寝子島小学校の校長室でのある日。
本校勤務1年目となる校長先生の雨宮 花三郎は、考えていました。
花三郎は、学校の児童に何か楽しんでもらえるような出来事はないかと、執務に支障がない程度ながらもいつも一所懸命考える、とても優しい先生なのです。
そんな花三郎が廊下を歩いて、はしゃいでいる児童の姿を目を細めて眺めている時。
ふと、その廊下に屈み込んで、児童二人が折り紙の蛙を指で跳ねさせて、決めたゴール地点まで競争して遊んでいるのが目に入りました。
「あ、せんせー! せんせいもカエル競争しようっ!?」
無邪気な子供たちの声に、ついつい一緒にカエル競争用の折り紙を手に取った時、ふと花三郎の中に一つの名案が浮かびました。
『ぜひ、いろんな児童が自由に参加できる、折り紙の作品展をしてみたいですねぇ……』
そう思い至った花三郎は、その案を学校内の先生達と話し合って、さっそく実行に移しました。
【冬休みの期間に小学校の一部を開放して、児童たちの作成してくれた、折り紙の展示会を行います。
保護者の皆様も、この機会にぜひ創作意欲に溢れた素敵な児童たちの作品に触れてみませんか?】
そんなお知らせプリントが、寝子島小学校の子供達から保護者の手に届きました。
それからしばらく、冬休みの寝子島小学校【折り紙の展覧会】まで、日付はあと3日を切ったのです──
はじめまして、こんにちは。この度GMをつとめさせて頂く冬眠と申します。
今回は、小学生のPC様中心のシナリオを出させて頂きました。
ほんわかとしたものを目指して頑張りたいと思われますので、どうか宜しくお願い致します。
あらまし
○現状
・寝子島小学校の就任一年目、雨宮 花三郎(寝子島高校・校長先生、雨宮 草太郎さんの弟となります)校長先生が、児童に喜んでもらう為に、冬休みに学校の一部を自由解放しました。
そちらで児童達に、溢れる想像力と発想力で出来た折り紙作品を作ってもらい、
色んな人達にそれを見てもらうべく、冬休みの間、学校内の一角に大きな展示スペースを設け、そちらで【折り紙展覧会】の開催を思いついたようです。
出来ること
○何が出来るの?
・展覧会にて、展示スペースに飾る事の出来る【折り紙の作品】を作る事ができます。
・判定などはありませんが、展示した作品はひとつひとつ校長先生が評価してくれます。
・作品の大きさ等は自由です。
※小学生PC様メインのシナリオとなりますが、GA等により「保護者として作品を見に来た」等の何かしらの理由さえあれば、中学生以降のご年齢のPC様でも参加可能となっております。
○展覧会まであと何日?
・展覧会まで、残すところ後3日とおります。学校内でのみの作業を推奨している為、大作を作られる場合には追い込み時期かもしれません。
(保護者の方が同伴する場合には、お手伝いは禁止です)
・学校での作業時間は、10時~午後4時。
午後4時になると校舎から追い出されてしまいますのでご注意ください。
○紙の大きさや素材は?
・ごくありふれた文房具屋さんに並んでいる『折り紙』として売っていそうな範囲のものが基準です。
・最初に標準サイズが配ってもらえます。折り紙は色々なものを用意しており、ストックも沢山あります。
例:裏表で色が違う、千羽鶴用なども折り紙として使用可能。
ですが、明らかに通常より堅い、大きい等、折り紙の素材として違うものなどは配っておりません。
○他の小学生PCとの共同作業は可能?
・可能です。その際には、出来上がった作品は、共同作業として提出する形となります。
注意事項
○注意事項
・のり、接着剤、セロファンテープ、クリップ等の、物理的に紙を繋げる事を目的にした使用は禁止です。
・ハサミ、書き込み用のペン等は使用が可能です。
※今回は『小学生』PC様メインの参加シナリオとなります。
中学生以降のご年齢のPC様が参加なさる場合には「保護者として」等の小学生PC様とのGA参加を推奨しております。
本に載っている形の整った綺麗なものを作るのもよし、小学生の想像力に任せて巨大ロボを目指すも良し。
GA参加の方は「うちの子の作品は素晴らしい!」と会場で褒め称えるもよし。
どうぞ、自由な発想でご参加頂ければ幸いです。