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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
春風の妖精の活躍 ～春の訪れを告げに～
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「あら。いい風……」
公園のベンチに座っていた御巫 時子は、ふと空を見上げて微笑んだ。
柔らかな風が、御巫の長い髪を優しくなでていく。
すっかり春らしくなったあたたかな空気は、かすかな花の香りを含んでいてとても清々しい。
背後の大きな樹の枝には、小鳥たちが止まってさえずっていた。
ろっこん『鳥の囀り』のおかげで、御巫にはその言葉が分かる。
とってもすてきな風だね。
うんうん、春だねぇ。
「ふふ。ええ、とっても心地良い風。何かいいことありそうですね」
小鳥は楽しそうに鳴いた。
御巫もまた、嬉しくなって頷き返す。
そう。爽やかな風がなにかとても楽しいことを運んできてくれそうな予感。
根拠はない。でも、胸躍るような期待感。
これが普通の土地だったら予感が実現したとしても、ちょっとした出会いや今まで気が付かなった場所を発見するといった、ささやかな出来事で終わったことだろう。
しかし、ここは寝子島。不思議が身近にある島なのだ。
「こんにちは、お姉様」
「え？ あの？」
御巫は、我が目を疑った。
突然目の前に、淡いピンク色のワンピースを着た美しい少女が舞い降りてきたのだから。背から生えた白い翼を翻して。
軽やかに地に降り立った少女は、はにかみながら言った。
「私、春を届けに来ました。どんなことがお望みですか？ ……えっと、その、大したことはできないんですけど、でも一生懸命がんばります！」
「は、春ですか？」
「はい！ 春です！」
にっこり微笑む少女に、小鳥たちが集まってきた。
当然のように少女に語りかける小鳥たちの言葉を耳にしながら、御巫は絶句して目をまたたかせる。
今までも奇妙な出来事には幾度も遭遇した。でも、だからといって、すぐ気持ちを切り替えることができるかどうかは別の話だ。
「……え、えっと。どうしましょう？」
戸惑う御巫の前で小鳥たちと戯れながら、春風の精は楽しげに笑った。
公園のベンチに座っていた御巫 時子は、ふと空を見上げて微笑んだ。
柔らかな風が、御巫の長い髪を優しくなでていく。
すっかり春らしくなったあたたかな空気は、かすかな花の香りを含んでいてとても清々しい。
背後の大きな樹の枝には、小鳥たちが止まってさえずっていた。
ろっこん『鳥の囀り』のおかげで、御巫にはその言葉が分かる。
とってもすてきな風だね。
うんうん、春だねぇ。
「ふふ。ええ、とっても心地良い風。何かいいことありそうですね」
小鳥は楽しそうに鳴いた。
御巫もまた、嬉しくなって頷き返す。
そう。爽やかな風がなにかとても楽しいことを運んできてくれそうな予感。
根拠はない。でも、胸躍るような期待感。
これが普通の土地だったら予感が実現したとしても、ちょっとした出会いや今まで気が付かなった場所を発見するといった、ささやかな出来事で終わったことだろう。
しかし、ここは寝子島。不思議が身近にある島なのだ。
「こんにちは、お姉様」
「え？ あの？」
御巫は、我が目を疑った。
突然目の前に、淡いピンク色のワンピースを着た美しい少女が舞い降りてきたのだから。背から生えた白い翼を翻して。
軽やかに地に降り立った少女は、はにかみながら言った。
「私、春を届けに来ました。どんなことがお望みですか？ ……えっと、その、大したことはできないんですけど、でも一生懸命がんばります！」
「は、春ですか？」
「はい！ 春です！」
にっこり微笑む少女に、小鳥たちが集まってきた。
当然のように少女に語りかける小鳥たちの言葉を耳にしながら、御巫は絶句して目をまたたかせる。
今までも奇妙な出来事には幾度も遭遇した。でも、だからといって、すぐ気持ちを切り替えることができるかどうかは別の話だ。
「……え、えっと。どうしましょう？」
戸惑う御巫の前で小鳥たちと戯れながら、春風の精は楽しげに笑った。
ゲームマスターより
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2017年05月24日
- 参加申し込みの期限
-
- 2017年05月31日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2017年05月31日 11時00分
はじめまして。またはお世話になっております。今回のシナリオを担当する阿都と申します。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
シナリオガイドにご登場いただきました御巫 時子様、ありがとうございました。
シナリオにご参加くださったときには、自由にアクションをくださいませ。
個人的に完全にシリーズ化している妖精シナリオ第３弾！
今回は春風の妖精と一緒に春を満喫してください。
【状況】
３月下旬、桜も咲き始めた寝子島は春爛漫です。
そんなうららかな日々を過ごすあなたの前に、突然翼が生えた少女（少年）が舞い降りてきました。
そして「春を届けに来た」と言い出します。
どうやら、お花見ガイドの桜の妖精とは、違う世界からやってきたようです。
今回の目的は、この春風の妖精と一緒に春のひとときを楽しむこと！
春風の精とともに、自由に遊んでください。
以下、PL情報です。
（1）春風の妖精は、その名の通り、風を操り春を具現化する能力を持っています。
そして、その力をあなたと一緒に春を楽しむために使おうとします。
◎風を自由に操ります。
ただし、嵐のような大規模な被害をもたらすような大風は起こせません。
あくまでも春風の精ですので、頑張っても花びらを散らすような突風がせいぜいです。
◎植物を活発化させ、動物には懐かれます。（意思疎通できます）
種なら芽吹きます。蕾なら開花させます。若葉がいきいきと生い茂ります。
猫や犬なら春風の精になつき、元気に遊んだり、そばでお昼寝したりします。
哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、昆虫類にかかわらず、穏やかに触れ合えます。
毒を持っている種や攻撃的な生き物すら、おとなしくなり、無害化されます。
◎天候や気温を、人間基準で快適にします。
曇りや雨なら、快晴にできます。
また、ちょうど過ごしやすいぽかぽか暖かい気温にします。
◎人の心をのんびりほのぼのとさせます。
春風の精が起こす風を浴びると、ネガティブな感情が吹き飛ばされて穏やかで優しい気持ちになります。
出会ったばかりの人と仲良くなったり、喧嘩しているお友達と仲直りしたりできます。
◎料理やお菓子作りが得意です。
特にお花見団子に限っては、不思議パワーで自由自在に取り出します。
とっても美味です。
ほかにも春をイメージさせることで、破壊行動以外ならいろいろできるようです。
（2）妖精について。
妖精の共通の特徴は以下の通りです。
・小学生（7〜12歳）ぐらいの外見で、背中には白い翼が生えています。
翼は不可視にできますので、一緒に歩いても大丈夫です。
・性別は決まっていませんので、ご要望がございましたらお知らせください。
また、性格や特徴についてもご要望があれば、できるだけ反映します。
・妖精は、1キャラクターもしくは1グループにつき1人現れます。
GAの場合は、妖精の性別や性格を合わせてください。
・妖精がいる時間は、朝から夕方までです。日が暮れると消えてしまいます。
（3）アクションには以下の点をお書き下さい。
◎妖精とどこでどんなふうに出会うのか、ご要望があればお書きください。
ご要望がなければ、アドリブで設定します。
◎妖精の性別と特徴をお教えください。
ご要望がなければ、アドリブで設定します。
◎春風の妖精とどのように過ごすか、お書きください。
以上です。
春風の妖精と一緒に、のんびり春を満喫してください！
ご参加、お待ちしております。
それでは、どうぞよろしくお願い申し上げます。