……ふぁ……んん……?
(ようやく目を開けるが、自分が何をしていたのか意識がはっきりしない。
状況を把握するために辺りを見回そうとして、如月くんの顔が目に入る。
……ただし、至近距離で)
っ、わぁっ!?(一気に覚醒。思わず声を上げ、ぱっと離れる)
わ、わた、わたひ寝てましたか!寝てたんですね!すみません!
とんでもないことになっている? すみませんとんでもなかったですよね!すみません!!
……え、違う?
(完全にグルグル目のまま、視界にサンマさん……と、その他のギャラリー大勢が視界に入る)
……。
(石化)
あの女子、俺色の服を着てるな。そうか、俺のファンか
きっと俺の夢でも見てるんだろう
しかし、俺も罪な男だぜ~
嫉妬に狂った男子がこちらを睨んでいたようだしな……
………。(頭抱えた)
(さて、状況が悪化した…なんかちくわが増えてるし…っていうかあいつら何してんだ…
どーしたもんか…月ヶ瀬をなるべく起こさないようにしようと思ったが…
このままというわけにもいくまい)
……おい、食いもんのばっかの夢見てる場合じゃねぇ。
(ぺふぺふと月ヶ瀬の頭を軽く叩く。起きれ。なんかとんでもない事になっとる)
…(散歩の途中で通りかかり)
…お幸せに(Uターン)
(ちくわの横から顔を出し、気付いた如月ににっこり笑って手を振る
にししー
あー(Q.E.D
(ふらっと通りがかって)…あれは如月か。…(しばし観察)…ここはスルーしておくのが一番いいだろうな。
とりあえずそこのサンマ、ポン酢と醤油、どっちがいい?
……サンマさん……あはは、まて~ぇ……美味しく焼いてあげるからぁ……すぴー。
(※寝ています)
(天の声:さてこの鈍感ズ。こんなアレな雰囲気ではあるが、付き合ってるとかくっついてるとか
まだまだそんな事はなかったりする…嘘みたいだろ…まぁそれはさておき此処は寝子島。
寝子ヶ浜海浜公園の木陰。人混みを避けたものの、やはり知ってる顔はいるようで… 以上、天の声)
……。
(『いかん、読書に集中出来ん…なんだこの三文小説みたいなベタい状況は…
肩に感じる重みが心地良い…それに髪の良い香りが…って違ぇ…俺は何を考えている。
落ち付け、如月庚…らしくねぇぞ…』)
(何やら視線を感じた…その先に…)
ぁあ?……サンマ?
(天の声:「さん」を付けろよデコ助野郎!!)
(『なんだ…あれ、呆れたような、もしくはドヤ顔のような…何見てん…いや見てんのかこっち?
なんかずっと上に向いているようにしか見えねぇが…とりあえず』)
……。
『な に み て ん だ よ』
(と、ガンを飛ばしてみる。不良らしく ※すんません)
あ~…うん(偶然見かけて声をかけようと思ったがそのまま去る)
……赤飯でも用意…いや、…ここは自然とみるのが一番か…
おいおい……。
(思えば何かとアクシデントだらけで、こうして静かに過ごすことってあんまりなかったかも。
ほんと、寝子島に来てからは色んなことがあったなぁ。
最初の頃は、こんなふうに如月くんと一緒に出かけたりするようになるなんて思いもしなかった。
……なんだか悪くない気分、かな……)
……このからあげ美味しい……ムニャムニャ……。(※寝ています)
PL:見た瞬間素敵すぎて思わず絶叫してしまいました。
本当にありがとうございました……! 二人とも爆発しろ!
『面倒事は抜きにして…と言う事だ。
普段、俺と月ヶ瀬が顔を合わせるのは大体面倒事が絡んでいる時だ…
もれいび然り、俗物然り、マタ工の不良共然り…今日は、そういうのは抜きにして出かけてみた訳だが…』
(以上モノローグ終わり)
………。
(……なんだ、この状況は…どうなってんだ…。
そう、適当に出かけて、人混みは避けてだらだらと読書でもするか…そんな流れの筈だった。
何が、起きている……否、頭では分かっている。心が追いついていない…
が、一つだけ分かっている事がある)
……。
(なるべく、起こさないようにしよう…そして、俺は平静を装いつつ読書を再開した)
PL:色々とリクエストさせて頂きましたが多くは言いません。完璧です。
そしてお前ら爆発しろ。
ホホウ…