今日もまた、寝子島の住人たちへと奇妙な事態が降りかかる。
「……な、なんですかこれー!?」
ティモン・春日はやけにスースーとして落ち着かない感覚を覚え、下腹部を見下ろした。
ミニスカだった。
ティモンは知らぬうち、濃紺の制服を身に着けていた。
流れるような金色の髪も麗しい、ミニスカ婦警さんだ。頭には制帽もかぶっているし、腰には警棒や拳銃、手錠だって収められている。
短すぎるタイトスカートからはまぶしいふとももが覗く。足元はピンヒールだ。
「い、いつの間に、なんでこんな格好……!?」
思わず恥じらうティモンだが、ふと気づく。
目の前に、見知らぬ男がいた。唐草模様の風呂敷を背負い、ヒゲ面に頬かむりをかぶったその姿はまさしく、THE・泥棒といった装いだ。
「ちぃ~っ! ベッピンの婦警さんだけど、捕まるわけにゃぁいかね~ぜ! あ~ばよ~っ!」
「捕まえろ……ってことでしょうか?」
神魂というやつは時に脈絡がなく、容赦もない。
ティモンも気づいたことだろう。
あ、これ捕まえないと終わんないやつだ、と。
「……いいでしょう! 私は正義のヒーロー! 泥棒の一人や二人、さくっと捕まえてみせます!」
ティモンはいつものノリで、ビシッとポーズを決める。拳銃を構えればもはやいっぱしの婦警さんな佇まいだ。
ミニスカだけど。
「逮捕しちゃいますよー!」
気合十分で元気に駆け出したティモン。
だが、すぐにもその頬が赤く染まる。内股でもじもじとして、思うように前へと進めない。
「動いたら、見えちゃいます……!?」
その日寝子島では、あちこちでミニスカ制服を着用する人々が見られた。
「やだ、何これ……あたし、ミニスカナースになってる!?」
「おい、ミニスカメイドってどういうことだよ!? 俺男だぞ!?」
女性だけではない。男性も容赦なくミニスカだった。神魂に細やかな配慮など期待してはいけない。
彼らに与えられた試練は、着せられた制服にまつわるミッションをクリアすること。
おまけに今日の寝子島には、海から届くやや強い風が吹き荒んでいた。
彼らは、(パンチラせずに)試練を乗り越えられるだろうか?
こんにちは。網と言います。どうぞよろしくお願いします。
夏の暑い日、あなたは唐突にミニスカ制服を着せられてしまいました。
女もミニスカ、男もミニスカです。たまに女体化する人もいるようです。
制服は、規定のミッションをクリアするまで、決して脱げません。
着せられる制服はランダムです。(アクションで指定可能。何でもOK)
どの制服も、あれこれ見えてしまいそうな超ミニスカートが特徴です。
着せられた制服によって、様々なシチュエーションと、
クリアすべきミッションが発生します。
<例>
・ミニスカ婦警:泥棒を逮捕せよ
・ミニスカ消防士:ボヤを消火せよ
・ミニスカナース:入院患者をお世話せよ
・ミニスカメイド:旦那様にお食事を届けよ
・ミニスカウェイトレス:フロア業務をこなせ
などなど。
ミッションは一つのこともあれば、いくつか続けて発生することもあります。
ミッションが発生すると、本人には「こうすればいいんだな」というのが何となく分かります。
全てのミッションを解決することができれば、服装は元に戻ります。
GAを組んで、ミニスカ婦警とミニスカ泥棒で追いかけっこ、
ミニスカナースと患者でイチャイチャ、といったアクションも可能です。
GAなら、一人はミニスカで一人は普通でもOK。
ミニスカになった人々の中には、以下のNPCも混ざっているようです。
協力したり、ちょっかいかけたり、自由に絡んでください。
・川添 かおる:ミニスカ婦警。恥じらいというものがない。
・三宅 ゆり:ミニスカファミレス店員。恥ずかしいけど、根性で頑張る。
・野菜原 ユウ:ミニスカナース。意外とノリノリ。
それでは、ご参加お待ちしています。