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死と隣り合わせの節分 ~鬼はフジコ~
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●西野町豆腐店防衛戦
ちょうどその時、
雨崎 荒太郎
は部活の練習が終わったのでバイトに直行していた。
「よーし、これからバイト〜」
部活を終え、自転車をキコキコ鳴らしながら軽快に走っていく荒太郎。
しかしその日は、いつもと街の様子が違った。
鬼は外!!
外に行けー!?
そんな悲鳴が聞こえて、爆発音が何度も空気を震わせる。
自衛隊が出張訓練にでも来たような騒音だった。
思わず止まった荒太郎は、見かけた人に話を聞いていく。情報は断片的だったが総合していくと――。
「鬼が出てる?」
それに尽きた。
「へぇ、鬼も外で忙しいんだろうかー」
この時点での荒太郎は「まぁ節分だし、寝子島にそういう奇祭もあるんだな~」程度の感想しかなかった。
面白そうなら参加したいなーと、そんな感じだったのだ。
空飛ぶじぇのさいだー☆フジコを見るまでは。
「貴方ノ知ラナイ闇ニウェルカム!」
鬼爆弾ッ、とか言って家々に爆撃を行っている謎の存在に、荒太郎はしばし思考を放棄した。
街は炎に包まれていく。バイト先も、焼け崩れていくのが見えた。
鬼ー!?
じゃなくて、
フジコ先生みたいなのいる!!
「アイルビバックトゥーユー!!」
じぇのさいだー☆フジコが旧市街に向かうのを見て、荒太郎は慌てた。
「わゎ、このままじゃかなたん家も壊されちゃうー!」
荒太郎は力の限りペダルを漕いで、
西野町 かなえ
の家へと急いだ。
「~♪」
かなえはその日、家で豆腐作りの練習していた。
旧市街の参道商店街にある「西野町とうふ店」。その一人娘であるかなえだが、彼女自身、豆腐好きであった。
「かなたーん!」
「ん、こーたん?」
大好きなものを作っていると大好きな人が来て、かなえの表情がほころんだ。
「いらっしゃい。こーたん、そんなに慌ててどないしたん?」
出迎えると、息も絶え絶えな荒太郎がいて、かなえは不思議そうに首をかしげる。
「そ、それが――」
説☆明☆中!
「な、なんやてー! フジコ先生みたいなロボットの鬼が暴れとるー!?」
にわかに信じがたい話だった。
だがさっきから気になっていた、爆発のような空気の破裂音。
ちょっとずつ、近づいていないだろうか?
それにねこったーを確認すると、事実に違いないようだった。
被害にあったという似非外人口調の人は、撃退できたという話とその方法を記載している。
「節分だし、鬼らしく豆で追い払えるってことかな?」
「ふんふん、豆当てればやっつけられるんやね」
荒太郎とかなえは画面を読み、それぞれ納得した声を出す。
「じゃあ、豆を急いで集めないと!」
「ふふふー、ここは豆腐屋やでこーたん。豆なんか売るほど……」
そこまで言ったかなえ、ふと無言になって自分の「作品」たちに視線を戻す。
「あかん! さっきまで豆腐作る練習しとったからちょっとしか豆ない!」
「ええ、そんな! あ、でも」
荒太郎が手を打った。
「豆腐はいっぱいあるんだよねー?」
「うん、いっぱい作ったで?」
「原材料が豆なんだから、かなたんの豆腐が効くかも?」
「え、たしかに原材料は大豆なんやけどー……うーん」
一瞬迷ったかなえも、開き直ってうなずいた。
「殻付きのピーナッツやピスタチオ投げる所もあるくらいや。豆腐でもきっとだいじょうぶや! もうやるしかないな!」
「よーし、そうとなりゃガッテン!」
荒太郎とかなえは、急いで豆腐を集める作業にかかる。
「でも、そのフジコ先生似の人ってヤバそうなんやろ? 豆腐当てられるかな?」
「大丈夫。ぼくの進化したろっこんは、『モノ』には作用するみたいだからねー、念力で全力で抑え込んでみるー!」
「ホンマ? なら安し――」
次の瞬間、玄関の前で破壊音が響いた。
「!? こーたん!」
「うん、来たみたいだね。僕に任せて!」
荒太郎は緊張した笑みでかなえに笑いかけると、じぇのさいだー☆フジコと対峙しに向かった。
「悪イ子ハイネガー!」
そう言って豆腐店に入ってくるフジコの前に、荒太郎は立った。
「見ィツケタァ!」
にたり、と笑うフジコ。突風じみた恐ろしい殺気が荒太郎を包み込む。
「くっ、負けないよ!」
彼女を守る……!
その一心で荒太郎はろっこんを発動した。
「止まれぇええ!」
サイボーグが驚愕した。止める気のなかった歩みが、ぴたりと動かなくなる。
しかし――、
「フフ、面白イ!」
フジコはゆっくりと射撃兵器を荒太郎へ展開していく。
「そんな、全力を出してるのに動けるなんて!」
「竜ヲ統ベル存在ガ竜ヨリ弱イト思ッタノ?」
「い、意味が全然わからないんだけど竜を統べてるの!?」
絶体絶命だった。緩慢だが確実に、荒太郎に命の危機が迫ってくる。
「こーたん!」
そこへ、豆腐を回収し終えたかなえが到着した。
「えーい! 豆腐の角に頭ぶつけて死んでまえー!」
彼女のろっこんが発動し、投げつけられた豆腐の角がフジコロボの額に突き刺さる。
「GUOOOON!」
全身を震わすフジコから火花が散り始める。
「まだまだ! 一発でダメなら何個でもぶつけるでー! えいえいえいえい!」
豆腐が乱れ飛んだ。あらぬ方向へ飛んだ分は、荒太郎がろっこんで軌道修正しフジコへと当てていく。フジコは兵器を乱射するが、レーザーに焼き豆腐ができ、冷凍ガスは冷凍豆腐を作っていく。
明らかに出力が低下していた。
あと少しで勝利だ。
(豆腐なげるかなたん、やっぱりかわいいなぁ……)
精魂こめて作った豆腐を投げていくかなた。そん姿をちらっと見て荒太郎が頬を赤らめる。
――と。
ゴッ。
飛来した豆腐が彼の頭を強打した。
「って、ぼくにもぶつけるってそんなー!?」
元はぶつけた相手を気絶させるかなえのろっこん。
フジコが超頑丈だから忘れていたが、一発とて人が食らえばただでは済まない。
「かなたん僕は鬼じゃないよー!」
ゴッ!
ゴゴッ!
「ぎゃーす!?」
そんな悲鳴が聞こえた直後、豆腐の嵐にフジコが爆散する。
「ふー、ふー、なんとかやっつけられたぁ!」
かなえが緊張を解く。
店は守られたのだ。
「ってあー! こーたん!! おのれフジコロボめー」
流れ弾もとい流れ豆腐がヒットしたせいなのだが、かなえはじぇのさいだー☆フジコに激怒した。
「はぁ……家もちょっと散らかったし、片づけなあかんのやけど」
倒れた荒太郎へと駆け寄る。
「こーたんが起きるまで休憩や。お疲れ様、こーたん」
荒太郎を膝枕して、かなえはその頭を撫でる。
残念かな荒太郎は気絶して、この幸せな瞬間を実感できていなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
叶エイジャ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
ホラー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年08月15日
参加申し込みの期限
2016年08月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年08月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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