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【漆黒の三兄弟】
「流石信彦君、チャラい」
「……俺様の可愛い姪っ子に手を出さなきゃいいが」
「でもすげぇな、感心するぜ」
信彦が何か飲みものでも買ってくるよとベンチから離れたところまでを話が聞こえる場所で隠れながら観察していた2年生トリオ。
無論興味本位の暇つぶしである。
三者三様の反応を示していたところで、武道がふと思い出したように呟く。
「そういやさ、たー坊から聞いたんだけど」
たー坊とは武道の弟で、寝子高の1年生だ。
頭に超がつくほどブラコンな武道は、あまり口数が多くない弟が漏らした言葉をよく覚えていた。
「美人な2年生がニャンダム好きな腐女子で……彼女と話した奴が何人も保健室送りになってるって」
「はぁ!?」
「なんで話しただけで保健室送りになるんだよ!?」
まだ噂が耳に入ってなかったらしく驚きを隠せない正也と望月に、武道は視線を浮月に向けながら冷静に説明する。
「いや、なんでも彼女の話を聞いているとな、頭の中に男同士のいやんばかん! アハンウフン! なイメージが流れ込んでくるらしい。それもかなり濃厚な」
「な、なんだ、その恐ろしい現象……もしかしてろっこんか?」
「そうかもな。俺はいいけど、ウブなたー坊がそんな破廉恥ろっこん攻撃受けたらひとたまりもないだろうなぁ」
「いや、ウブとかそういう問題じゃないだろ! ん? どうした、宇佐見?」
あまり動じてない様子の武道に突っ込んでいた正也が、後ろに立っていた望月の不穏な気配に気づいて振り返る。
「……せん」
「へ?」
「許せんっ!!」
望月が手に持っていたペットボトルがメキャッと音を立ててひしゃげる。
「俺様が大好きなニャンダムを男同士のあっはんうっふんに変えるなんて許せん! 断じて許せん!」
「ちょっ、落ちつけ、宇佐見!」
「ええい、止めるな正也ちゃん!」
大のニャンプラ……ニャンダムのプラモデル好きで純粋にニャンダムが好きな望月にとって浮月の話は許しがたかったらしい。
完全に頭に血がのぼった状態で浮月に特攻しようとしており、それを見かねた正也が組みついて制止する。そして武道はそんな二人の様子を笑いながら見守っている。
そんな状況を、腐女子レーダーが察知しないわけがなかった。
「漆黒の、三兄弟……」
「「「!!?」」」
気がつけば三人の前に先ほどまでベンチに座っていた浮月が立っている。
三人を見つめる浮月はとても穏やかな笑みをたたえていたが、その目は三人を通してどこか遠いところを見つめていた。
手には同人誌がしっかりと握りめられている。
「漆黒の三兄弟ってなんだっけ?」
「ニャンダムのキャラだな。なんとなく俺達に似てる感じの」
望月を取り押さえたまま正也がこそこそと武道に訊けば、武道が漆黒の三兄弟について耳打ちしてくれる。
というわけで、またまた説明しよう!
漆黒の三兄弟とはニャンダムRの登場人物、ラクシーン公国の軍人であるブロド、ウーサ、キリーの三人の通称である!
飄々としているが冷静な司令塔ブロドが長男、血気盛んだが三人のムードメーカーなウーサが次男、ツッコミ担当で苦労性だが優しい愛され体質なキリーが三男で、息の合った連携プレーで地球連邦を苦しめる強敵である。
そしてもれなく全員イケメンである。
タイプは違うがイケメンである。
志波 武道
、
宇佐見 望月
、
桐野 正也
、彼ら三人に良く似たイケメンである。
……つまり、そういうことだ。
「この間通販で買った漆黒の三兄弟本と同じだわ……」
愛と夢の結晶、即ち性書(同人誌)の表紙を撫でながらうっとりと浮月は語り出す。
「てめーが『変態のエロイの』かっ!」
「クローム大佐の前で功を焦るウーサとそれを止めるキリー……その横でクローム大佐と連邦を追い詰める作戦を詰めながらも連邦にいる実弟タクマに想いを馳せるブロド! ブロウサ、ウサキリ、ブロキリ、ブロタク……何通りもの味が楽しめる萌えの玉手箱ね!!」
望月の怒声を華麗にスルーした浮月は三人を見つめたまま嬉しそうに言葉を紡ぐ。
それは先日買ったという同人誌の内容であり、漆黒の三兄弟にまつわるホモォのエトセトラ。
「ウーサがふざけてキーリにメイド服を着せたら、それが思いの他可愛くて。いつもの調子で抱きしめたらスカートが捲れて……実はブロドが悪戯でメイド服に紛れこませた女性用下着を素直なキーリは身につけていて……それに興奮してしまったウーサは」
「ぎゃぁぁぁぁぁ!」
まず最初に悲鳴を上げたのはミニスカメイド服だけでなく女性用下着(面積小さめ、黒レースにピンクのサテン生地で紐)という上級者装備をしている自分が涙目で足を開かせられているイメージを送りこまれた正也だ。
<考えるな、考えるな自分!>
<総受けってなんだよ、なんで兄弟でそんなことになるんだよ!>
<うわわ、肌色多すぎアウトー!>
口からは悲鳴しか出ないが、正也の心の内は彼のろっこんによって生み出されたフキダシが代弁してくれている。
エロに耐性のない正也が、鼻血を噴いて倒れるのにさほど時間はかからなかった。
「正也ちゃーん! くそっ、コイツ、俺達を妄想の踏み台にしたっ……!」
「あらら、きりのーん、大丈夫かー?」
頭を抱えて苦虫を噛み潰したような顔をしている望月に対して、武道は涼しい顔で倒れた正也を介抱している。
「ところで武道ちゃんは平気なの……イメージが武道ちゃんと俺様の絡みに切り替わったけど?」
「モチロン。どんなイメージが流れてこようと、俺の脳みそは弟が90%占めてるからな☆」
真顔で答える武道に望月はがくりと肩を落とす。
武道と違って正也ほどではないが耐性のない望月にとって自分が友達に組み敷かれるイメージは拷問に等しい。
「お、俺様はおにゃの子とあっはんうっふんがしたいんだぁあああ!」
「望月君泣くな! ほら、俺の筋肉を見てヨコシマなイメージを吹き飛ばすんだ!」
「逆効果だよ、武道ちゃんっ!!」
相変わらず腐敗したイメージを発信し続ける浮月に、何故か脱ぎだす武道、涙目で叫ぶ望月、そして鼻血の海に沈む正也。
そんなカオス空間となった中庭に、ついに救世主が現れた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
本条小鹿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月27日
参加申し込みの期限
2013年06月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年06月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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