この世界がどんなに息の詰まるようなものでも、空想の世界に想いを馳せれば風が吹きはじめる。
本をひらけば文字が躍り出し、物語の中へと吸い込まれていくのです。
本が好きな者にとって、4月といえばこれを忘れてはいけません。
サン・ジョルディの日。
男女が花や本を贈りあう、あの大切なイベントです。
シーサイドタウンにある大きな本屋『シマリス書店』。
そこでアルバイトをしている
御剣 刀は、サン・ジョルディの日に向けて忙しくしています。
「もっと目立つポップがほしいな」
「さすが御剣くん! キャンペーンまでに、どうにかしてね♪」
声をかけてきたのは、店員の浜西 冬子(はまにし ふゆこ)。
どうやらサン・ジョルディの日のキャンペーンが始まるらしい。
うーむと考え込む刀。
「最近は男女だけじゃなくて、親子や友人の間でも本のプレゼントがあるんだよな……」
「さすが御剣くん! この日は『子ども読書の日』ということも忘れずにね♪」
やれやれ忙しくなりそうだと気合いを入れる、さすがの御剣くんでした。
♡
その頃、花屋さんも慌ただしくしています。
寝子島駅前ロータリーにある『フラワーショップ花咲里』では、
花咲里 月桂が張り切っていました。
「サン・ジョルディの日といえば赤いバラですけど……」
ひ弱で人見知りなものの前向きな月桂。
ポスターも赤いバラも準備が整ってきているようです。
「すみませーん」
早速お店に入ってきたお客さんに、声をかけられます。
「プレゼントにしたいんだけど、やっぱりバラでなきゃダメかな? 他にオススメありますか?」
なんて尋ねられたら、ついつい嬉しくなってしまうのが花屋さん。
「バラも素敵ですけど、他の花でもきっと喜んでもらえると思いますわ。ご案内しますので、こちらどうぞ」
いつかプレゼントしてくれる人が現れないものかな……なんて心の隅でちょっと思いつつ、今日もお店のため頑張る月桂なのでした。
さて、あなたにとってのサン・ジョルディはどのような一日になるでしょうか。
御剣 刀さん、花咲里 月桂さん、ガイド登場ありがとうございます。
もしご参加いただける際は、ガイドはイメージですのでご自由にアクションをおかけください。
サン・ジョルディの日をテーマとして、その日の前後を描く日常フリーシナリオです。
サン・ジョルディの日は、「本の日」と呼ばれています。
スペイン・カタルーニャ地方の、男女が赤いバラなどを贈りあう祝日と結びついて、男性は女性に赤いバラを贈り、女性は男性に本を贈るというイベントが行われるようになりました。
ですが、家族や友人と本を贈りあうのも楽しそうですし、子ども読書の日でもあります。自由な発想でお楽しみください。
描かれる場所は、書店や花屋に限りません。
本を読んだり贈ったりする、すべての場所がアクションの舞台となります。
〇アクション例
・書店で客として本を選んだり買ったり。
・書店で店員として本を売ったり相談に乗ったり。
・花屋で客として花を選んだり買ったり。
・花屋で店員として花を売ったり包装したり。
・図書室や図書館でお勧めの本を尋ねる、相談に乗る
・プレゼントを渡す、もらう
などなど、本や花に関わることなら星幽塔が舞台でも構いません。
〇登場NPC
登録済みのNPCなら、特定のマスターが扱うキャラクターを除き、基本的に誰でも登場可能です。
また、Xイラストのキャラクターも描写することができます。
口調などのキャラクター設定は、アクションに記載してください。
Xキャラ図鑑に書き込まれている内容は、そのURLだけ書いてもらえれば大丈夫です。
○シマリス書店について
営業時間 10:00~21:00
地下1階から8階まである大きなビルが丸ごと本屋になっています。
漫画から洋書まで幅広く扱っており、立ち読みにもそれなりに寛容。
アルバイト募集中(高校生可)
それでは、皆様のご参加をお待ちしています。