this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
地下帝国、崩落!?
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
…
16
つぎへ >>
●まずは地上と繋がり隊! その2
穴の反対側には、入り口をずっと掘り続けていた
マウル・赤城・スティック
と、応援に駆け付けた
邪衣 士
がいた。じっさい、マウルが掘りつづけていたことで、だいぶ出口に近づいていたのだ。彼らが無事で、空気も心配ないことを知ると、真魚といいなは一旦雨どいを抜き、修が開けてくれた穴をスコップで広げた。
「うん。このくらいの隙間があれば行けそう」
真魚は念じながらウインクする。すると、真魚のろっこん<キャットウォーク>が発動した。
真魚の身体は猫のようにするりとその隙間を通り抜ける。一同は、おお~っと感嘆の声を上げた。
「よっと。出られた」
士とマウルも、真魚を驚きと拍手で迎えた。
真魚は、士とマウルに外の様子を伝える。誰が来ているのか、どんな装備があるのか、あとどのくらい掘れば開通しそうなのか。
「情報助かった。先がわからなくて、不安だったんだ」
マウルは真魚に感謝した。もう少しだと分かれば、あとひと踏ん張りする気力も湧いてくる。
「両側からあの穴を広げるように掘ろう。瞬城に連絡係を頼んでもいいのか?」
士の問いに、真魚は頷く。
「もちろんよ。そのために来たんだもの」
「とりあえず……なにか食べるものはないか? ずいぶん働いたんで、腹が減ったんだ」
マウルの願いを聞くと、真魚は笑って向こう側に戻った。
そして、次に戻って来た時には、ひびきが焼いてきてくれた猫のクッキーを手にしていた。
「助かった」
ひびきが穴の向こうで手を振っている。
こうして真魚は何度も隙間を抜けて連絡役を務めてくれた。
すごいろっこんだと感心しながら、マウルは改めて安堵のため息をつく。
「なんとかなりそうだな。よかった。……しかし、ブーメランを置いてくるものじゃないな」
マウルは後悔していた。マウルのろっこんの鍵となるブーメラン。普段、とくに使わないときは、荷物になるので部屋に置いたままにしていたのだが、今回はそれが仇となってしまった気がする。
「ブーメランが無いと、いざという時にろっこんが使えないんだもんな」
それは、いつも携帯を持っているのに今日に限って忘れた、というのと同じくらいには心細いものだ。
それを再認識したマウルは、いつもブーメランを肌身離さず持ち歩こう、と心に決めたのだった。
◇
こうして、たくさんの協力者を得て、まもなく、地下帝国と地上とを隔てていた出入り口の土砂は綺麗に取り払われた。苦労の末、開通したときは、誰も彼もみんな手を取りあって喜んだ。
「ありがとう。世話を掛けたな」と士が頭を下げる。
「もれいびが死ににくいからって……仲間が埋まれば心配するのだ当たり前なのだ! ……気が抜けたのだ~」
真央がへなへな、とその場に崩れる。地下帝国民である士にとって、崩落なんてフツウのことだと気楽に構えていたけれど、真央たちにとっては非日常の一大事だったわけだ。そんなふうに心配してくれる仲間がいるという事実を、士はなにやらくすぐったいような気持ちで受け止めた。
「後木、それにみんなにも、心配かけたな。ひとまず良かった、と言いたいところだけれど、まだ中には、けっこうな人数残ってるんだ。他にも崩落してるところがあるから、俺は戻るよ」
「待て」
士を引き留めたのはいいなだった。
ほっとしたからか、いつの間にか、元の姿に戻っている。
「あれ? そーいえば素敵なおっぱいのうさぎ屋のバイトのおねーさんは?」
などときょろきょろする竜司を蹴りあげ、いいなは、そっと士に進言した。
「士殿。ここの温泉の泉質、水温、調査はしてみたのかの? 場合によっては、ここの取り壊しを企む輩が動くかも知れん」
いいなは、彼女が知り得た情報のいくつかを士に伝える。
いいなの情報ソースは、かつて仇敵と呼んだ男が残した『データ』。
それを思うと、いいなの瞳が、すこし潤む。
「何故こんなことを言うのか、というとな。それはたぶん、儂が……『誰かさんが帰ってくるところを護りたい』と思っておるからなのじゃ」
士は、わかった、というようにぽんぽん、といいなの肩を叩いた。
◇
「いってらっしゃい。気をつけてね」
ひびきが、解放された入口から地下帝国内部へ救出に向かうみんなを見送る。
「一緒にいかないのか?」
部屋に戻ることにしたマウルが訊ねる。
お気に入りのペガサスのぬいぐるみ、はやぶさを抱え、ひびきは答える。
「うん。はやぶさが『ひびきの出来る事をしよう』って力づけてくれるから……台所に行って美味しい料理を沢山作って待ってることにする。それが私の出来る事だと思うから」
そうか、とマウルは言った。
「なら、俺も着替えたら手伝おう。みんな、きっと腹を空かせて戻ってくるだろうからな」
ひびきはマウルの巨体を見上げ、それから嬉しそうに「うんっ」と肯いた。
<地上との出入口、開通!>
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
…
16
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
地下帝国、崩落!?
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月30日
参加申し込みの期限
2013年09月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!