寝子島漁港から少し離れた場所にある大衆食堂『うみねこ』。
5月に寝子高生達の創意工夫で新装開店して以来、様々な年代の客層が訪れ、評判の良い店となった。
七夕ゆかた祭りの屋台で海鮮かき揚げを提供したこともあり、客足は更に伸び、売り上げも若干アップ。
夫婦二人三脚で店を切り盛りしているのは、魚戸ケンゾウ、ハルコ夫妻。
夏休みに入った7月中旬頃から、定休日を返上して『うみねこ』を営業している。
新装開店以来、土日・祝日だけ店の手伝いをしている寝子高1年の鳴鏡院 総悟(めいきょういん そうご)は、夏休みの間は、帰省した日を除き毎日手伝っている。
総悟が定休日無しで営業する理由を訊ねると、ケンゾウはこう答えた。
「寝子島に帰省する奴のために、故郷の味を知ってほしいからな。夏休みということもあり、島外からわざわざ来るのもいるし」
夏休みになると寝子島を離れて生活する学生や社会人達が帰省するし、土日には、遠く離れたところから足を運ぶ客も。
特にお盆の時期は書き入れ時ということもあり、魚戸夫妻は休みなく働いているのだという。
気が付けば、8月も残りわずか。
小学生、中学生、高校生にとって、新学期が近づくもっとも憂鬱な時期だ。
(1日だけでも、ケンゾウさんとハルコさんを休んでもらいたいな……)
思い切って、魚戸夫妻に「1日だけでも休んだらどうですか?」と持ちかけた。
「
新装開店の時みたいに、お店を手伝ってくれる人を探します。慕われているお店ですから、協力を惜しむ人はいないと思います」
僕が責任を持って探します! という総悟の熱意に負けた魚戸夫妻は、1日だけ休暇を取ることに。
「食堂の仕事っていうのは、あんたが考えているほど楽なものじゃないんだよ。前に手伝ったことがあるから、わかってるよね?」
ハルコの言うことは一理あるが、総悟は、それでも休ませてあげたいと思った。
「わかっていますが、料理が得意な人でしたらレシピがわかればケンゾウさんの味の料理を作れます」
「新装開店の時に手伝ってくれたのは、料理上手なのが多かったな。坊主、そこまで言うなら、おまえにすべて任せる。食材は俺が仕入れておくが、足りない場合は調達するんだな」
「はいっ!」
その日の夜。
桜花寮に戻った総悟は、ねこったーで1日店員募集を拡散した。
【拡散】大衆食堂『うみねこ』1日店員募集。うみねこで働いてみませんか?
大衆食堂『うみねこ』の1日店員を募集しています。
就労に関する法的な細かいツッコミ無用です。
小学生、中学生の方もお気軽にご参加ください。
大衆食堂「うみねこ」
定食がウリの大衆食堂。丼、刺身の盛り合わせといった海の幸メニュー充実。メニューの一部
・豚の生姜焼き温泉卵乗せ
・海鮮かき揚げ丼(寝子高生考案メニュー「海の幸かき揚げ丼」)
・魚介ばくだん丼
・海鮮生春巻き
・うみねこシーフードカレー(ウミネコの形をした容器に盛られている小さな子供、甘口好み客向け)
・俺のシーフードカレー(大きなウミネコの形をした容器に盛られている大盛り中辛カレー)
高齢者のことを考えたバリアフリーの店内で、壁に魚や貝といった海産物の絵が描かれています。
壁際には4人掛けの折り畳みテーブルと簡易椅子が3組。
3つのテーブルのどこかにウミネコの絵が描いてあります(発見すると、いいことあるかも?)
小上がりのお座敷にはクジラ、イルカ、カメのかたちの食事用座卓が。
各テーブルには海をイメージしたメニューの写真付きのお品書きが。
壁には、流木を模した引っ掛け板にメニューが書かれたお品書きあり。
営業時間
11:00~14:00、17:00~21:00(14:00~17:00は準備中)
定休日:月曜日(7月中旬から無休で営業。9月上旬より通常営業)
経営者
魚戸ケンゾウ(75歳)
大衆食堂『うみねこ』店主。
威勢の良い江戸っ子気質の料理人で気さくな親父。
「おやっさん」と慕われている。
魚戸ハルコ(71歳)
テキパキ動く、元気でふくよかなおばちゃん。
多くの注文を聞き取ることができる耳を持つ。
うみねこではひとりで接客をこなしている。
業務内容
調理うみねこの全メニューを作ってもらいます。厨房には業務用クーラーがあります。
七夕ゆかた祭りの屋台で評判だった『一口海鮮かき揚げ』も作ってもらいます(ケンゾウの要望)
ホットケースがありますので、そこにテイクアウト用の一口海鮮かき揚げを入れてください。
メニューのレシピは、ケンゾウ手書きのメモに書いてあります。
これを参考に作ってください。
調理補助
料理の盛り付け、皿洗いといった裏方全般。
接客
総悟と一緒にお水を運んだり、注文を聞いたり、料理を運んだり、お客さんを席に案内したり、テーブルを片付けたりします。
1日のスケジュール
・9時:うみねこ前集合。仕事分担ミーティング
・10時:開店前の店内清掃、調理の下拵え等の開店準備
・11時:開店
・14時~17時:準備中(休憩、17時開店の準備等)
・17時:開店
・21時:閉店。店内、厨房の清掃
・すべての業務が終わったら解散。
どの業務を担当するかは、なるべくコメントページで宣言してください。
調理に必要な食材はケンゾウが用意してくれますが、足りなくなった場合はスーパー等で調達してください。
その他
お子さんが気になる保護者の方は、客としてうみねこに行く、店の外でこっそり様子を窺うといった行動が可能です。お孫さんが気になるおじいちゃん、おばあちゃん。お友達、兄弟姉妹が気になる方も同様の行動が可能です。
七夕ゆかた祭りシナリオに登場していたNPCの何人かは、屋台に出していた海鮮かき揚げを食べに来るようです。
ばったり会った、誘ったというかたちで絡むことができます。
リアクション登場可能NPC
野々 ののこ
七夜 あおい
剣崎 エレナ
串田 美弥子
北風 貴子
海原 茂
鷹取 洋二
南波 太陽
芽森 菜々緒
魚戸夫妻は旧市街の温泉旅館に一泊し、翌日の営業に間に合うように帰ってくる予定です。
総悟は泊まって留守番をしますので、一緒に泊まることもできます。
お菓子やジュース、携帯ゲーム等の持ち込みは可能ですが、未成年の喫煙飲酒はNGです。
皆様のご参加、お待ちしております。