「……おお。なんだこれは」
またしても妙なことに巻き込まれてしまったようだ。
千歳飴 楓子はいつの間にやらやけに煽情的な衣装を身に纏い、アラビアンな風情あふれる宮殿のような場所に佇んでいた。
あたりを見回すと、同じような衣装の女性……のみならず男性も含め、多数の男女が怪訝そうな表情を浮かべている。
「千夜一夜物語……か?」
絵本か何かで見覚えのあるような風景に、楓子がその印象を口にした直後に。
「
王様のおな~り~」
慇懃な調子で叫ぶ声が響き、一段高い壇上へきらびやかに着飾った男が現れ、声高に言った。
「余は、ちょっとエッチなハプニング話を所望である」
楓子は思わずこう漏らした。
「なんて?」
「余は日常の中でふと顔を見せる、お色気ハプニングの話を欲しておる。ラッキースケベあるいはラブコメ展開などと言い換えてもよい。余を心躍らせる秀逸なエピソードを聞かせた者には、褒美を与えよう」
ただし、と王は目を細める。
「つまらぬ話をした者には、罰を与える」
ぱちりと王が指を鳴らすと、がらがらと何かが運ばれてきた。
それは石造りで大きな二つの壺で、狭い口からそれぞれ男女が一人ずつの顔がぽっこり飛び出している。
壺の中で何が行われているかは定かではないが、男女の頬は上気しており、
「い、いや~~~っ!? そこはダメ! ダメだってば、きゃははははは!!」
「うわぁっ!? や、やめろォ! まずいから! それはまずいから!」
……などと叫んでいる。
つまり王の望む話をすれば何か良いものがもらえ、さもなくば恐ろしい(?)罰を受けてしまうらしい。
「迷惑な話だ」
とはいえ王様はいかにも屈強そうな衛兵など従えており、逆らうのは難しそうだ。
「その褒美とやらは、ガチャ一回分の価値くらいはあるんだろうな?」
楓子の瞳が怪しくきらめいた。
こんにちは、よろしくお願いします!
千歳飴 楓子さん、ガイドに登場してくださりありがとうございました。
ご参加いただける場合は、ガイドに関わらず自由にアクションをかけてください。
概要
気が付くとあなたは、アラビアン風の宮殿に立っています。
現れた王様が言うには、彼の望むお題のトークを聞かせ、気に入られれば何かご褒美がもらえるのだそう。
ただし気に入られなければ、底の見えない壺の中にすっぽりと入れられ、
良く分からないけど恥ずかしい罰ゲームを受けることになってしまいます。
トークの内容は、体験談でも、伝聞でも、作り話でもOKです。
今回のリアクションでは、そうしたエピソードを、
皆さんが出演する再現ドラマとして描写します。
話す内容は何でも構いません。
再現ドラマの設定や世界観なども、特に制限はありません。
自由な発想でどうぞ。
GAを組んで、複数人でひとつのドラマに出演することも可能です。
ちなみに、特にお話が思い浮かばない! という方は、罰ゲームをメインに描写することもできます。
あるいは、王様のお気に入りエピソードに出演する(させられる)ことも可能です。
なお、再現ドラマのお相手をNPCにお願いすることもできます。
登録済みのNPCでしたら、特定のマスターさんが担当するキャラクターを除き、
基本的に自由に登場させることができます。
あくまで再現ドラマへのゲスト出演ですが、自由に楽しんでください。
以上になります。
それでは、皆さんのご参加をお待ちしています!