とあるひまわり畑に、何処からやってきたのか1匹のハムスターがいた。
まるで人のように二足歩行し、地面に落ちている種を拾い食べる。
もぐもぐと種を食べてはまた拾いに四つん這いになってよたよたと走り出す。
二足歩行よりも四つん這いが苦手とは不思議なハムスターだ。
……まるで、ハムスターの体に人間の魂が入っているかのように。
そのハムスターの前方で、もさもさとひまわりを揺らす少年がいた。
人間のはずなのに、必死にひまわりの種を求めている。
後方のハムスターのように、ひまわりの種を手に入れては口に運んでいる。
……まるで、人間の体にハムスターの魂が入っているかのように。
その不思議な少年の姿を見て、ハムスターはビシリと動きを止める。
そしてこれまた人間のように肩をわなわな震わせると、少年に負けじと別のひまわりに登った。
その小さな体で、ゆさゆさとひまわりを揺らす。
ぽとりと1粒の種が落ちた。
ハムスターは少年が拾ってしまう前にと、急いで種を拾う。
その種は、黄金色をしていた。なぜか薔薇の匂いがする。
そしてハムスターがそれを食べると……。
さっきまでひまわり畑にいたハムスターの体にはハムスターの魂が、
ひまわり畑にいた少年の体には少年の魂が戻った。
「やっと元に戻れたのか……体乗っ取られたまま街に向かってたらと思うと、ぞっとするな」
少年は、深い溜息をついた。
こんにちは、鳴葉ゆらゆです。
よろしくお願いいたします。
【概要】 深夜2時に、ひまわり畑のハムスターと魂が入れ替わりました
今、自分の体はハムスターの魂が入った状態です
起きていた場合はすぐにでも深夜徘徊が始まります
早めに黄金色の種を探して下さい
【舞台】 寝子島(九夜山の麓)のとあるひまわり畑
【時間】 夜(深夜2時)
【アクションについて】
○必ず、ハムスター姿の自分の行動をアクションに書いて下さい
○自分(体)のアクションは書いても書かなくても構いませんが、中身はハムスターの魂なのでどうなるか分かりません
どうしても自分の体が○○になったら困る! という方は、その旨をアクションに書いて下さい。できるだけ考慮します
○ハムスターと魂が入れ替わった時点からスタートします
スタートして早々に種を見つけて食べて元に戻った人をPCは見て仕組みを理解します
○ハムスターと体が入れ替わっています
自分(体)の中にハムスター(魂)、
自分(魂)はハムスター(体)の中にいます
ひまわり畑から黄金色の種を探して食べないと、元に戻れません
○ハムスターの姿だと、普通のひまわりの種が落ちているのを見ると欲しくなくても食べてしまいます
人間の姿のハムスターも、視界に人間の食べ物(例:おにぎり)が入ると、ついつい食べてしまいます
○ろっこんはハムスターの姿でもできる発動条件なら使えます
○見た目はハムスターですが、人間の言葉を喋れます
○ハムスターになる前に、人間の体がどこで何をしていたかは、アクション次第です。自由に決めて書いて下さい
【黄金色の種について】
○割と簡単に見つかるので、見つけ方を自由にアクションに書いてください
○黄金色の種は1つ食べれば元の体に戻れます
○ハムスターは視力が弱いので、目の前まで近づかないと黄金色かどうかわかりません。がんばって探しましょう
○黄金色の種は、薔薇の匂いがしますので、それも参考に探して下さい
ご参加お待ちしております。