出会いは偶然だった。
響 蒼留人は自称・発明家と名乗る男性に捕まっていた。
「あの、俺、急いでるんですけど」
嘘である。
しかし回避しなければ、と蒼留人の直感が告げている。
「まぁまぁそう言わずに」
男性はなおも食い下がる。
その手には靴が握られている。
「この
『空中飛行シューズ』でひゅひゅいっと飛んでくれるだけでいいから!」
男性曰く、ブースター機能のついた試作品だという。
なんやかんやで、蒼留人はその靴を押し付けられてしまった。
「走るだけでデータ取れるからよろしくね!」
そう言い残して、男性は去っていった。
「どうしよう、これ……」
蒼留人は持たされた靴を見ながら、呟いた。
星織遥と申します。
響 蒼留人さん、ガイドに登場していただきありがとうございます。
ご参加いただける場合は、ガイドに関わらず自由にアクションを書いてください。
概要
今回は「浮くことができる靴」のお話です。
〇靴の能力
・最大2メートルくらいまで浮くことができる
・体を傾けることで前進後退&左右移動できる
・人やモノにぶつかりそうになると、安全装置で減速する
・数時間で機能停止する
靴の外見は様々です。
「かかと部分から大きな翼が生えている靴」
「スプリングで跳ねるように飛ぶ猫型の靴」
「SF世界から飛び出たようなゴツゴツな靴」
細かい設定が浮かばない場合は
「ガッチリした靴(あとはお任せ)」といった風に
書いていただければ、こちらでデザインを考えます。
初めは思ったように動くのは難しいですが、慣れてきたら、
前傾姿勢でビルの隙間を抜けたり、九夜山の木々をくぐったり、
アクロバティックな動きも可能でしょう。
もし靴が脱げて、急に落下するような場合は
特にアクションに書かれてなければ、やわらかい場所に落ちる等の描写が入ります。
自称・発明家に会わずに靴だけ持っていても構いません。
(落ちていた、空から降ってきた等)
NPCについて
登録済みのNPCなら、
特定のマスターが扱うキャラクター以外なら誰でも登場可能です。
以下のNPCと交流するのもOKです。
(ほかの登場可能なNPCも靴を履くことができます)
☆すでに靴を履いているNPCたち
・野々 ののこ
お手本のようなスニーカータイプの靴で空を好きに飛んでいる。
・久保田 美和
流行デザインの靴を履いているが、
制御不能になり、どこかにぶつかってしまいそう。
・黒崎 俊介
シャープな靴を履いているが
運動音痴ゆえか、空中でふらふらしたり回転している。