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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
合同コンパVS巨大イカ
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九夜山の頂上付近にある三夜湖。
普段は静かなところだが、この日は少し騒がしかった。
「…本当に集まるんですね、この企画」
少し不安そうに久保 直也は聞いた。
彼は様々な企画を引き受ける会社の一プロジェクトリーダーだ。
しかも彼、人が良いからと、次々にやっかいごとを持ち込まれる。
「だから言ったでしょう？ 何か文句あるかしら？」
直也の態度に不満があるのか、パンツスーツ姿の女性が答える。
彼女は大橋 織江。直也のいる会社に引き抜かれた人物だ。
目的の為には手段を選ばない人だが、社風が合ったとかなんとか。
（まぁ…人がいる以上、イベントにはしますが…）
直也の不安とは裏腹に充分な参加者に恵まれた。
この日準備したのはバーベキューと宝探しの二種だ。
来た順に番号の書いた紙を渡し、番号と合致するところのバーベキューを楽しんでもらう。
程良く談笑した後に宝探しを行い、ペアスイーツ券などを賞品として今後の展開に期待する。
宝探しを推した織江によると、ボートが乗れる男性が一押し、だとか。
「ふふふ…。いい男、探すわよぉ…」
牛の乳を搾る様に手を動かしながら呟いている織江。
相手を選り好みしすぎて婚期を逃したというのは前の職場から漏れ伝えられていた。
見えていても、見えていないふりをするのが直也と言う男である。
「皆様、お忙しい所お集まりいただき、誠にありがとうございます」
会場に集まった人達にイベントではお決まりの挨拶を入れる直也。
普段はNoと言えない日本人だが、その時ばかりはプロになる。
「本日は皆様に歓談を楽しんでいただくほか、ちょっとしたイベントを用意しました。ぜひ楽しんでください」
そして素敵な出会いを、と締められた挨拶でバーベキューが始まる。
その一方、宝探しの準備も裏で進んでいた。
「グループの数だけ宝箱を用意するんですよね？ 結構あるなぁ…」
宝探し用の宝箱を三夜湖に浮かせる形にし、グループそれぞれで宝箱を目指す。
割と頑丈な宝箱で、中身に浸水はしないのだとか。
その上、大きなイカまで用意して…。
「ん？ イカ？ あんなに大きいの、用意してたっけ？」
自分の二倍はあろうかと言う、巨大なイカの置物が設置されているのを見る。
艶々とした表面に所々黒くなっている。作った人の拘りが見えるというものだ。
「織江さんの熱にでもやられたかな？ はは、いいコンビになりそうだ」
そう独り言をつぶやく従業員が準備を終え、報告メールを取った時の出来事だった。
不思議な浮遊感と胸のあたりに縄で縛られたような感覚が従業員を襲う。
困惑から後ろを振り返ると、巨大なイカが体を持ちあげていた。
気が付いてから声を上げる暇はなく巨大イカが従業員を森へと投げつけた。
従業員がそんな事になっているとはつゆ知らず、イベントに精を出す直也。
イベントの事よりもいい男がいないか物色している織江。
休日の寝子島、出会いを求めて集うこのイベントであなたはどうしますか？
普段は静かなところだが、この日は少し騒がしかった。
「…本当に集まるんですね、この企画」
少し不安そうに久保 直也は聞いた。
彼は様々な企画を引き受ける会社の一プロジェクトリーダーだ。
しかも彼、人が良いからと、次々にやっかいごとを持ち込まれる。
「だから言ったでしょう？ 何か文句あるかしら？」
直也の態度に不満があるのか、パンツスーツ姿の女性が答える。
彼女は大橋 織江。直也のいる会社に引き抜かれた人物だ。
目的の為には手段を選ばない人だが、社風が合ったとかなんとか。
（まぁ…人がいる以上、イベントにはしますが…）
直也の不安とは裏腹に充分な参加者に恵まれた。
この日準備したのはバーベキューと宝探しの二種だ。
来た順に番号の書いた紙を渡し、番号と合致するところのバーベキューを楽しんでもらう。
程良く談笑した後に宝探しを行い、ペアスイーツ券などを賞品として今後の展開に期待する。
宝探しを推した織江によると、ボートが乗れる男性が一押し、だとか。
「ふふふ…。いい男、探すわよぉ…」
牛の乳を搾る様に手を動かしながら呟いている織江。
相手を選り好みしすぎて婚期を逃したというのは前の職場から漏れ伝えられていた。
見えていても、見えていないふりをするのが直也と言う男である。
「皆様、お忙しい所お集まりいただき、誠にありがとうございます」
会場に集まった人達にイベントではお決まりの挨拶を入れる直也。
普段はNoと言えない日本人だが、その時ばかりはプロになる。
「本日は皆様に歓談を楽しんでいただくほか、ちょっとしたイベントを用意しました。ぜひ楽しんでください」
そして素敵な出会いを、と締められた挨拶でバーベキューが始まる。
その一方、宝探しの準備も裏で進んでいた。
「グループの数だけ宝箱を用意するんですよね？ 結構あるなぁ…」
宝探し用の宝箱を三夜湖に浮かせる形にし、グループそれぞれで宝箱を目指す。
割と頑丈な宝箱で、中身に浸水はしないのだとか。
その上、大きなイカまで用意して…。
「ん？ イカ？ あんなに大きいの、用意してたっけ？」
自分の二倍はあろうかと言う、巨大なイカの置物が設置されているのを見る。
艶々とした表面に所々黒くなっている。作った人の拘りが見えるというものだ。
「織江さんの熱にでもやられたかな？ はは、いいコンビになりそうだ」
そう独り言をつぶやく従業員が準備を終え、報告メールを取った時の出来事だった。
不思議な浮遊感と胸のあたりに縄で縛られたような感覚が従業員を襲う。
困惑から後ろを振り返ると、巨大なイカが体を持ちあげていた。
気が付いてから声を上げる暇はなく巨大イカが従業員を森へと投げつけた。
従業員がそんな事になっているとはつゆ知らず、イベントに精を出す直也。
イベントの事よりもいい男がいないか物色している織江。
休日の寝子島、出会いを求めて集うこのイベントであなたはどうしますか？
ゲームマスターより
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2014年05月30日
- 参加申し込みの期限
-
- 2014年06月06日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2014年06月06日 11時00分
●●●舞台・背景●●●
合コンと銘打っておりますが、要はバーベキュー＆宝探しを行ないます。
宝は湖に浮かぶ宝箱です。数が限られてるので早い者勝ちです。
グループごとにボートに乗って取りに行きましょう。
宝探しをする時に巨大イカが襲ってきますのでご注意を。
道具を駆使して解決するもよし、ろっこんを使って解決するもよし。
地図で言うと『E-5』あたりになります。
場所が場所なだけにあまり人の目は多くありませんし丁度見えないようなところでの戦闘になりますが、
目撃される可能性があります。ご注意ください。
●●●特殊ルール●●●
一緒にボートに乗るグループは1グループ、おおよそ4人ぐらいです。
男子だけ、女子だけ、すでに恋人同士の組み合わせもありです。
友人同士でグループ行動したい場合はGA（グループアクション）をご使用ください。
個人で参加の場合は、マスターが組み合わせます。
また、グループ内外問わず見知らぬ男女、男同士、女同士が出会ったり、ロマンチックになるかも知れません。
新しい方々との交流を深めたい方、キャラクターの新たな一面を切り開きたい方、よろしければ括目ください。
●●●登場人物●●●
・久保 直也（くぼ なおや）
学年・職業：会社員（イベント企画会社、一プロジェクトリーダー）
年齢 ：27歳
性格 ：NOと言えない日本人代表。フツウではない事を何度か目撃した事があるため抵抗がある。
関係理由 ：大橋から依頼を受け、準備・進行を勤める事になる。恋愛経験は皆無。
・大橋 織江（おおはし おりえ）
学年・職業：会社員（イベント企画会社、偉い人）
年齢 ：29歳
性格 ：女子力をどこかにおいてきた肉食系女子。ファッション雑誌でイケメンをチェックするのが日常。
関係理由 ：首謀者。転職後の一番最初のプロジェクトは好きにしていいと言われ、合コンを企画。
●●●敵情報●●●
以下の情報はプレイヤーのみが知ってる情報として、アクションに活用してください。
仮称 ：巨大イカ
性質 ：近付く者に対して足を使い、攻撃を加える者にはイカスミで攻撃をします。
絡みついたりはしませんが、手足より体を狙ってくるようです。
大きさ：大人の人間の2倍ほど。足は大人の足程にある様子。
数 ：1体
弱点 ：何故か女性に対しては攻撃が多少和らぎます。
服装によって和らぐ度合いが違う様子。
注意 ：倒せないと食べられません。
●●●その他●●●
Ｑ：俺、合コンになんか参加しねぇけど
Ａ：問題ございません。山で修行していたニンジャーでも、牛乳を買いに来て迷った方でも構いません。
Ｑ：水中戦は苦手なんだけど…。
Ａ：弱点は女子ですので、前線に女子を立たせて男子は遠距離攻撃が望ましいかも知れません。
ちなみに、男の娘で効くかどうかはお試しください。
Ｑ：突然ですけど、イカって美味しいですよね。
Ａ：そうですね。あ、こんな所にバーベキューセットが…。