「こ、これなんだ?」
気がつけば、体に何やら機材のようなものを身に纏っていた。
視界が悪くてよくわからなかったけど、だんだん慣れてきて、自分以外の誰かが目に入る。
「ま、まさか……?」
宇宙服を着ていた。
白くて、大きくて、内部でシュコーシュコーと謎の音がしている。
よく見ると、辺り一面何もない。
岩のようなゴツゴツした地面がひたすら広がっている。
あるのはただ、同じような人たちだけ。
「こ、ここはどこだろう」
ゆっくり一周回ると、背後に旗が立っていた。
白い旗だが、よく見るとうっすらアメリカ国旗の跡がある。
「つ、月だ!」
月でお会いしましょう、というシナリオです。
コメディチックな舞台設定です。
野暮なリアリティは今回は置いておきましょう。
神魂の影響であなたは月面にいます。
やがて時がくれば、自然と寝子島に帰ることができます。
なんとなく事情を察知できるので、慌てずに、のんびり楽しんでください。
察知できなくて慌てふためくPCさんを楽しむ、というのも可能ですが。
PCさん同士は、近くにいれば会話可能です。
電波か何かの届く範囲があまり広くないようです。
重力が地球の1/6なので、とても軽やかにふわふわ移動できます。
基本的に何もない月面ですが、こんなものがあるようです。
▼近くにあります
・宇宙船(中に有人機動ユニットがたくさん。これで宇宙遊泳できます。宇宙船自体は動くかどうか不明)
・アメリカ国旗(どこかに5本立ってます。ただそれだけ)
▼遠くにあります
・うさぎ(本当に餅つきしてます。何故か餅がヘルメットの中に瞬間移動するので食べられます)
・竹やぶ(中までいくと、かぐや姫とその家族が住んでます)
月面で幻想的なひと時を、あるいはおふざけな時間を楽しみたい方、ご参加お待ちしております。