショボいやつにしまーす」
梢は１番の『天使の涙』コースに丸を付け、白装束を受けとった。
「修行ってガラじゃないですしねー」
「ま、いーんじゃねぇの」
隣で庚は３番に丸をつけた。
「……あ。如月君はそーいうきついやつで興奮する趣味でもあるんですかー？」
「……いや……別に俺Ｍじゃあねぇんだが……」
考えてみたら、元・教頭の俊介を含め全員が【めちゃめちゃ激しい、己に荒行を強いたい人向け！『漢の荒汁』コース】に丸を付けているのだから、ここで引いたら漢が廃っちゃうよね！ な意識も少なからずあり。
「そんな強いの浴びても強くなりませんよー！」
寝子島の男はドＭばかりですねー、と梢は思いながら。
「しかも、なんかコース名が汗臭そう！ 汁ってなんですか、そんなものを浴びたいんですね如月くんは！ 真正のドＭですね！」
「だから違うっつの。ここで引いたら漢が廃……」
「まあいいや、またあとでー！」
庚の言葉を遮る様に、梢はひらりと更衣室へと向かっていった。
「……なんだ、あいつ」
そんな梢の背中を見送り、庚も白装束に着替えるために男子更衣室へと向かっていった。
「着・い・た・ぜー！！！！」
「レッツ滝行☆」
……早い。キミたち早いよバス降りたと同時だよなんなのよ。
そんな二人の肌色マンたちの様子に「いつものことか」といった表情を浮かべまくる梢。
そして思わず「自分も脱がなきゃいけないのかしら」と着てきた衣服に手をかける水樹。しかし武道と竜司以外に脱ぎだす様子もなかったのでその手を下ろす。
「カイチョー、脱ぐなら手順を踏んでからにしてくださーい」
梢の言葉にてへへ☆と愛らしく舌ペロる武道。
『受付』と書かれたテントへと一同が向かい、３コースの中から好きな滝を選ぶ。
ちなみに、なぜか係員が全てバスガイド並みに高齢で揃っているのは不思議の一つである。
武道が黒のブーメラン水着一丁のまま受付へと進み出た
「でも、コースどうしようかな。らっかみおろしで滝行を一度やったことはあるんだけど、あれ結構いたいんだよなぁ…」
昨年の夏、寝子島の恒例行事『らっかみおろし』の第一区間で滝に入った日のことを思い出す。
一分という時間ではあったが、その身に当たる水の痛みを知っているからこそ、滝選びは慎重に……
「ここは穏やかかつ穏便な普通の……あーっとついうっかり『漢の荒汁』コースにしちゃたテヘ！」
間違えちゃった☆ とばりに可愛い表情を見せる武道。
「流石、水泳部員な生徒会長ですわね」
七星がつられて笑みを浮かべた。
間違えちゃった、と言いつつも
（……ま、やるならがっつりと、な。若干お豆腐なメンタルも鍛えられそうだし）
眼鏡の奥の武道の瞳には隠された決意が仄かに見える。
「私は１番のコースにしますわ」
七星は１番の『天使の涙』コースに丸をつけた。そして白装束を受け取ると女子更衣室へと足を運ぶ。
その後ろにいた水樹は口元に手を充て悩みながら。
（滝修行をするのはいいとしても……あまり水圧が強くて肌を痛めたらまずいわよね）
モデルという職業柄、商売道具に何かあっては困る。
（無難に初心者向けにしましょう）
１番にそっと丸をつける水樹。
「折角だから俺はこの滝を選ぶぜ！」
と荒汁コースを選んだのは竜司。レインボー褌のままに受付を済ます。武道同じく白装束は拒・否！
「黒崎先生はどの滝にするんですか？」
修も同じく荒汁コースに丸を付けながら、後ろにいた俊介に尋ねれば。
「うん、悩むね。やっぱり普通の滝に……」
「まあ黒埼先生程の人なら荒行も余裕だよね」
サキリが艶やかな微笑みのまま、俊介に声をかける。
「え？」
「センセも荒汁なの！？ さっすがー！」
準備運動を始めていた武道も大きく声をあげ。
「いや、あの……」
「やっぱり元・教頭は伊達じゃないぜ！ せっかくだからレインボー褌もどうですか？ 凄く目立つと思うのですが」
「それはちょっとご遠慮願いたいね」
俊介の良い声が上ずる。
「黒崎先生は３番か。じゃあ、私は２番にしよう」
月詠が一番ノーマルタイプな２番に丸を付け、ついでに俊介の希望コースを３番を丸を付け。
「……先生、気合入れて行こう」
荒汁コースに丸を付けた亮が俊介に白装束を手渡す。
「……まぁ、なんとかなるよね」
覚悟を決める俊介だった。
皆の総意で俊介が荒汁に挑むことになったのを横目で見つつ。
「というわけで、私はこのショボいやつにしまーす」
梢は１番の『天使の涙』コースに丸を付け、白装束を受けとった。
「修行ってガラじゃないですしねー」
「ま、いーんじゃねぇの」
隣で庚は３番に丸をつけた。
「……あ。如月君はそーいうきついやつで興奮する趣味でもあるんですかー？」
「……いや……別に俺Ｍじゃあねぇんだが……」
考えてみたら、元・教頭の俊介を含め全員が【めちゃめちゃ激しい、己に荒行を強いたい人向け！『漢の荒汁』コース】に丸を付けているのだから、ここで引いたら漢が廃っちゃうよね！ な意識も少なからずあり。
「そんな強いの浴びても強くなりませんよー！」
寝子島の男はドＭばかりですねー、と梢は思いながら。
「しかも、なんかコース名が汗臭そう！ 汁ってなんですか、そんなものを浴びたいんですね如月くんは！ 真正のドＭですね！」
「だから違うっつの。ここで引いたら漢が廃……」
「まあいいや、またあとでー！」
庚の言葉を遮る様に、梢はひらりと更衣室へと向かっていった。
「……なんだ、あいつ」
そんな梢の背中を見送り、庚も白装束に着替えるために男子更衣室へと向かっていった。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2017年11月08日
- 参加申し込みの期限
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- 2017年11月15日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2017年11月15日 11時00分
