その日、シーサイドタウンの大通りに現れたのは、一台のサンプリングセットと、ストリートなファッションに身をつつんだ一人の少女。
「イェーイ! アイム、DJ nono!
とびきりイルなライムで、ヘッズをブチ上げだぜー!」
どうやらまたおかしなテレビ番組でも見たのか、ラッパーに憧れた
ののちゃんが、ラッパーデビューすべく街に繰り出したようだ。
大丈夫? あなた、アドリブきくタイプじゃないよね?
「nonoは寝子島生まれ、ヒップホップそだちー!
悪そうなネコは、大体友だちー!」
すっかりノリノリの、のの……もとい、DJ nono。
このままでは、シーサイドタウンでラッパー同士の即興対決、サイファーが巻き起こりそうな予感だ。
「イェーイ、チェケラッチョー!」
主催者のクオリティがこの程度だ! 気楽に参加して欲しい!
ワッツアーップ! アイム、ぱーすぺ!
らっプバトルです。ラップじゃなくて、らっプです。
●シナリオについて
シーサイドタウンでらっプブームが巻き起こっています。
神魂の影響からか、なぜかあなたの口ずさむ言葉のラップになります。
街を歩いているとラップバトルを挑まれるかもしれないです。
あなたのラップテクを見せつけるもよし、ダンサーとして参加するもよし、
はたまた友人を応援するもよし。気楽に楽しんでください。
●らっプについて
通常のラップバトルだと、罵り合いやディスり合いが中心になりますが、
このらっプは、他人を褒め合うラップ、いわゆる「褒めラップ」が中心になります。
他人でもいいですし、周りの猫や、贔屓の蕎麦屋、なんでも褒めてあげて下さい。
「ラップなんて思いつかないよー!」という方は、マスターにお任せして下さい。
「詩のイメージ」「こんなオチをつけたい」というイメージを作ってもらえれば、
マスターが詩を作成します。
「詩を作ってもらうのはいいけど、キャラクターのイメージと違うと困る・・・・・・」
そんな不安のある方は、アクションに明記下さい。
実際の詩は明示せず、雰囲気がメインのリアクションを作成させて頂きます。
それでは、楽しく参りましょう。君もすぐに体験ー!