九夜山の、人里離れた森の奥。
けもの道を進んだその先に、眠るように佇む廃墟がある。
地図にも記されていない、古く壊れそうな図書館だ。
その図書館は訪れようと探しても見つからず、
諦めたころにひょんなことから姿を現す。
そんな噂がまことしやかにささやかれていた。
けれど、島民たちは半信半疑。
"オレは森には詳しいが、そんな建物見たことないね"と
笑い飛ばすものまでいたとか。
真実を知っているのは、図書館に招かれた者のみだ。
……ふと気づけば、あなたは鬱蒼とした森の奥、
朽ち果てた洋館を見上げていた。
こんなところに来る予定はなかったはずだけど、と
不思議に思って辺りを見回せば、
隣に立っていた誰かが、これが噂の、と呟いた。
ここが、例の廃墟の図書館なのだと
そこにいる誰もが理解する。
あなたとおなじく突然呼ばれたのだろうメンバーも、
キツネにつままれたような表情で周囲を見回していた。
つまり、あなたたちが今回の選ばれし探索者たち、というわけだ。
あなたと仲間たちはさっそく
先に探索に入ったチームの足跡をたどり、
図書館の中へと足を踏み入れたのだった。
吹き抜けのエントランスには、ワインの木箱。
中には一見ガラクタにも見える品々と、
ここまでの経緯を記したメモが残っている。
メモを見る限り、箱の中身は探索で発見されたアイテムのようだ。
先の探索チームの痕跡を参考にさせてもらいつつ、
あなたは仲間たちと共に一階をさらに詳しく調べることにした。
果たして新たな謎は見つかるだろうか?
【ワイン箱に入っていたメモ】
■まだ未使用のアイテム
・猫の足跡が彫刻された印章
・黒い木製の鍵
・小さな銀の鍵
・寄木細工の箱
■見つけたけど未入手のアイテム
・東館右の部屋:
学術書の棚に一冊だけ混じった図鑑、時計の振り子に挟まったなにか
■見つけたけど未探索の場所
東館左の部屋:床の頑丈な木製の扉、図鑑が抜かれた本棚
西館廊下:謎の穴
西館赤の部屋:床下収納の下の空間
西館青の部屋:ファの音が鳴らないピアノ
■わかっていること
・図書館内ではカメラが使えない。
・外部と連絡を取る手段はない。
・静物画と印章に書かれたA.Rという文字列。
・資産家の私設図書館である(日記より)。
・人知を超える力で、探索箇所を制限できる何かがいる。
・サロンでは、たくさんの人が集まる催しを開催していた。
・音楽室では、おそらく小さな子供相手に音楽教室のまねごとをしていた。
※以下、ここまでのおさらい。
【図書館について】
全体は石造りの洋館。
長く人が使っていない打ち捨てられた図書館の廃墟。
ある日突然気まぐれにもれいびたちを呼び寄せるが、
その目的は謎のまま。
図書館の中では時間の進みが日常とは異なり、
体感時間が短くとも
図書館の外ではあっという間に日が暮れていたりもする。
【図書館一階(東館と西館)の見取り図】
吹き抜けのエントランスを入って正面に
まだ利用できない、上階に続く階段。
エントランスから東西には廊下が伸び、
それぞれ東館には左の部屋、右の部屋
西館には赤い絨毯の部屋、青い絨毯の部屋がある。
東の廊下には特にヒントのない貸し出しカウンター、
西の廊下には隅の床に謎の穴が空いていた。
探索は基本的にエントランスを拠点に進められる。
おひさしぶりです(年単位)!
もしかしたら初めましての方も多いかもしれませんね。
今回は、二度目までで探索したエリアのより詳細な探索を行い、
次の探索に繋がる何かを見つけるのが目的です。
探索したい場所二か所と、
どういう風に探索するかをお書きください。
今回も前回と同様、ある日突然唐突に連れて来られた感じです。
つまり、日常持ち歩かないような
探索装備や隠し装備等は持ち込めていないとお考え下さい。
久しぶりの図書館探索がんばりましょ~!
前回までのご参加がない方も大歓迎です!
良い感じに活躍していただきますので、ぜひともご参加ください!