寝子島某所、細い路地にある、こねこのひみつきち。
「うみゃあ」
「にゃああああ」
「猫さんの声がいっぱいする……」
耳に届いた愛らしい鳴き声に、
恵御納 夏朝は足を止めた。
「どこにいるのかな、猫さん、会いたいな」
きょろきょろと周囲を見回すと、どうやら建物の隙間から聞こえるようだ。
「どんな子たちだろう?」
近付いてしゃがみ込み、かわいい子とご対面……しようとしたところで。
「えっ?」
突然、足元がふにゃっふにゃの、ぷるっぷる、とろっとろになってしまった。
しかもなんだかとっても、甘い香り。
「これってもしかして……プリン?」
そう、足元の地面が、いきなり、カラメルがかかったプリンになってしまったのだ。
ずぶずぶと、身体がプリンに沈んでいく。
しかも。
「みゃああああっ」
たくさんの子猫が、プリンの中でもがいていた。
「プリンなんて人間の食べ物、猫さんにはよくないよ。助けなくっちゃ!」
まずは恵御納 夏朝さん、シナリオに登場いただき、ありがとうございます。
寝子島不思議現象で、路地の一部がいきなり、プリンになってしまいました!
ハード系のプリンではなく、よく3個100円くらいで売られているぷるっぷるのプリンです。
ので、この上で人が立つのは難しいでしょう。
でもきっと、段ボールに乗せた猫くらいなら沈まないはずです。
猫は、参加キャラクターと同じだけ数がいます。
プリン地面には底があるので、埋まるのは首くらいまでです。
(が、PCはそのことを知りません)
近くには、【猫がいた隙間にあった段ボール×猫の数と同じだけ】があります
そのほか、道にあって不思議がない物(アクションに記入ください)もあります。
なにせ突然のことですので、猫を助けるために何かを持ち込むことはできません。
ただ、PCが日常持っていて不思議はない物だったら、持ち込み可能です。
(例:ハンカチやタオル、自分の着ている服、持っている鞄など)
プリンは人間用で、食べられます。
甘くておいしいです。