未来――
人類は増え過ぎた人口を養うため、その居住圏を宇宙にまで伸ばしていた。
地球の周りに巨大な人工宇宙都市がいくつも建設され、人々はそこで日々を暮らすようになっていった。
宇宙寝子暦0079年――
地球から最も遠い宇宙都市ニャーゴ22はラクシーン公国を名乗り、地球共和国に独立戦争を挑んで来た。
ラクシーン公国はこの戦争のために人類初の巨大人型兵器ニャクを完成させ、戦線に送り込み、あちこちで電撃的な奇襲作戦を成功させ、共和国軍を壊滅に追いやり、戦いは公国軍の圧勝で終わるかのように思われた。
だが共和国軍もただ手をこまねいて公国軍にされるがままではいなかった。公国軍に後れを取ったものの、戦いで破壊したニャクを回収・分析するなどして、共和国製の巨大人型兵器ニャンダムを始めとする新型兵器群を完成・配備するに至った。
これで共和国軍の一大反攻が始まり、戦線は大きく押し戻される事になったが、戦いは地球圏全てを巻き込んで激化し、悪化の一途を辿り、戦況はまさに地獄の様相を呈していた。
戦争が始まって1年。各地での血で血を洗う泥沼の戦いを乗り越えて、共和国軍は公国軍主力艦隊を宇宙要塞ジーマ・コネ周辺にまで追い込み、ついに最終決戦を仕掛ける事となった。
戦場では長引いた戦いの中でたくさんの兵士の命が失われ、特に年長の経験豊かな兵士の損耗が激しく、両軍共に慢性的な兵員不足を補うために、まだ年若い少年少女たちを兵士として前線に向かわせることが珍しくなくなっていた――
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◆希望戦士ニャンダム
全国放送されたテレビアニメ
人型ロボットによる近未来宇宙戦争。映画化、グッズ展開多数
主人公の名はテオル、ライバルキャラはクローム大佐
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参加者はニャンダムの一登場キャラとなり、今回のシナリオではその散り際を描くことになります。
注意事項があるので、参加者の皆さんは必ず下記によく目を通しておいてください。
■概要
まずはじめに、今回のシナリオは夢の中のお話です。夢の中でどんな事が起こっても現実に影響を及ぼす事はありません。(目覚めたときに覚えているか忘れてしまうかは各個人の自由とします)
全ての参加者は地球共和国軍かラクシーン公国軍に属して戦う事になります。
このシナリオのコメントページで最初に発言した時のサイコロの目で所属軍が決まります。
サイコロの目の合計が偶数で共和国軍、奇数で公国軍になります。
所属はアクション内に【】で明記してください。
ただ、どんな設定にしても夢の中で『参加者は必ず死にます』。生き残ることはできません。絶望的な戦いの中でどのように考え、どのように行動するかアクションしてください。
所属軍が決まったら、さらに所属場所を決めて下さい。整備班や戦艦のクルー等ありそうな部隊なら何でも構いません。
オススメはメカ部隊のパイロットです。
パイロットになる場合は自分の操縦するメカも決めて下さい。(自分の軍の物に限る)
ちなみにニャンダムはテオルの乗る一機しか存在しないので、乗る事ができません。
代わりに簡易量産型ニャンダムが生産されているのでそれに乗る事もできます。
武装などはありそうなものを適当にアクションに書いてください。
共和国軍のメカ例
・ニャンダム(簡易量産型) 共和国軍主力ロボ。非常にバランスのとれた機体。射撃も接近も万能にこなす。
・ニャンキャノン 両肩にキャノンが付いた中距離支援型ロボ。装甲も厚く頑丈で人気がある。
・スペースサンマ― 宇宙戦闘機。ロボほど高性能ではないが動きの速さとコストの安さで多数配備されている。
・宇宙戦艦 各種メカを運んだり、補給したり砲撃で戦います。
(ニャンタンクは宇宙に対応していないので使えません)
公国軍のメカ例
・ニャク 公国軍主力ロボ。人類初の巨大人型兵器で大量に作られたが今ではやや旧式。
・ニャク改 ニャクを近代改修したタイプ。ニャクより性能が高く、クローム大佐も愛用していた。
・ブチ ロボではコストが高いため、数合わせに作られたカプセル型戦闘機。性能はイマイチ。
・宇宙戦艦 形は違いますが共和国のものと似たようなものです。
戦場
宇宙要塞ジーマ・コネ周辺。そこは大小たくさんの小惑星があり、気を付けないと衝突してしまう宇宙の難所。
またジーマ・コネは小惑星をくりぬいて作った宇宙要塞で、表面には大小たくさんの砲台を始めとする軍用設備が設置され、内部は迷路のようになっています。
■注意
アクションには必ず【】で所属軍を書いてください。
パイロットになる場合はメカ名も書いてください。
どんな設定にしても参加者は夢の中では『必ず死にます』。