シナリオ「激走！ 寝子島横断三人四脚駅伝！（第三区間）」

激走！　寝子島横断三人四脚駅伝！（第三区間）

「見えました！第二区間の走者の姿です！」
　第二区間は随分不思議な内容だったのか、観客皆の視線は一気にそちらに集中した。
　“何”が、はあえて語るまい。
　その猛者たちの姿を見ながら、テレビねここのスタッフが声を上げる。

「では、第三区間の走者の方々！　そろそろです。スタート位置にお願いしま、ぶはっ」
　若干ふきだしつつだった……と言うのは見ないふりをしてあげて欲しい。
　第三区間の目印は寝子ヶ浜交番（G-10）である。
　そこから第二区間と同じく寝子島街道（299号線）をまっすぐ進み、星ヶ丘までの区間。
　楽しみにプラスして少しだけ緊張した面持ちのメンバー達。
　人だかりはどんどんと増えている、盛り上がりはまだまだ続く！

『にゃー♪』
　複数の愛らしい鳴き声が辺り一帯に響き渡った。
　視線の先には――、
　なんと沢山の猫たちが集まっているのである！

「この寝子島、何といっても外せないのがこの愛らしい猫達。この子達が、第三区間の特別ルールになります！」
　レポーターの言葉に選手たちが首を傾げる。
　――つまり？　そんな聞きたがりな視線が集中した。
　一息ついて。レポーターは大人しそうな寝子を選ぶとそっと自分の頭の上に乗せる。
　そしてとってもイイ顔をしたのだ。

（ま、まさか……っ！？）

　皆がそろって息を呑む。
「このように猫を頭に乗せたりして、とっても和むスタイルで走って頂きます！　この猫たちと仲良くなって、次の区間まで駆け抜けるだけ！　とってもシンプルですね？」

　ざ☆しんぷる。
　……三人四脚で有ることを除けば、だが。
　一人一匹、その頭に猫を乗せる。チームの団結と猫との意思疎通がこの区間のポイントとなる。
　前を向きつつ、自由なネコを気にしなければいけない、と言うことらしい。
　更に行く手にもたくさんのネコが押し寄せる。
　そんな誘惑にも負けず、パートナーのネコを自分に釘付けにするのだ！

『にゃぁ♪』

　再び可愛らしい声が上がる。
　まったりまったり、癒しの空間。（で、済めばいいのにと言う願望）
「はーい、猫ちゃんたちもやる気マンマンです！　さぁそろそろスタートですよー」
　スタッフの人たちに抱かれたネコたちが、選手たちの前にずらりと並ぶ。
「はい、この中の子たちから選んでくださいねー」
　
　――さぁ、あなたはどの子と何をしますか？

ゲームマスターより

担当ゲームマスター

癒雨

マスターコメント

※このシナリオは４人のマスターによるリレーシナリオです（全４本構成）
※参加者は、４本のうち２本以上のシナリオに参加することはできません
　＝「どちらか１本に参加が確定したキャラ」は、他の３本には入れません

◆◆◆ 全区間共通のインフォメーション ◆◆◆

【ルール】

★三人四脚で、寝子島神社から星ヶ丘のステッラ・デッラ・コリーナまで走って、早かったチームの勝利。
★４つの区間ににわけて、リレーする。
★足を縛っている紐を（タスキやバトンの代わりに）受け渡してリレーする。
★第一・二区間にはチェックポイントが１つずつあり、通過しなくてはならない。（第三・最終区間には無い）
★１チームの人数は、各区間３名×４区間で、計１２名
★寝子高からのエントリーは、松・竹・梅の３チーム

【コース＆担当マスター】

★旧市街（開会式／寝子島神社～消防署まで）→焼きスルメマスター
★シーサイドタウン前半（消防～シーサイド交番まで）→瀬野とうこマスター
★シーサイドタウン後半（交番からＤ－10付近の交差点まで）→癒雨マスター
★星ヶ丘（～ゴールのステッラ・デッラ・コリーナまで／閉会式）→メシータマスター

【チームの組み方】

★松竹梅の各チームは、コメントページなどを利用してプレイヤー様が決めて構いません。
★決まったらアクションにＧＡ【松】、ＧＡ【梅】などと明記してください。
★決まらない場合や、どのチームでも構わないというＰＣは、マスターがチームを決定して描写します。
★ＰＣのレース参加者が定員に達しない場合、ＮＰＣが加わります。（指定はできません）

【アビリティポイント（ＡＰ）】

★各キャラクターごとに30Ｐあり、数値が大きいほど、その力が強くなります。
★【走力・持久力・バランス・根性・紐の結び・協調性】の６項目に振ってください。
　（一項目へ30Ｐ全てを振ることも可能です。ただしその場合は『お察し下さい』）
★書き方はサンプルアクションを参照してください。

　・走力：数値が大きいほど、速く走れます。
　・持久力：数値が大きいほど、長時間一定の速度を保っていられます。
　・バランス：数値が大きいほどコケにくくなります。
　・根性：数値が大きいほど、逆境やアクシデントに強くなります。
　・紐の結び：数値が大きいほど、走行中に紐が解けにくくなります。解けると、縛りなおすためロスタイムが発生。
　・協調性：数値が大きいほど、メンバーの弱点・トラブルをリカバリーできます。

【賞品目録】

１位：ステッラ・デッラ・コリーナ、高級スイート一泊＆高級料理ビュッフェ食べ放題（人数分）
２位：寝子島マリンパラダイス招待券（人数分）
３位：参道商店街『商品券１万円分』（１チーム分）

※チームに対して贈られます。
※区間賞も存在しますが、内容はシークレットです。

【その他】

★設定上、シナリオに参加したＰＣの他にも寝子島中の人が大勢参加しています。
★裏方ではなく、選手として参加してください。
★走行中に、謎の老人４人組からの妨害が発生します。

◆◆◆ 第三区間のインフォメーション ◆◆◆

【テーマ】

　第三区間の特別ルールはずばり、『ネコ』！
　寝子島においてこの存在は欠かせないはず。
　
　可愛らしいネコたちをその頭の上に乗せたり、衣服の中に入れたりして走って頂きます。
　肩に乗せたり、抱っこしたり、やさしくリフティングしながら、手でつまみながら、口でくわえながらなど、何らかの形で身に着けていれば大丈夫です。
　どうしてもという場合はリュックも許可します。
（※何れの場合も、ネコの顔がちゃんと見えていることが条件です）

　ネコは目の前のスタッフさんが抱いている子から選んで下さい。
（飼い猫がいる場合はその子と組んでも大丈夫ですが、その際はその子の性格なども明記して頂きたいです）
　まったりしている子もいれば、もちろん好き勝手に動く子もいます。個性いっぱいです。
　ネコとのフィーリンクが命運を分けます。
　選んだネコ、又はチームメイトとのアイコンタクトやコンビネーションが勝利の決めてかもしれません！

　乱暴にしちゃネコの心は離れていくばかり。
　他にも押し寄せるネコの誘惑にあなたは勝てるか！？
　区間賞は『ネコとの華麗なるコンビネーションを魅せた人』に授与されます！

【マスターより】

　そろそろレースも盛り上がってきた頃でしょうか！　
　連動シナリオ、三人四脚の松竹梅、続いて参ります。
　第三区間は『シーサイド地区後半』になります！
　
　沢山の人の目に映るのでろっこんの効果は薄いものになると思われます。
　能力よりも気持ちで向き合って頂ければ幸いです。
　どんなネコちゃんに、どう接するのか、あなたらしさを詰めてください♪
　
　猫への愛や気持ちも含め、
　皆様の参加を心待ちにしております♪

　▼GAについて
　GAを組む場合に限り、お互いの選んだネコに直接干渉することができます。
　例：隣の○○ちゃんとお互いのネコの気を引いて走ります！
　など、直接コンビネーションを見せることが可能です。

　※個人の場合でも、アビリティポイントの協調性が高いと対応できる可能性が高いです。
　
　以上、第三区間担当の、癒雨でしたー！