九夜山は燃えるような緑から少し落ち着いた色に変わっていた。吹く風は肌に優しく、季節の変わり目をそれとなく人々に教える。
シーサイドタウンが朝陽で輝く。眩しそうな目で
吉住 志桜里が通りをゆく。
気紛れの風が長い黒髪を乱す。志桜里は微笑んで軽く手であしらった。
閑散とした通りを漫然と眺めてゆったり歩く。
不意に足を止めた。黒髪が真横に流れて後ろを見据える。厳しい眼は瞬く間に緩んだ。
「気のせい、ですね」
表情を緩めて颯爽と歩き出す。
時にすれ違う人に目がいく。不審者には見えない。そわそわとした雰囲気が心なしか伝わってきた。
「……何でしょうか」
呟いて視線を空に向けた。薄青い空は何かを期待させる。
志桜里は大きな一歩を踏み出した。
――休日の寝子島に
秋の気配が強まった。
吉住 志桜里さん、ガイドへの登場、ありがとうございました。
当シナリオに参加された場合、ガイドの状況に縛られず、自由にアクションを書いてください。
今回は本格的な秋に備えて行う、予行演習みたいなシナリオになります。
日頃とは違う自分の行動に驚くかもしれませんが、これも神魂の影響なのでしょう。
参加した皆さんはどのような秋になるのでしょうか。
∞☆∞今回の舞台∞☆∞
・休日の寝子島。一日の様子を描く。
∞☆∞ダイス判定∞☆∞
・コメントページへの最初の書き込みで出た右のダイス目で判断する。
右のダイス目(行動)
1:食欲の秋(無性に腹が減る。美味しい物を求めて島内をうろつく。日頃は小食でも意外と食べられる)。
2:欲情の秋(何を見ても興奮する。性的な方向に考えてしまう。GAで想いを寄せる相手に告白する等)。
3:芸術の秋(創作意欲が湧き起こる。現代アート、油絵、オブジェの制作等。一日、芸術に身を任せる)。
4:読書の秋(活字中毒に陥る。スマートフォンで小説を読む。書店を巡る。貼り紙や看板の文書を熟読)。
5:不運の秋(運が悪くなる。歩いていればガムを踏む。鳥のフンが落ちてくる。運命に翻弄される一日)。
6:運動の秋(体を動かしたくて仕方がない。文化系であっても筋トレに励む。集団で試合をすることも)。
※コメントページへの書き込みは必須です。忘れないようにしてください。
ダイス目の行動はPCによって、少しくらいの抵抗はできるかもしれません。
説明は以上になります。
気紛れなダイスの目で、それぞれの秋を楽しんでくださいね。
皆さんのご参加、心からお待ちしています。
あなたの秋はどれですか?