「どういう状況だ、これ……」
水守 流は困惑した表情を浮かべる。
どの建物も木造建築に変わっていて、行き交う人々の服装も和服が大半を占める。
「ウチの団子はうまいぞ! 1つどうだ?」
「どけどけ! この荷物は急ぎなんだよ!」
団子を売る商人や、駆け足の飛脚など、仕事に励む人々でにぎわっている。
それだけでなく、着物を着た住民たちも井戸端会議で盛り上がっていて、
町全体が活気に満ちている印象を受けた。
またあちこちで歌舞伎や落語、細工物の展示など、時代を象徴するような催し物が行われているようだ。
九夜山には大きなお城が建っているのも見えた。
寝子島全体が、
時代劇風に変化してしまったようだ。
まさに学校の教科書で見た光景が、いま目の前に広がっている。
まるで島ごとタイムスリップしたかのように感じられた。
ただ、この状態もずっと続くわけではないだろう。
「折角だし、楽しむか」
流は、時代劇風になった寝子島を探索しようと駆けだした。
星織遥と申します。
水守 流さん、ガイドに登場していただきありがとうございます。
ご参加いただける場合は、ガイドに関わらず自由にアクションを書いてください。
概要
神魂の影響で、寝子島が時代劇風に変化してしまいました!
住人はみんな和装に変わっていて、それぞれ時代劇っぽいお仕事に就いています。
皆さんの服装や持ち物も全て、時代を反映したものに変化しています。
時代が変わっていることに気づいている人もいれば、気づいていない人もいるようです。
(アクションで指定可能)
建物は木造建築が主流で、学校は寺子屋と呼ばれています。
移動も徒歩が基本で、他には馬車や駕籠、人力車があります。
皆さんはこの時代劇風な寝子島で、色々な過ごし方ができます。
・自分の考えた大福を売りさばく商人
・どこまでも荷物を運んで届ける飛脚
・屋敷に忍び込んで情報を盗むニンジャ
・人助けのために立ち向かうサムライ など
旅人のように島中を観光して歩くのもいいですし
時代相応な住民の日常を送ってもいいでしょう。
時代劇のように、切った張ったの大立ち回りを演じるのも良し。
自由にアクションをお楽しみください。
各地ではイベントや気になる情報もあるようですよ。
●寝子島映画村
歌舞伎座や寄席などに変化しており、歌舞伎の公演や落語を楽しめます。
●寝子ヶ浜海浜公園
ここでは人形や籠などの細工物の展示会が行われています。
職人の魂がこもった作品は必見です。
●九夜山
放棄されたボロボロのお城があります。
今は誰も住んでおらず、猫たちの家になっています。
噂によるとその地下には、かつてここに住んでいた大名が遺した財宝があるとかないとか……。
この時代で手に入れた物品などは、基本的に元の時代には持ち帰れませんが、
小物の一つや小判の一枚くらいなら、もしかしたら持って帰れるかも……?
登場NPC
◆おのの:茶屋の娘
星ヶ丘にある茶屋で働いています。
看板娘として、今日も一生懸命頑張っています。
◆中沢 理狩土:お殿様
島全体を治めている存在。
規律は最低限で、町民の活気を大切にしています。
寝子島町役場に行けば会えるでしょう。
◆寝子ヶ浜の熊吉:岡っ引き
寝子ヶ浜交番の近くで岡っ引きとして活躍しています。
助けを求めたらきっと手を貸してくれるでしょう。
◆黒崎 俊之介:義賊
金持ちの屋敷を狙って盗みに入り、貧しい人達に分け与えています。
謎の多い人物ですが、耳福池の近くを拠点にしているという噂。
その他、登録済みのNPCなら、特定のマスターが扱うキャラクターを除き、基本的に誰でも登場可能です。
NPCも時代劇っぽい服装になっています。時代が変わったことには、概ね気づいていないようです。
NPCの職業や立場は、自由に指定して構いません。
また、このシナリオでは、Xイラストのキャラクターも描写することができます。
口調などのキャラクター設定は、アクションに記載してください。
Xキャラ図鑑に書き込まれている内容は、そのURLだけ書いてもらえれば大丈夫です。
それでは、皆さまのご参加お待ちしております。