イラスト:春野ゆき
星ヶ丘のどこかにぽつんと建ってる洋館
数代前の当主が戯れに建てた後、今の今まで放置されていたらしい。
管理者の許可が降りない限り中に入ることは出来ない。
……ということになっているのだが、現在の管理者がかなり適当に許可を出しているため、暇つぶしに付き合ってくれそうな客人は基本的に歓迎している。
ただ療養に差し支えないようにと、喧嘩や不穏な話は避けるよう口を酸っぱくして言われるのだとかそうでないとか
ちょっと‘危ない’人は管理者が気に入っても入館許可が下りるか微妙なところ。
外部との交流が必要最低限なこととその外観から、近隣住民からは気味悪がられているのかもしれない……
住人は一人増えて今のところ四人
下宿に関しては要相談。
ちなみに家賃は管理人の気紛れと懐の温度で大きく変わるのである程度覚悟が必要である