this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【バレンタイン】学生達のValentine's Day!
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
…
40
つぎへ >>
●私の愛を受け取るがいい!
放課後だというのに寝子島高校の校舎は盛り上がっていた。そう、この高校は
野々 ののこ
や
七夜 あおい
をはじめとして、こういうイベントが大好きな奴らが多すぎるのである。
そしてその中にしっかりと、2年生の
伊勢 エリカ
も存在感を発していた。
(ふむ、今年のバレンタインはぬかりはないぞ)
笑い声や泣き声や謎の奇声でいっぱいの廊下を、エリカは顎に手を当て眺めていた。昨年は受け取った分をお返しという事でホワイトデーに用意した彼女。今年はそんな事がないようにとしっかりと
トリュフチョコレート
を手作りしていた。しかも手作りがダメな者もいるかもしれないと
『La Saint-Valentin』
という某ブランドのチョコも用意する周到ぶりだ。
親しい者達やお世話になった者達全てに渡さなくては。自分のチョコが行き渡らなくて悲しい思いをさせてはならない。
(そしてどうやら世の中には全くチョコレートを貰えず悲しむ者もいると聞く。そんな者達を救済するのも指導者の役目……!)
エリカは高尚な思いを胸に大きく頷く。人に称賛される者とはいつでも無垢な民を気にかけてやらねばならないのだ。
「―――よし、行くぞ!」
エリカは大きな袋を持ち、銀色の髪をなびかせ歩き出した。
エリカは早速ののこやあおいと遭遇した。
「にゃは~、エリカ先輩だー!」
「お疲れ様です」
ののことあおいが笑顔で挨拶する。エリカも片手を挙げにこやかに挨拶を返したが、ののこ達の持っている荷物を見て目を丸くした。自分もたくさんのチョコを用意していたが、彼女達は2人とはいえ、まあ普通には考えられない量のチョコを持っていたのである。
「これは凄いな……女2人で配るのか?」
エリカの問いにののこがにししと笑った。
「手伝ってくれる友達もいるから大丈夫! 先輩もどーぞ!」
「私のも貰ってください」
ののことあおいが次々にエリカにチョコを差し出した。
「ほう、くれるのか。貰ってばかりでは悪いな。どれ、私のも……」
エリカは交換の形で彼女達からチョコを受け取る。そしてせっかくだからとお互いのチョコを食べあう事にした。
「「先輩の美味しーい!」」
2人が顔を見合わせて感激するのを満足そうに眺め、エリカもまずののこのものを頂戴する。
「うん、美味いな……」
「ほんとほんと?」
嬉しそうなののこに「ああ、嘘ではないぞ」と答えると、次にエリカはあおいのものを口に運んだ。
「うっ……」
「どうですか?!」
きらきらお目々で訊くあおいに、エリカはかろうじて口の端を何とか上げた。
「う……美味くて思わず呻いてしまった! ところで七夜、チョコレートに何か入れたか?」
ゴクリと何とか飲み下しながらエリカが訊く。えー? とあおいが頬に指を当てた。
「隠し味に色々いれたから、どれがどれだか分からないんですけど……あ! ソースとマヨネーズ入れたのは覚えてます!」
「……そ、そうか……」
ソースとマヨネーズ。
吐き出さなかった自分を褒めてやりたいとエリカは思った。
エリカは少しだけ顔を青くしながらののことあおいと別れ、また歩き出した。
剣道部
と
華道部
に属している彼女。部員達に会えばしっかりと、
「いつも世話になっているな。ありがとう」
と1人1人丁寧に渡していく。
勿論彼女の感謝の気持ちは生徒にだけではない。部員達に渡し終えた後は顧問の
島岡 雪乃
と
ウォルター・B
の所にも行き、きちんと挨拶をしてチョコレートを渡した。そのついでに前の大会や今後の活動についても話し合う。剣道部では副部長、華道部では部長を務めている彼女。上に立つ者は色々と忙しいのである。
「チョコレート、ありがとうございますね」
「うん、ありがとう。君はいつもきちんとしてるね」
雪乃やウォルターはそう言って、ほんの少しだけどとエリカに飴や小さなチョコを渡してくれた。顧問とのこんな交流も悪くないなとエリカの目が細くなった。
(さて、あと渡し忘れた者はいないか……?)
軽くなるかと思いきや、渡した相手からもチョコを貰ったりしてあまり重量が変わらないエリカの袋。それをよいしょと持ちながら廊下を歩いていると、後ろから厳しい声が飛んできた。
「あなた、その袋に入ってるものは何かしら?」
振り向くと風紀委員長の
北風 貴子
が眼光厳しく立っている。エリカは先輩に敬意を表すべく丁寧に頭を下げた。
「これは北風先輩、こんにちは」
そしてエリカはニッと笑って袋からチョコを取りだす。
「先輩もいかがですか?」
「……え? 私?」
エリカの先制パンチに毒気を抜かれた貴子。そんな貴子にチョコを渡してエリカはすっと背筋を伸ばした。
「大変な職務、いつもお疲れ様です。これからも頑張って下さい」
「あ、ありがとう」
呆然とする貴子にエリカは軽く微笑むと、くるりと背を向けまた歩き出した。
『その袋に入ってるものは何かしら?』
貴子はそう言った。
この袋に入ってるもの。それは愛だ。まだまだ私の愛を待っている者がたくさんいる。待っているがいい、今この私がお前の元に向かおう!
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
…
40
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【バレンタイン】学生達のValentine's Day!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
46人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月15日
参加申し込みの期限
2016年09月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!