ここは寝子島。フツウの島。
不思議なことはそうそう起きないはず。
4月のとある朝、星ヶ丘駅の周辺を少し見てみよう。
寝子高生の
桃川 圭花が、駅の前に立っている。
どうやら塀の上の猫に向かって何か話しかけているようだ。
「ねえ、なんで私がこんなところで、こんな……どういうこと?」
駅から出てきた観光客は、そんな圭花をチラチラと見たり見なかったり。
「やれやれ。てめえの質問に答える前に、まず状況を説明しておくぜ」
灰色猫のテオは、戸惑う圭花をよそにため息をついた。
「こりゃあ深刻だぜ。ここの人間の言葉で言うと、超めっちゃヤバい! 鬼めちゃんこ深刻! マジで~ってやつだ」
「うん、そうは言わないけどね」
テオによると、どうやら神魂の影響で、
ある物が
爆弾と化してしまったらしい。
それがふわふわと浮いて、今、寝子島を彷徨っている。
しかも、人が触れると爆発して、その威力は寝子島が軽く吹っ飛ぶ程というから深刻だ。
しかも、テオは「なんか調子悪くて」世界を切り分けることができないというから、やっぱり鬼めちゃんこ深刻だ。
しかし、ウルトラ度胸の持ち主、圭花は動じない。
「わかった。さっさと爆弾の形状を教えて。
ある物ってなんなの?」
「見ろ、ちょうどそこに浮いてるアレだ」
「ちょっとよく見えないな……ん? アレって……え? もしかして…………」
駅前広場にどういう仕掛けか、ブラジャーがふわふわと浮いている。
笑うしかない圭花。
「オーケーわかった。でも、どうすれば爆弾を解除できるわけ?」
「簡単だ。ある服装の人間が触れると、解除される」
「なるほどね。なーるーほーどーね! それで私は今ここにこんな格好で召喚されちゃってるわけね?」
テオは得意げ頷いた。
「世界は切り分けられなかったが、謎の世界『スクミーズ・ワールド』と交差したから、これで解決への道筋はできた。あとは頼んだぜ」
「なーに偉そうに言ってんのよ!」
駅前で塀の上の猫に向かって鼻息荒く腕を組んでいる桃川圭花は、スクール水着姿だった。
フツウのゲームマスターの梅村象山です。
桃川 圭花さんに登場してもらいました。ありがとうございます。
参加していただける場合は、ガイドと関係なくアクション投稿しちゃって大丈夫です。
▼世界の鬼めちゃんこ深刻な状況
誰かのブラジャーが強力な爆弾と化しました。見た目はブラジャーのままです。
テオいわく「たぶん10コくらい」で、寝子島のあちこちにふわふわ浮いているようです。
見える人には見えて、見えない人には見えません。
ブラジャー爆弾は浮いてるだけでなく、ゆっくり移動することもあります。
たいてい地面や建物から3メートル以内くらいの高さにいるので、ジャンプすれば届くでしょう。
テオいわく「たぶんブラジャーが浮いてる」という場所は、以下です。
・星ヶ丘駅
・シーサイドタウン駅
・寝子島駅
・寝子島小学校の敷地内
・寝子島警察署の周辺
・寝子島神社
・シーサイドタウンの住宅街
・キャットロード
・寝子電スタジアムの中(女子サッカーの試合中)
・九夜山の森の中
コメディエアーも吹いてるっぽいので、あまりリアルに考えすぎなくても大丈夫です。
世界のためですし、勝手に忍び込んだりとか全然オーケーです。
▼あなたのスク水(女子用)的な状況
あなたはスク水(女子用)を着ています。男女ともに。
ガイドは星ヶ丘駅が舞台でしたが、寝子島全体のどこにいるかは分かりません。(自由に決めていいです)
自分がスク水(女子用)を着てることには気がつきますし、状況も理解します。ひとでも、ほしびとでも。
なんとなく直感でわかる人もいれば、テオと会話して教えてもらう人もいます。(テオとの会話はもれいびのみ)
まれに、全然わかってない人もいます。自分の格好や事件の深刻さに気がつくといいですね♪
スク水(女子用)姿なのに、不思議と寒くありません。
不思議と上に服を羽織るなど、その姿を隠すことができません。
姿を隠すという発想がなかったり、あってもハプニングの連続でうまくいかなかったりします。
他の人は、スク水(女子用)であることに気がついてないっぽいので、ご安心を。
ただし、ブラジャーを取ろうとしたり、追いかけたりすると、途端にスク水であることが周囲にバレます。
男子も女子も、スク水(女子用)を著てブラジャーを追いかける姿が見られてしまうので、うん、がんばって♪
※GAに限り、スク水を着ていない設定での参加者がグループ内に1人いてもOKです。
寝子島のため、平和のため、スク水(女子用)を着てブラジャーを追いかけましょう!