レモンイエローな魔法少女ドレスに身を包んだ
六月一日宮 檸檬が、艶めく真っ赤なリンゴ頭の
リンゴ・スタージンガーに向かって魔法スティックを差し向ける。
「くらえっフレッシュレモンパワー!」
ほとばしるレモン汁!
「WOW……! 変色が抑えられていきます……!」
一体何が起こっているのだろうか。
すべては神魂のせいだった。
ことの起こりは九夜山の麓、どんぐり農園さんに神魂の影響が及んだことだった。
果物狩りに来たお客さんの身体の一部が、様々な果物に変身してしまったのである!
すると木陰から小さいどんぐりさんたちがたくさん出てきて口々に言った。
「わあ、果物の精さんだ!」
「ぼくらはどんぐり農園のどんぐりの精!」
「どの果物が一番美味しいかで喧嘩になっちゃったんだ!」
「お願いだよ果物さんたち、どの果物が一番美味しいか教えてよ!」
秋と言うのは、とにかく不思議なことが起こりがち。
どんぐりさんたちは、突然現れた果物人間を、果物の精だと勘違いしているらしい。
「やれやれ。とりあえずこの農園は別の世界に切り分けといた」
テオが現れて言った。
「まあ夕方には元に戻るだろうが、せっかくだ。
おまえら、お互いを食べてみて、このどんぐりさんたちに誰が一番美味しいか教えてやれ」
今に始まったことではないが、テオ、今回も無茶振りである!
「OH! 食べられてはたまりません!」とリンゴが言った。
「食べなくたってリンゴよりレモンが美味いに決まってるじゃないか!」と檸檬が言った。
「なんということを! リンゴが最高に決まっています!」
譲れない果物愛! ……というわけでバトルが勃発してしまったのである。
巻き込まれてしまった諸君、この理不尽かつ愉快な果物狩りをエンジョイしていただきたい。
そしてどんぐりさんたちにどの果物が一番美味しいか教えてあげて欲しい。
こんにちは。
今回は素晴らしいイラストありきな果物狩りです。
他の果物に襲い掛かって食べるコメディバトルをどうぞお楽しみください!
因みに今回は、果物の生の美味しさをお楽しみいただきたいため、お料理なしでがぶりっとお願いします。
舞台は「どんぐり農園」。いろいろな果物を育てている果樹園です。
どんぐり農園さんは今、りんご、ぶどう、なし狩りのシーズンです。
どうやらどんぐり農園さんにはどんぐりの精がいたようで……?
どんぐりさん曰く1:
「果物部分を食べられちゃうとだんだん力が抜けて行って、
全部食べられるとこの世界から消えてしまうみたいです!」
※つまり元の世界に戻ってしまいます。
どんぐりさん曰く2:
「いちばん最初に食べ尽くされた果物が美味しいのか、
一番最後まで残った果物が美味しいのか、それが問題だ」
【アクションについて】
・体のどこが(一部でも全身でも可)、どんな果物に変身したか
※寝子島で獲れない果物や季節外の果物もOKです。例:パイナップルなど
※野菜か果物かは厳密には問いません。例:スイカなど
※セクシーすぎるアクションはお控えください! 例:いかんところがバナナなど
・一番美味しいと思う果物、とにかく食べたい果物
※とくになくても大丈夫です。状況に合わせてアドリブで食べたり食べられたりする場合もあります。
・衣装などにこだわりがあればそちらもどうぞ
・ろっこんは発動します
自分の果物っぽい技も1つまで利用可能です 例:フレッシュレモンパワー
※ガイドの檸檬さんの技は例なので、違う技でも大丈夫です!
コメントページで、ご自身がどの果物になるかお知らせいただけますと、
よりお楽しみいただけるかと思います。
このシナリオはお名前が果物に関係ない方も大歓迎!
それではみなさまのご参加お待ちしております。