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木天蓼大学の日常 ~ある一般教養の講義風景~
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【落とされたもの、落ちたもの】
おおよそ、中央の辺りの話である。
「小論文は、書き方8割残りが2割だ!」
そう言いつつ、怒濤の勢いで書き始めたのは
高城 隆弥
だ。
『……という根拠と理由をもちまして、寝子島武士の由来については不明点が多く見受けられるものの、数多の想像を掻き立てられるものである事は間違いなく、これからの研究に期待が十分に持てるものと思われます』
と書き上げていく。
(……よし、書き上げた。授業はきちんと聞いていたし、こんなものだろう。芸術学部とはいえ、最低限以上の単位は人としてあるに越した事は無いしな)
そんなことを考えつつ、自分のやることをやろうと隆弥はスケッチブックを開く。
近くに居る誰か……そう、目の前でちょうど集中を乱し始めた男子生徒が目にとまる。
鍛えていて、構想の練りがいがありそうである。
一方その頃、集中力を乱し始めた学生である。
(机座って話聞くなんてめんどくせーが、単位のためだし我慢ガマン……)
その名は、
佐々 藤寿
である。
(体育学部なんだから文学なんて本当はどうでもいいんだが、といってもこんなところでサボって留年なんてのも馬鹿馬鹿しい)
という、考えでなんとか真面目に授業を受けている。
が、しかし集中力散漫で、テスト用紙に書き込みながら思考が並列気味になっていく。
『この島では猫を大切にする風習がある。『ねこじま』と名前がついた理由と言われるほどに猫が多い。昔からそうだった証拠として旧市街の参道商店街には奉納の猫石像が存在する』
と書いているのだが、脳内では……。
(そういえば今日行く途中に見たあの道、緩やかな坂だったしランニングコースにいいかもしれないな……。授業の後長居せずにさっさと切り上げて下見に行ってみるか。最近暑くなってきたし、自販機で何か水分補給出来そうなものも買って……)
その思考は、突如落ちたものによって遮られることになった。
「あ……しまった」
そう言って、落ちた消しゴムを拾う隆弥。
そのとき、たまたま振り返って相手のテスト用紙を見てしまう藤寿。
「あっ……?」
「いっ……?」
その瞬間、消しゴムを拾った隆弥と目が合う。
「な、なんじゃぁぁぁこりゃぁぁぁ!」
吃驚する藤寿。周りも不審な目を向ける。
「こいつは、俺じゃねぇか!」
「うっ……えっ……あぁ」
「……どういうことだ? お前……まさか」
ギロっと怖い顔で迫る藤寿。元不良らしいので、迫力はある。
「こ、これは高度に芸術的に必要なデッサンで……」
必死に説明する隆弥。
口が裂けてもアクション・フィギュア用と言えない。
言っていいかどうかも分からない。
「……そうなら早く言え。よく描けてるじゃねぇか!」
ぱっと一転して明るく言う藤寿。
(あ、危ない)
結局、なんだかんだと話しかけてくる藤寿の相手をしつつも、隆弥はしっかりと取るデータは取ったのであった。
周囲は、若干何か違うものを感じ取っていたようだが、それがどういうものかは本人には分からないだろう。
ただ、芸術科であることが、悪い噂が立たないようはブロックにはなるだろう。
なんだかんだで、この時限を二人は終えたのであった。
【フリーダム? ゆるゆる】
鷲見 貫司
は、周囲に影響されずにのんびりと講義を受けていた。
今日のお昼のことを考えつつ、配られてきたテスト用紙に目を向ける。
ノートに書いていたクロッキーはすでにしまっている。
テーマについて考えてみる。
(猫が多い理由なんてのも独自の文化か? 過去に遡れば猫を祀ることもあった可能性もある。ここは、猫がいるのが当たり前。といっても、そんなのこの島では珍しい事柄にも感じないし、猫のいる島は他にもあるかもしれないが……文化的に関連してそうな可能性が大きい。そこもまた、独自の文化の一つかもしれないな)
というわけで、猫についてピックアップしていく。
(そういえば、海猫様という物語があったような……)
そう思い、海岸近くでいつものように資料として風景をカメラに収めていたときに聞いた話を思い出す。
『……未確認ではあるが、なんでも海の中に祠があるそうだ、それも一つじゃなくいくつかが点々とあると言われている。猫なのに海中というのは不思議なものだが、寝子島だと不思議と納得してしまう……』
そう書きつつ、小論文を仕上げていく。
(あのときついてきた猫かわいかったなぁ……あ、そうそう、チャイムがなったらたこ焼きを食べに行こう、そうしよう)
書き終えたら、所々騒がしい教室の中をのんびりと見回す。
前方の方は騒がしく、真ん中辺りでも何か事件が起こっているようだ。
といっても、重大な事件でもない。
(しかし、平和だ)
そう言ってクロッキー帳を取り出す。
チャイムが鳴るまでクロッキーをするのだ。
貫司はクロッキー帳に意識を集中した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月21日
参加申し込みの期限
2013年12月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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