がたん、ごとんと規則正しく刻むリズムが心地よい。
車窓の向こうを覗けば、星々が夜の街のネオンサインのように灯り、きらめいている。
列車は銀河をゆく。数々の恒星たちに見送られながら、宇宙塵の集まったガス雲を通り抜け、併走する非周期彗星をいっときの旅の共とし、大質量ブラックホールの重力から逃れ、果てを目指してひた走る。
ぽっぽおう、と響かせる汽笛に、乗客・
倉前 七瀬は指を差し、
ウォルター・Bはどれどれと窓の外を覗き見る。
「見てください、ウォルターさん! 不思議な星がありますよ」
「へぇ、なんだか美味しそうな星だねぇ」
「ウォルターさんも、思ったとですか。僕もです」
いつから乗っていたのか、分からない。いつのまにやら車内に向かい合って腰かけていた。
ぽつりぽつりとまばらな乗客たちはいずれも寝子島からの旅人のようだ。流れる星々の輝きに見とれ、その不可思議について他愛ない談笑に興じている。
「切符を拝見しますにゃ~」
「おや」
てくてくとやってきた猫の車掌が、前足で七瀬とウォルターの胸元を差した。
「これが切符?」
「はいですにゃ~」
気づけば提げていたペンダントには、それぞれに思い入れあるモチーフがあしらわれている。
切符を確認した猫車掌が行ってしまうと、車内アナウンスが流れた。
「──まもなく、『本だらけの星』に到着いたしますにゃ。停車時間は1時間。忘れものと乗り遅れにお気をつけて、観光をお楽しみくださいにゃ」
「本だらけの星! 楽しそうですよ、ウォルターさん!」
「せっかくだし、降りてみようかぁ」
銀河を巡る列車の旅。
あなたはどんな星に降り立ち、何を目にするだろうか。
こんにちは、寺岡です。よろしくお願いします。
倉前 七瀬さん、銀河キラキラ☆キャンペーンのご当選、おめでとうございます。
アクションはガイドによらず、ご自由にお書きください。
概要
いつのまにやら、銀河を走る鉄道に乗車していたあなた。
鉄道は煙を噴き上げながら星々を巡り、物珍しい惑星、素敵な惑星、危険がいっぱいでスリル満点の惑星など、
特徴ある惑星に停車します。
皆さんは切符代わりに、ペンダントを首に提げています。
それぞれ、皆さんに縁あるモチーフがあしらわれたペンダントです。
失くしたら列車に乗れなくなってしまうので、大切にしてください。
皆さんは、
・乗客として列車に乗り、観光を楽しむ
・惑星の住人として、不思議な暮らしを楽しむ
・車掌として、乗客をもてなす
・列車に乗り遅れそうになって、急いで戻らなきゃ!と奮闘する
などなど、アクションは自由にどうぞ。
停車する星は、自由に考えて構いません。
星を訪れるお客さんでも、その星に住んでいる住人となってもOK。
例として、以下のような星があります。
<本だらけの星>
銀河中のあらゆる書籍が集う、と言われる惑星。
そこらじゅうに図書館のような建物が並んでいて、ぎっしりと本が詰め込まれています。
言葉が分からない本は、車掌猫にお願いすれば翻訳してもらえます。
気に入った本があれば、購入することもできます。
<水の星>
陸地がない、水だけの星。
水には酸素が溶け込んでおり、呼吸することができます。
多種多様で彩り豊かな魚型生物が泳いでいて、とっても綺麗。
人魚っぽい住人もいて、意思の疎通が可能です。
<グルメの星>
銀河に存在する宇宙グルメを、選りすぐりの宇宙シェフが調理し、食べさせてくれます。
お肉やお魚、野菜、フルーツなどなど、皆さんにも分かるメニューもあれば、
なんだかよく分からない謎のメニューもたくさん。
食べればどれも絶品です。
その他にも、様々な星へ降り立つことができるでしょう。
銀河の果てまで到着すると、まるで夢が終わるように寝子島へ戻ることができます。
旅の途中で手に入れたものは、あまり危険なモノでなければ、持ち帰ることもできるでしょう。
不思議な旅をお楽しみください。
NPCについて
登録済みのNPCなら、特定のマスターが扱うキャラクターを除き、基本的に誰でも登場可能です。
Xイラストのキャラクターを描写する場合、
PCとXキャラの2人あわせて「1人分」の描写なので、無関係の行動などはお控えください。
※Xキャラだけで1人分の描写とすることも可能です。
その場合は、PCさん自身は描写がなく、Xキャラだけが描写されます。
Xキャラのみの描写をご希望である旨を、アクションにわかるようにご記入ください。
※Xキャラをご希望の場合は、口調などのキャラ設定をアクションに記載してください。
Xキャラ図鑑に書き込まれている内容は、そのURLだけ書いていただければ大丈夫です。
以上です。
ご参加をお待ちしています!