一匹の猫が道を歩いています。
寝子島に生息する他の猫同様、親は血筋も知れぬ野良同士という生まれながらの雑種です。
そして他の猫同同様、早々に親離れし独立すると野性味も溢れんばかりに逞しく育つ、どこにでもいる猫でした。
そして、無造作に振られた賽の目に振り回されるような運命を持つ猫でもありました。
一匹の猫が道を歩いています。
いえ、歩いてはいませんでした。
駆けています。
何か目的でもあるのでしょう。
凛然とした眼差しはまっすぐと前を見据え、ただひた向きに駆けて行きます。
しかし、この猫の行く手に立ちはだかるのは、この世に無い賽の目の結果でした。
はじめましての方もお久しぶりな方も、こんにちは。保坂紫子と申します。
どうぞ宜しくお願い致します。
当シナリオはコメントページのサイコロを使用した一匹の猫の受難シナリオとなっております。
(ちなみに猫の受難度はサイコロの結果で、毛色眼の色性別等が変化する程度です)
救いの手を差し伸べるか見届けるかはあなた次第です。
まず、コメントページのサイコロを振ってください。
最初の書き込みで出たサイコロの目を下記受難一覧と照らし合わせます。
また、二度目以降の書き込みは無効となりますので、最初の書き込みでの申請をお願い致します。
GA参加の場合は参加者全員または代表者でサイコロを振り、その中からひとつだけ選んでいただけます。
サイコロを使用しない場合は自動的に【無振り】の条件になります。
降りかかる受難(と猫の毛色等)は下記の通りです。
右のサイコロの目を確認し、アクション内に記載してください。
また、遭遇する猫は、指定されてない眼の色等の部分は自由にしても構いません。
【無振り】特に何も起こりませんし、起こせません。猫が通り過ぎるのを傍観するだけです。
【黄色の1】送水管を渡る途中で足を滑らせ川に真っ逆さま。(茶トラ)
【黄色の2】まさかの神魂の影響、空中でふわふわ身動き取れず。(でぶ猫)
【黄色の3】近道に民家の間をすり抜けようとして煙突掃除の煤を被って真っ黒。(白猫)
【黄色の4】うっかりバスに乗ってしまった。(黒白)
【黄色の5】道路に飛び出して車に轢かれそうに。(キジトラ)
【黄色の6】突然の豪雨。周りの猫は避難済み。(灰白)
【白 の1】堤防の上、突然の高波が。(ヒョウ柄)
【白 の2】飼い主から逃亡し興奮しきった犬に追いかけられる。(縞三毛)
【白 の3】投網の山にダイブして絡まった。(くつした)
【白 の4】頭上から落下物。花瓶か、鉄骨か。(ポインテッド)
【白 の5】気づいたら木の上、降りられず鳴きっぱなし。(三毛)
【白 の6】悪ガキ集団と遭遇。石投げ遊びの的にされる。(黒猫)