5月某日。
その日、
邪衣 士は突然湧き出した抗いがたい衝動に耐えていた。
(俺は今、猛烈に……誰かに甘えたい!!)
人肌恋しい、などという生易しいレベルの衝動ではない。
甘えたい。甘やかされたい。むぎゅっと抱き締めてほしい。優しい励ましを耳元で囁かれながら、頭を撫でられたい。甘やかされたい!
高身長かつ筋肉質でがっちり体型な士が、往来でそのような欲求を口にしては奇怪なことこの上ないと自分でも分かっているし、どうにか耐え忍んでいるのだが、いつまで耐え切れるものか。
(ああっ。誰かいないか!? 黙って俺を甘えさせてくれる、女神のような……いや、この際男でも構わん!)
節操の無さは、要するに神魂の影響なのだった。
現象は寝子島中に広がっていった。
奇しくも現象が現れたのは、母の日だった。
甘えたい、甘やかしたい……そんな欲求が家族や友人、恋人間で噛み合うこともあれば、不幸にも噛み合わないこともあった。
(むうっ!? 何故だか私は今、猛烈に誰かを甘やかしたい……!!)
津止 孝道の瞳が衝動に悶える士の姿を捉え、ぎらりと輝いた。
限界まで抗ってみるもよし。あるいは衝動にまかせ、甘え・甘やかしてくれる誰かを探すもよし。
今、寝子島に、愛の嵐が吹き荒ぶ。
こんにちは。網と言います。いつも執筆が遅くてごめんなさい。
どうぞよろしくお願いします。
邪衣 士さん、ガイドに登場してくださりありがとうございました。
ガイドはあくまでサンプルのようなものですので、もしご参加いただける場合は、自由にアクションをおかけください。
今回、寝子島に広がっている現象は、
「誰かに猛烈に甘えたくなる」
「誰かを猛烈に甘やかしたくなる」
です。
神魂の影響が出ると、誰かに抱きしめられたくなったり、優しくなでなでされたくなったり、
逆に抱き締めてなでなでしたくなったりします。
対象は異性だったり同性だったり、いろいろです。
この衝動はわりと抗い難い強さですが、頑張れば耐えることもできるかもしれません。
お一人の場合は、PCさん同士や通りすがりの誰かに甘えたり甘やかされたりします。
GAを組めば、決まった相手を甘やかしたり甘やかされたりできます。
中には影響が出ない人もいるでしょう。
自由な発想でアクションをおかけください。
なお描写する日は、母の日当日かあるいはその前後一週間程度になります。
母の日関連のアクションもOKです。
NPCについては、特定のマスターさんが扱うキャラクターを除き、基本的に誰でも登場可能です。
Xキャラもご自由にどうぞです。
NPCやXキャラへ盛大にフェチ心を伝えてしまうのもよし。
あるいはNPCやXキャラのフェチなところを聞くこともできるかも?
それでは、楽しいアクションをお待ちしております。
どうぞお気軽にご参加ください。