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天界よりの試練 ――花咲く風のコズエル――
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「ゲームの中に入っちゃうのに慣れてきた自分が悲しい。……辛いわぁ」
と、棒読みの璃音。彼女は周りにいるメンバーの中に見覚えのある者をみつける。手を振る九月にも気づき、庚と彼女のもとへ。そうしつつも手にした武器が楽器である事にため息を吐く。
「これは楽器で殴れ! ってわけじゃなくて歌楽士やれってか。このゲーム自体はそこそこ遊んでいるけどこのジョブはあんま慣れてないんだよなぁ」
それでもがんばろうと決意する璃音。
少し離れた所では
黒兎 都
が嬉しそうに辺りを見ていた。
「ネトゲのボス戦をリアル体験できるっぽいとか最高じゃないかっ! 相手は……この森って事はコズエル?」
そう1人呟いた都は表情を僅かに曇らせる。
「あのいやらしさ満開の……? グラはいいけど行動パターンがねぇ」
それでも四の五の言ってないでめいいっぱいがんばってみよう、と拳を握る。そんな彼女は璃音に気づき、なんとなく2人で辺りを見渡す。魔導士はみたところ衛1人っぽいし、治癒士もそう多くは無さそうだ。
「あれ? 歌楽士ってうちらだけ?」
「これはうまく分担してやらないと……」
たった2人の歌楽士は、密かに頷き合った。
「リアルタイムイベントとか、最近のゲーム進化しすぎいぃ!」
思わず呟いたのは、
エスカルゴ・臼居
。『SOC』の廃人プレイヤーとしては、美味しいイベントだよなぁ、と思う一方、痛い目に遭いそうで、ちょっと怖い。だからこそ、がんばろうと思った彼はこういったゲームに慣れていない人にアドバイスとかできれば、と辺りを見渡していると……。
「フハハハハハ!」
急に笑い声がした、と思ったら白い髪の青年がドヤ顔で立っていた。出で立ち的には軽戦士なのか、一対の短刀を腰に帯びている。
「俺は、実を言うとこういったゲームが得意という設定でな。この通り攻略マクロも武器も揃えてきているのだ」
と、堂々と言い放つのは
嘉月兔 ネヴィア
。彼は己の装備を見せつけ、胸を張る!
「フハハハ! 愚民どもよ、俺様にひれ伏せ!」
「って君の武器、『前のパッチ』での最強だから!」
「それにマクロが英語って!」
そこを璃音とエスカルゴに突っ込まれ、ゲームをそれなりにプレイしている人からは微妙な視線。それでも実はドMなネヴィアとしては突っ込みと視線でちょっとゾクゾクッとしているようだ。
ちなみに、本当のところネヴィアはチャットRPで罵倒されるためにキャラを作って楽しんでいる程度だったりするがそこは秘するが花である。
一方、ゲームとは無関係な事をしていたにも関わらず巻き込まれた者もいる。
サキリ・デイジーカッター
はちょうど猫鳴館の自室で刃物の手入れをしている最中に召還されてしまったため、始めはきょとん、としていた。
(……SOC? 全く知らないんだけれども……)
至福の時間が急に終わってしまい、少し寂しい気持ちを覚えつつも彼は誰かに話を聞こうと辺りを見渡す。と、同じように困惑している
来島 アカリ
の姿があった。
「むぅ、こういうゲームはそんなにやった事ねーんだけど……」
そう呟いているとサキリと目が合う。なんとなく似た状況なんだな、と理解した2人に、エスカルゴが「こんにちは~」と声をかけ、パーティにお誘い。すると近くにいた初心者の
灯 斗南
も歩み寄ってきた。
「僕でよければ攻略のコツも教えるし、技の解説ぐらいならするよ。このイベントはちょっと難しいけど、楽しもう!」
そんなエスカルゴの言葉が、3人には頼もしく思えるのだった。
「あれ? よく見たら人間じゃないのが……」
よくみると、愛らしい兎のような着ぐるみがそこにいた。このゲームのマスコットに似せようとしたのが、ありありとわかる。その着ぐるみはというと↓の通りのモーションである。
?(ω・)(・ω)?
「お前だよ!」
思わず璃音が突っ込む。そして浮かんだ名前は『(・∀・)』となっている。『いや、誰だよお前』がその場にいた18人の心境だろう。その上しゃべらないから怪しい……かと思えば、
(・ω・)b
任せておけ、とでも言うようなモーション。何となくだが『無口だけどいい人だ』と感じてしまう。ジョブは見た感じから重戦士のようだ。因みにその正体は
旅鴉 月詠
なのだが知人達の誰もが彼女だとは気づいていなかった。
ふと、集まった冒険者たちがパーティを組んだり話し合っていると……、木々がざわめき始めた。ゲームに慣れている者たちは、張り詰めた空気を肌で感じて顔を上げる。
光が、虚空より降り注ぐ。舞い散るは、花びらと純白の羽。やさしく芳しい香りを放つ風が吹き渡ったその時、天界から、薄紅色の髪を揺らした天使が舞い降りた。
「彼女が、コズエル……」
ねむるが呟く傍ら、璃音と庚が表情を険しくする。
「ちょっと庚氏よ。コズエルって……」
「あぁ……。似てたな、屋敷野に。姿だけじゃなくて声も」
2人がそんな事を言っている間にも、周囲に花びらが舞う。そろそろ戦闘開始だろう。コズエル戦をゲームで体験したことのある者たちは、初心者たちに注意を促し、身構えている。
『人は、扱いきれぬ力を欲するが余り、幾度と無く滅びの路を歩んできました』
穏やかで、暖かさに満ちた声が聞こえる。
だが、経験者は知っている。
この天使は、人を愛するがゆえに、試練を与え力を振るうのだと。
『 愛しき子達よ。それでも尚、天の力を求めるというのならば……
その心を、滅びの種を。今ここで、摘み取ってあげましょう』
(なんか、それっぽい台詞言ってんな。……ふむ、しゃーねぇ、合わせるか)
RPって奴だな、と内心で呟いた庚は、すっ、と右手に持った短刀をコズエルに向ける。
「コズエル……、否、今や本当の名も忘れた天使か。……何故こんな事になったかは問わん」
――今はただ、死合うのみ。
庚の言葉が、戦いの火蓋を切る。コズエルは微笑のまま、挑戦者達を迎え撃った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年07月01日
参加申し込みの期限
2016年07月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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