佐藤 瀬莉は目の前の光景を不思議そうに眺めている。
「ぬいぐるみが歩いてる……」
それだけではない。
建物はフェルトで出来たような外観になっている。
車やバスはまるで模型のようだ。
「どうやら、おもちゃが暴走しているらしい」
「えっ……
テオ?」
困惑する瀬莉の耳に、いまいちやる気の無さそうなテオの声が聞こえた。
「おもちゃが暴走?」
「パワーアップしてるといったところか。おもちゃだって遊びたいんだろう、たぶんな」
そういいながらテオは大きなあくびをする。
「動き回ってるのはぬいぐるみとかロボットとか色々だ。まぁ適当に遊んでやれば元通りだろう」
テオはそう言い残して、どこかへ消えてしまった。
「折角だし、私も遊ぼうかな!」
星織遥と申します。
佐藤 瀬莉さん、ガイドに登場していただきありがとうございます。
ご参加いただける場合は、ガイドに関わらず自由にアクションを書いてください。
今回は「おもちゃが遊んでほしくてはしゃぐ」話です。
寝子島中のぬいぐるみやロボットなどが街を歩いています。
そのなかで特徴的なのがこの3体です。
●巨大クマ(ぬいぐるみ)
寝子島高校のグラウンドに出現した、3mほどのぬいぐるみ。
遊んでほしそうに目を輝かせています。
踏まれてもぬいぐるみなので痛くないです。
もふもふしたり、なでなでしたりすれば、そのうち去っていきます。
「あそんで~あそんで~」
●拳の戦士「ヒカリーマン」(ロボット)
星ヶ丘マリーナの近くに出現した、2mほどのロボット。
性格は熱血で、背中のロケット噴射と拳で戦います。
ロケット噴射で加速はしますが、空は飛べません。
頭の後ろにスイッチがあるので、それをオフにすると止まります。
「うおおお!!たぎるうう!!魂がああ!!」
●サムライ「迅兵衛(じんべえ)」(フィギュア)
旧市街の耳福池近くに、プラスチックの刀を構えたサムライが居ます。
背丈は170センチくらい。刀で斬られても少し痛いくらいで、傷になることはありません。
でも攻撃も回避も素早いので、何か作戦が必要かも。負けを認めさせれば、潔く去ります。
「いざ勝負でござる」
3体のどこかに必ず行く必要はありません。
街のなかでおもちゃ達と遊ぶのも全然構いません。
皆さんはおもちゃをアイテムとして使えます。
水の勢いが増した水鉄砲や、回転力の上がったヨーヨーなど。
ただあくまでおもちゃなので、威力はあまり期待できません。
<参加NPC>
・浅井 幸太(星ヶ丘マリーナ)
熱血同士が惹かれあったのか、はたまた偶然か。
「ヒカリーマン」との対決に参加する。
・島岡 雪乃(寝子島高校グラウンド)
大きなぬいぐるみを前にして嬉しそう。
・吉田 熊吉(耳福池)
相撲部顧問で力持ち。
しかし迅兵衛相手に苦戦を強いられそう。
また登録済みのNPCなら、
特定のマスターが扱うキャラクターと上記3名を除き、基本的に誰でも登場可能です。
共闘するもよし、一緒にぬいぐるみと遊ぶのもいいでしょう。