寝子高からの帰り道。
西野町 かなえは
雨崎 荒太郎の自転車に乗っていた。
朱色に染まった路は、距離だけを考えれば遠回り。
けれども、夕陽に染まる海には、遠回りをするだけの価値は十分にあった。
不意のつむじ風に、かなえは自転車をこぐ荒太郎の背にしがみついた。
荒太郎の背は温かく、不安を微塵も感じさせない。
風が通り過ぎ去った後、ぎゅっと強くしがみついた腕を少し緩めようとして……
「かなたん?」
疑問形の荒太郎の声を聞きながら、かなえはもう一度ぎゅっとしがみついていた。
なぜだかわからないが、荒太郎とくっつきたくなったのだ。
夕焼けは2人を温かく包み込んでいた。
雨崎 荒太郎さん、西野町 かなえさん、ガイドのご登場ありがとうございます。
ガイドはイメージですので、参加していただける場合は関係ないシーンでも大丈夫です。
誰かとの帰り道の様子を書きます。
ただし、神魂の影響で、誰かとくっつきたくなります。
くっつくところはどこでも大丈夫です。
手を繋いでも、どこかが少し触れ合うだけでも構いません。
・通い慣れた学校からの帰り道。
・失恋デートの帰り道。
・映画を見た後の、ちょっと興奮しながらの帰り道。
・酔っぱらいサラリーマンたちの飲み会の帰り道。
どこかからの帰り道であれば、なんでも構いません。
らっかみ!タイムの4月下旬の間であれば、休日や平日など、時間の指定はお好みでどうぞ。
ご参加お待ちしております。