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●「シンデレラマジック」
トリエンナーレ開催に伴う衣装需要を見越して、“シンデレラマジック”を立ち上げたのは、近頃 放浪の画家として名をはせる
旅鴉 月詠
である。
黒のゴシックドレスに日傘という出で立ちの
桜 月
は、どこか自分と似て小柄ながら華のある月詠の姿を見つけて、足を止めた。
「あれ? 君は……
あの夜
の絵描きさんじゃないか。今日は貸衣装屋をしているんだね、トリエンナーレには参加しないのかい?」
「やあ。トリエンナーレには、メイドの唱華と舞華が出場するよ」
「旅鴉さんは当たらなかったのか、残念……」
「そうでもないよ、私は裏方の方が性に合ってるし」
衣装を整えながら、さらりと言う月詠。アーティストとして、全うな答えだ。
“シンデレラマジック”内は、寝子島の服飾関係の店や
コスプレ部
が協賛したお陰で、所狭しと制服、私服、コスプレの類が吊り下がる。
その中でも特に目を引くのは、月詠つきのメイドである
檜扇 唱華
が趣味で作り上げたドレス。
「今まで沢山、衣装を作ったんですよ。舞華ちゃんがコスプレする為のアニメそのままや、月詠様オリジナルのデザインもあるのですよ。他にもその服達の、御披露目の場になればと思います」
女性らしく、しとやかな美人である唱華が作ったと聞いただけで、同じ衣装でも価値がぐんと上がる気がするから不思議だ。
「寮にあったドレスも、引っ張りだして並べてみた。クロゼットに眠らせておくのも勿体無いからね」
「デザインの参考になると思うし、後で衣装を見せてもらっても良いかな?」
「ああ、歓迎するよ」
「月詠さん、言われたとおりイベント会場にライブカメラ設置してきましたー!」
姉の唱華とは対照的に、活動的であどけなさを残した
檜扇 舞華
が頭上で腕を振り回せば、ツインテールにした赤い髪が揺れて、ふわりと甘い香り。
「ああ、ありがとう。これで店に居ても、会場の様子が分かるな」
「バッチリですよ!」
「回線も、ご機嫌なようです」
片目を瞑った唱華が、接続機器の<声無き声>を代弁し、“シンデレラマジック”のスクリーンに映し出されたトリエンナーレ会場の様子に、月詠は満足そうに頷いた。
「月詠ちゃーん! 来たよー!」
「空音、待ってたぞ」
「「いらっしゃいませ」」
桃原 空音
が踊るような足取りで現れて、月詠と声を揃えた檜扇姉妹に迎えられる。
「ねーねー、今朝見せてもらった、緑のしゅてきなドレス! めっちゃカワイイよね、誰が着るの? 月詠ちゃん? 着たトコ見たい見たぁーい★」
くねくね身を捩じらせて、おねだりする空音に、月詠はふっと微笑むと舞華に目配せする。
「勿論だ、空音には是非見てもらいたいと思っていたんだ」
「えぇ~、ホントォ!? やったぁ、楽しみーっ! ……はい?」
ポンと、意味深な笑顔を浮かべた舞華に、後ろから肩を叩かれた。
「頼んだぞ、舞華」
「お任せください、月詠さん。ささ、お嬢さん、ここは人目がありますから、こちらへどーぞ」
「えっ? えっ?」
唱華が簡易試着室のカーテンを手でめくって、空音を迎えた。
「何っ!? どゆコト??」
「はーい、いきますよぉ~、シンデレラ!」
高らかな声が響けば、舞華の出番。
\イリュージョーン/
舞華の<魔法的御召し替え>で、空音はあっという間にお着替え完了。
「ほわっ!?」
我が身に何が起こっているのか理解出来ず、流れについていけない空音を椅子に座らせて、月詠は唱華が作った緑のドレスに合う、ピンク系でまとめた優しい印象のメイクを空音に施していく。
まつげをくるんとカールさせて、唇にはパールの入ったルージュを薄く引いて。
髪も綺麗に梳いて、さらっさらに。気持ちコテを入れて、内巻きにすれば普段は元気なイメージの空音が、どこかの令嬢のようだ。
最後に月詠が自作した、トップに蝶を配したティアラを載せて完成。
「よし、いいぞ。ご覧、空音」
メイクでドレスが汚れないように、ドレスの上に掛けていた布を外すと、現れたのはお姫様。
「かわいいー、さすがのセンスですね月詠さん!」
「まあ、見違えましたね。よくお似合いですよ、お嬢様」
きゃっきゃはしゃぐ舞華や、にこにこと自分を誉めてくれる唱華。
「ふぇ……?」
それでも実感が沸かない空音に、月詠が姿見を引っ張ってくる。
目の前に置かれた姿見を、空音は二度見した。
「……わぁ! 誰だろこの子……ってあたしかー!?」
「唱華も自信作と言っていたドレスだ。ティアラは私が作ってみた。どうだろう、シンデレラ?」
月詠に静かな声で囁かれて、あわあわしながらも、空音は心境を白状する。
「えっと、えっと、誰かが着てる姿を妄想してたんだけど……すごく……フリフリで……上品な感じで……お、おお落ち着かない……ッ!」
掌で頬を押さえる空音。
「そのティアラはシルバーアクセ、宝石はイミテーションだそうです。月詠様のデザイン、繊細で素敵でしょう?」
「そ、そうなんだ……」
主人の手仕事を嬉しそうに話して聞かせる唱華に、空音も素直に凄いなぁと思う。
「『可愛い』『美しい』は、作る事が出来るのだ」
自分でも空音の仕上がりには、自信があるのだろう。えへん、と珍しく胸を張って見せる月詠に、空音は相変わらずテンパったままで。
「うん……確かに、そう、みたい……でもっ! こんなの誰かに見られたら、恥ずか死んじゃうよぉ~! き、着替えてくるっ!」
ドレスの裾を翻して、脱兎の如く逃げて行く空音。
「あ、そのまま逃げていった。まあいいか……ガラスの靴じゃないから、つまづかないよう気を付けて、ね」
ちゃんとしたドレスは、優雅な見た目に反して拘束具のように、実に動きづらいものなのだ。
「私達も、そろそろお暇致しますね、月詠様」
「月詠さん、店番宜しくお願いします」
「ああ、二人とも店の事は気にせず、楽しんでおいで。私もここから、君達を応援させてもらうよ」
二人のメイドにエールを送り、月詠は店番をしながらスクリーンに視線を送る。
イーゼルにスケッチブックを立てると、すぐに取れるよう筆記具もスタンバイして、ゆったりと腰掛ける。
知り合いがスクリーンに映ったら、その都度スケッチするつもりだ。
そして彼女は、優勝者のスケッチは油絵にして後日寄贈する心算。
月詠の油絵を受け取る栄誉は、果たして誰の手に?
これもまた、後のお楽しみ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
130人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月30日
参加申し込みの期限
2013年10月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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