『まだ排気ガスで地球を汚し続けるのですか?
自動車通勤はもう古い! これからは、動物通勤だ!!』
週刊誌の表紙を飾ったそんな記事が大ウケし、大流行の兆しを見せ始めてから数年後のこと。
寝子島はいまや、一大動物王国と化していた!
「おはようございます!」
通勤中の
アーサー・T・シートン。すれ違う通行人へ人の好い笑顔を浮かべて見せた彼は、もちろん自動車などという危なくて汚い乗り物になど乗っていない。
彼がまたがっているのは、精悍な灰色狼のオスである。
もふもふがおー!
「今日も健康で元気だね、
クルト」
がうっ!
アーサーが狼を駆り職場へと向かっているのは、なにも彼が動物園に勤務していることが理由ではないのである。
周りを見てみよう……ほら。
あそこにいる寝子高生の女子が乗っているのは、シベリアンハスキーだ。
遅刻しそうなのか、サラリーマンの男性はまたがるサイに発破をかけている。
あちらにおわすは星ヶ丘の貴婦人たち、きらびやかに着飾ったダチョウに腰かけ街をゆく。
頭上を見上げればキリンに乗ったOLが颯爽と駆け、向こうでは小学生の兄妹がカバに乗り川を渡っていた。
「皆さん、良くお世話をされていますね。健康状態もとてもいい。素晴らしいことです」
動物たちと暮らす人々を眺め、アーサーは満足そうに言って微笑んだ。
そんなわけで、あなたにもきっと、大切な相棒がいることだろう。
あなたは寝子島で、どんな動物と暮らしているのだろうか?
こんにちは、よろしくお願いします!
アーサー・T・シートンさん、ガイドに登場してくださりありがとうございました。
ご参加いただける場合は、ガイドに関わらず自由にアクションをかけてください。
概要
車輪のついたあらゆる乗り物が淘汰された、「もしも」の寝子島が舞台です。
島の住人たちは動物に乗って移動し、動物とともに暮らしています。
各家庭や学校、職場などには、動物が快適に過ごせる設備が完備されていて、
動物たちの健康やお世話についての知識など、社会的な意識も高いです。
(もちろん、猫もたくさんいます)
参加者の皆さんも、一人につき一匹(一頭、一羽)の動物を飼っています。
お好きな動物を選んでください。どんなものでも構いません。
小さい動物を複数、というのも場合によっては可能です(小さい鳥が無数に集まって運んでくれるなど)
乗って移動できる動物でなくてもOK。
その場合は、ゾウなどの大型動物によって運行されるバスが利用できます。
動物に乗って楽しい通学・通勤風景を描いたり。
休日にみんなで相棒を自慢し合ったり。
相棒との出会いや心温まるエピソードを描いたり。
自由にお楽しみください。
※動物について、専門知識には対応できない可能性もあります。
あくまで雰囲気を楽しむシナリオとお考え下さい。
NPC
以下のNPCにアクションをかけることができます。
自由に交流してみてください。
・野々 ののこ
子豚に乗って軽やかに登校中。ばっひゅーん!
・中沢 リッカルド
公用ゾウに乗って島を視察している。誰にでも気さくに声をかける。
・島岡 雪乃
雌ライオンに乗って山道を爆走している。レース相手求む。
以上になります。
それでは、皆さんのご参加をお待ちしています!