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- 00月00日生 00歳
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寒い日が続きますが、ホットなチョコなどいかがでしょう？
それは２月14日の深夜のこと。
恋人から、特別な人から、友人から、家族から。
もらったチョコを食べて、心身ともにあまーいチョコで満たされて眠りについたからでしょうか。
その夜見た夢は、チョコの香り漂う不思議なものでした。
「ほっほーう。われながら、これはまた、けったいな夢を見たものじゃ」
独り言をつぶやきながら、片夏 阿呂江は町なかをそぞろ歩きます。
大通りに面した店は、どれも何かしら、チョコを題材にした品をショーウィンドウに飾っていて、とても華やかで阿呂江の目を引きつけました。
その中から何点か、気に入った品を買い求めて笑顔の店員に送り出された阿呂江が、さあ次はどこに行こうかと視線を巡らせたときです。
風が何やら一際甘い香りを運んできて、それが阿呂江の鼻に引っかかりました。
クンクンと鼻を利かせて匂いを頼りに進んでいくと、路地の奥にかわいらしい、和風のお店がちょこんとありました。
『手作り甘味処』と草書で書かれた四角い赤のれんが、とてもおしゃれです。
店の前に飾られた、あんみつやお汁粉、わらびもち、チョコパフェなどの商品サンプルも、どれもおいしそう。
それを目にした阿呂江は、なんだかおなかが空いているような気がしてきました。
考えてみれば、ずいぶん長いこと町を歩いて、店を眺めていましたが、その間何も口にしていません。
「ふむ。ここで一休みするのもいいじゃろ」
のれんをくぐって店に入った阿呂江を見て、店員たちが声をそろえて「いらっしゃいませー」と元気よく迎えます。みんな、フリルのエプロンを付けた和装をしていておしゃれで、中にはケモ耳や尻尾を付けた者もいました。本物そっくり……いいえ、もしかすると本物なのかも？
「うむ。馳走になるぞ」
店の雰囲気を気に入って機嫌よく案内される席につくと、すぐに目の前に甘い香りのする飲物を置かれました。
これは？ と見上げる阿呂江に、運んできた店員が笑顔で説明をします。
「本日限定、お店のサービスです。チョコが苦手でなかったら、ぜひどうぞ」
店員は「またあとでお伺いに来ますね」と、会釈をしてテーブルから離れて行きました。
あらためて見たチョコのホットドリンクの上には、白い猫の形をした物がぷっかり浮かんでいます。
食べてみると、それは甘い焼きメレンゲでした。
カシュッと音がして、ふんわりしたほのかな甘みが口内に広がります。
「うまい」
ホットチョコも、甘すぎず、後味も良くて、少し柑橘の味のするところが美味でした。
笑顔で舌鼓を打ち、これなら他の物も期待できそうだとさっそくメニューを引き寄せて中をのぞき込んだ阿呂江の後ろの席では。
「うん。おいしい」
チョコレートケーキを注文した鴻上 彰尋が、運んできた店員の七夜 あおいに向かって笑顔を見せていました。
そしてまた別の席では。
「ふーん。すごくリアルですね、これ。ほんとに大福？」
シオ・レイゼルオークが、テーブルに置かれたハムスター大福を、まじまじと見ていました。
いろいろな角度からじーーーーっと観察していると、なんだか、ぷるぷる震えているような……。
（いや、頼んだのはゼリーじゃないですよね）
ツン、と試しに爪先でつっついてみると、ついに感極まったという様子で、左の１匹がぴょんっと皿から飛び出しダダダーーーっと逃げていきました。
「わーーーーっ！！ 脱走！？」
「あっ、すみません！ それ、うちの看板ハムスターです！」
どうやらこっそり盗み食いしたのがバレないように、相方の大福のふりをしていたよう。
そんな不思議なことも起こる店ですが、味は保証のお店です。
ホットチョコを飲んだり、甘味を食したり。
寒い日の続く中、夢の中ですが、ほっこり一息ついていきませんか？
恋人から、特別な人から、友人から、家族から。
もらったチョコを食べて、心身ともにあまーいチョコで満たされて眠りについたからでしょうか。
その夜見た夢は、チョコの香り漂う不思議なものでした。
「ほっほーう。われながら、これはまた、けったいな夢を見たものじゃ」
独り言をつぶやきながら、片夏 阿呂江は町なかをそぞろ歩きます。
大通りに面した店は、どれも何かしら、チョコを題材にした品をショーウィンドウに飾っていて、とても華やかで阿呂江の目を引きつけました。
その中から何点か、気に入った品を買い求めて笑顔の店員に送り出された阿呂江が、さあ次はどこに行こうかと視線を巡らせたときです。
風が何やら一際甘い香りを運んできて、それが阿呂江の鼻に引っかかりました。
クンクンと鼻を利かせて匂いを頼りに進んでいくと、路地の奥にかわいらしい、和風のお店がちょこんとありました。
『手作り甘味処』と草書で書かれた四角い赤のれんが、とてもおしゃれです。
店の前に飾られた、あんみつやお汁粉、わらびもち、チョコパフェなどの商品サンプルも、どれもおいしそう。
それを目にした阿呂江は、なんだかおなかが空いているような気がしてきました。
考えてみれば、ずいぶん長いこと町を歩いて、店を眺めていましたが、その間何も口にしていません。
「ふむ。ここで一休みするのもいいじゃろ」
のれんをくぐって店に入った阿呂江を見て、店員たちが声をそろえて「いらっしゃいませー」と元気よく迎えます。みんな、フリルのエプロンを付けた和装をしていておしゃれで、中にはケモ耳や尻尾を付けた者もいました。本物そっくり……いいえ、もしかすると本物なのかも？
「うむ。馳走になるぞ」
店の雰囲気を気に入って機嫌よく案内される席につくと、すぐに目の前に甘い香りのする飲物を置かれました。
これは？ と見上げる阿呂江に、運んできた店員が笑顔で説明をします。
「本日限定、お店のサービスです。チョコが苦手でなかったら、ぜひどうぞ」
店員は「またあとでお伺いに来ますね」と、会釈をしてテーブルから離れて行きました。
あらためて見たチョコのホットドリンクの上には、白い猫の形をした物がぷっかり浮かんでいます。
食べてみると、それは甘い焼きメレンゲでした。
カシュッと音がして、ふんわりしたほのかな甘みが口内に広がります。
「うまい」
ホットチョコも、甘すぎず、後味も良くて、少し柑橘の味のするところが美味でした。
笑顔で舌鼓を打ち、これなら他の物も期待できそうだとさっそくメニューを引き寄せて中をのぞき込んだ阿呂江の後ろの席では。
「うん。おいしい」
チョコレートケーキを注文した鴻上 彰尋が、運んできた店員の七夜 あおいに向かって笑顔を見せていました。
そしてまた別の席では。
「ふーん。すごくリアルですね、これ。ほんとに大福？」
シオ・レイゼルオークが、テーブルに置かれたハムスター大福を、まじまじと見ていました。
いろいろな角度からじーーーーっと観察していると、なんだか、ぷるぷる震えているような……。
（いや、頼んだのはゼリーじゃないですよね）
ツン、と試しに爪先でつっついてみると、ついに感極まったという様子で、左の１匹がぴょんっと皿から飛び出しダダダーーーっと逃げていきました。
「わーーーーっ！！ 脱走！？」
「あっ、すみません！ それ、うちの看板ハムスターです！」
どうやらこっそり盗み食いしたのがバレないように、相方の大福のふりをしていたよう。
そんな不思議なことも起こる店ですが、味は保証のお店です。
ホットチョコを飲んだり、甘味を食したり。
寒い日の続く中、夢の中ですが、ほっこり一息ついていきませんか？
ゲームマスターより
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2025年02月16日
- 参加申し込みの期限
-
- 2025年02月23日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2025年02月23日 11時00分
こんにちは。またははじめまして。寺岡といいます。
よろしくお願いいたします。
片夏 阿呂江さま、鴻上 彰尋さま、シオ・レイゼルオークさま。ガイドへのご登場ありがとうございました。
こちらはあくまでもイメージですので、参加いただける場合は、ご自由にアクションをお書きください。
今回のシナリオは、甘味処のお店で甘い物を食べて楽しもうというものです。
和風のお店ですがホットチョコドリンクを出したり、パフェもあったりして、甘味であれば何でもあります。どんな注文をしても、出てくるでしょう。そしてそれらは全部、店員さんの手作りです。
ＮＰＣについて
夢なので、お好きなＮＰＣを店員として出すこともできます。
（登録済みＮＰＣなら特定のマスターが扱うキャラクターを除き、基本的に登場可能です）
反対に、ご自身が店員となってＮＰＣを接客することもできます。
Ｘイラストのキャラクターを描写する場合、
ＰＣとＸキャラの２人あわせて「１人分」の描写なので、無関係の行動などはお控えください。
※Ｘキャラだけで１人分の描写とすることも可能です。
その場合は、ＰＣさん自身は描写がなく、Ｘキャラだけが描写されます。
Ｘキャラのみの描写をご希望である旨を、アクションにわかるようにご記入ください。
※Ｘキャラをご希望の場合は、口調などのキャラ設定をアクションに記載してください。
Ｘキャラ図鑑に書き込まれている内容は、そのＵＲＬだけ書いていただければ大丈夫です。
以上です。
それでは、皆さんの個性あふれるアクションをお待ちしております。