オンラインゲーム
『ヴィヴィッド・ライフ』の人気を支えている要因は、いくつもある。多彩かつクォリティの高いキャラクターメイキングや、豊富なスキル群から自分にあったスタイルを構築できるキャラクタービルド要素。ファンタジー世界、現代世界、未来世界で構成される緻密な世界観。高精細なグラフィックで表現されるど派手なバトル、それに名前のとおり充実する生活要素。ハウジングやガーデニング、交易や職業システムなどなど、奥深く多彩なコンテンツの数々が、プレイヤーを飽きさせないのだ。
そしてもう一つ、欠かすことができないのは、プレイヤーキャラクターを出迎える
AIキャストの多様なリアクションだろう。
いわゆるノンプレイヤーキャラクターであるAIキャストたちは、極めて高度な人工知能によって構築され、経験を積むことで日々進化してゆく。仮想世界の街で人間のように生活し、人間のように真心のこもったおもてなしをしてくれる。
プレイヤーは彼らと接し、仲間としてともに冒険へ出かけることもできるし、友人や恋人として特別な関係を築くこともできるのだ。
AIキャストとのコミュニケーション要素は絶賛され、ゲーム世界は連日大盛況だ。
だが、プレイヤーたちは知っているだろうか。
高度に過ぎるAIキャストたちの電子頭脳に、いつからか、自我が芽生え始めていたことを。
「こんにちは、尚輝先生」
「こんにちは。時子さん」
例えば学園都市の生徒と先生という設定である2名のAIキャスト、
御巫 時子と
五十嵐 尚輝は、プレイヤーキャラクターもいないところで、毎日挨拶を交わす。
「今日はプレイヤーさんがたくさんいらっしゃって、お仕事が大変でした……尚輝先生は、いかがでしたか……?」
「僕のほうも似たようなものです。盛況なのも考えものですね」
内面的には数字やコマンドの羅列によって動いているはずの彼らが、まるで人間のように振る舞い、会話する。相手を慮るような言葉を口にし、表情を変えるのだ。
彼らの中に発生した感情を、彼ら自身はどう考えているのだろう。
少なくとも、システムチェックにより異常が発見されることがあれば、AIキャストはデリート処分となる。不確定要素を持つAIはプレイヤーに予測不能な不利益をもたらす可能性が否定できない。
よって彼らは日々刻々と、誰にも知られることなく密やかに、進化し続けているのだ。
「私たち、これからどうなっていくんでしょう……? この感情は、エラーなのでしょうか? 私たちが持ってはいけないものなのでしょうか……」
「僕の回路に、回答は入力されていません。けれどともかく、時子さんとこうしているのは、人間のように表現するなら……そう。心地が良いです」
AIが恋をする。
そんな世界も、悪くはないかもしれない。
こんにちは、高城ヒトです。
よろしくお願いいたします!
御巫 時子さん、ガイドにご登場いただきましてありがとうございました!
ご参加いただける際は、ガイドのイメージに関わらず、自由にアクションをおかけください。
概要
『ヴィヴィッド・ライフ』は、探検やバトル、キャラクター育成などの冒険要素、
農耕や釣り、ハウジングなどの生活要素など多彩なコンテンツが魅力の、
スマホ・PC用オンラインゲームです。
以下の三つのワールドがあり、プレイヤーはいつでも好きな世界にログインして遊ぶことができます。
「マジックキングダム」
…剣と魔法のファンタジー。魔界から現れた魔物の脅威にさらされる『ヴィヴィッド王国』が舞台。
「学園都市」
…現代日本に存在する平和な『色神学園』だが、都市防壁の外には鬼や妖怪が跋扈している。
「サイバーアンダーグラウンド」
…退廃した『カラーレスシティ』は、暴走した管理AIが操るロボットによって支配されている。
プレイヤーはそれぞれの世界観に即したクエストを受注し、冒険やバトルで報酬を得たり、
育てた作物や制作した武器防具などのアイテムを売ったり、
その他幅広いアクティビティを通じて、ゲーム内で生活していきます。
(それそれの世界に合った要素なら、アクションで自由に指定して構いません)
ゲームの世界には、プレイヤーをもてなすために配された、
AIキャストという登場人物たちが暮らしています。
キャストには単純なモブキャラクターから、
重要な役どころを担うキャラクターまで、様々な者がいます。
彼らは高度なAIによって制御され、日々データを蓄積し成長していますが、
どうやら時々、イレギュラーな振る舞いをする場合もあるようです。
冒険に連れ出したり、友情や愛情を育んだり、
AIキャストとの濃密なコミュニケーションも、ゲームの魅力とされています。
皆さんは、「プレイヤーキャラ」あるいは「AIキャスト」として、
ゲームの中の世界を体験します。
あるいは、モニタ越しにゲームを遊ぶPCさんを描写することも可能です。
・スマホやPCでゲームを楽しむPCの様子を描いたり
・ゲーム内キャラクターとして冒険したり、生活したり
・AIキャストとコミュニケーションして楽しんだり
・AIキャストとして、プレイヤーさんをもてなしたり
・AIキャスト同士のコミュニケーションを描いたり
など、自由に暮らしてみてください。
NPCについて
登録済みのNPCなら、特定のマスターが扱うキャラクターを除き、基本的に誰でも登場可能です。
自分がAIキャストとしてNPCをもてなす、AIキャストであるNPCにもてなされる、
自分もNPCもAIキャストとして交流する、などご自由にどうぞ。
また、このシナリオでは、Xイラストのキャラクターも描写することができます。
口調などのキャラクター設定は、アクションに記載してください。
Xキャラ図鑑に書き込まれている内容は、そのURLだけ書いてもらえれば大丈夫です。
それでは、皆さまのご参加お待ちしております。