夏休みの寝子島マリンパラダイスには、家族連れが多く溢れかえっている。
そんな中で、
牛瀬 巧は一人、アシカショーが始まるにはまだ早い時間、何も泳いでいないプールをボーッと眺めていた。
「お待たせしてすみません! 寝子島高校の牛瀬先生ですか?」
マリンパラダイスの職員である、
エリオット・E・シートンに声をかけられ、巧は申し訳なさそうに頭を下げた。
「はい、ワシが牛瀬です。なんや、うちの生徒が悪さでも……」
「いえいえ、とんでもない! こちらの都合で申し訳ないのですが、よろしければお手伝い頂きたいことがありまして」
水族館の閉館後に行われる、ナイトツアー。
季節を問わず行っているが、やはり夏休みの間は参加の申込みが多く例年忙しい時期でもある。
それが、この夏休みの終了間際からは宿題の自由課題の資料として参加する生徒も多く、スタッフだけでは手が回らない。
「なるほど、偶にこうして昼の見回りをするように、ワシらもナイトツアーの見回りのお手伝いをすればええってことですか」
「そうなんです。宿題関係なく、夏休みの遊び納めで来てくれる子もいるみたいなんですけどね」
「ははっ、生徒がよーけおるところに目を光らせるんは、ワシらの仕事ですよ。任せてください」
ナイトツアーでは、ショーはないものの起きてきた夜行性の生き物の体調管理であったり、一定時間ごとの水質チェックなど仕事はたくさんある。
さらに、寝袋にくるまって水槽の前で眠った翌日には、様々な生き物の餌を準備している様子や、餌やりの体験もできるようになっているのだ。
珍しい仕事を間近で垣間見ることができる、水族館のナイトツアー。
夏休みの自由課題や遊び納めにはぴったりです。
みんなで幻想的な水槽の前に集まって、お泊まり会をしませんか?
今回の舞台は、夜の水族館です。
昼間と違い、寝ている生き物、逆に活発になっている生き物がいます。
あんまり深く考えず、まったり穏やかな時間を過ごしましょう!
ナイトツアー
水族館には様々な海の生き物がいます。
一般的な水族館にいそうな生き物でしたら、自由に指定して構いません。
見学する作業や水族館の専門的な知識がなくてもまったく問題ありませんので、お気軽にどうぞ。
ツアーという名前ですが、職員さんがずっとついてまわるわけではありません。
職員さんは夜行性の生き物の近くでお世話をしていることが多いので、
夏休みの宿題に追われている人や、生き物が大好きな人は質問をしてみても良いかもしれませんし、
もちろんお一人でまったりと過ごすのも、デートとして過ごすのも問題ないです。
先生が見回りにちょこっと来てるかもというだけで、寝子高生以外の参加を制限するものではございません。
どなたでも、お気軽にご参加いただければ嬉しいです。
※カップルでのご参加で、とくに何も記載されてない場合、
半歩~1歩進ませる描写をとることがあります。
鈍感ロールや関係を進展させたくない場合は、その旨をお書き下さい。
NPCと交流することもできます。
登録済みのNPCなら、特定のマスターさんが担当しているキャラクターを除き、
基本的に誰でも登場可能です。
※NPCは事前に約束を取り付けるなど、明確な目的のあるデートにはお誘いできません。
が、どこかですれ違うと一緒に遊ぶことが可能かもしれません。
お知らせ
『廃墟だなんて言わせない! 最新★九夜山のVR遊園地』は、提出が完了し運営さんにチェックをお願いしております。
公開まで今暫くお待ちいただきますが、ぜひ水族館にも遊びに来てくださいね!