―――ザザザザザーッ。
海に雨が走る。
その白く煙る光景を、
跡野 茉莉は階段の軒下で、ぼんやりと眺めていた。
(さっきまでは降ったりやんだりだったのに)
海開き前の海岸はひっそりとしている。夏にはあんなにむせかえるようなエネルギーなのに。
折りたたみ傘では太刀打ちできないような雨に、茉莉は足止め。それでも、彼女の大きな黒い瞳は何だか少しだけ楽しそう。
うん、いいではないか。梅雨の散歩はこんなハプニングも面白い。
灰色のグラデーションが世界を作る。この壮大な水墨画を今私は独り占めしている。
―――誰もいない海岸で。茉莉は一人、靡く雨に包まれる。
こんにちは、KANです!
今回は『雨の1日』をお届けにあがりました。
跡野 茉莉さん、ガイド登場ありがとうございます!
もしご参加頂ける場合は、ガイドにかかわらず自由にアクションをかけて下さいね。
梅雨の1日、あなたはどうしていますか?
部活がなくなりショッピング?
お店でバイトなのにお客さんが来なくてのんびり?
いきなり降られて……相合い傘?
あなたの素敵な梅雨の1場面を教えて下さい~♪
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あなたの雨の日の1場面を描写します。
・どんな雨の降り方なのか
・その時の気持ちと行動
以上をアクションにお書き下さい。
行動場面を何場面にもすると、各々の描写が薄くなります。ご了承下さい。
NPCは特定のマスターさんのNPC以外は登場できます。
(テオも大丈夫ですよ~。まあ彼は雨を嫌ってどこかで雨宿りしてるでしょうけど)
しっとりと過ごすもよし、ジメジメを吹き飛ばすように元気に過ごすもよし。
是非梅雨を楽しんで下さいね。
(私は紫陽花を見て(この土はアルカリ性……)とか考えるのが好きです(笑))