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【バレンタイン】フェアリィテイルとチョコレート!
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洋菓子店の朝は早い。早朝から仕込みを始め、開店時間に合わせて焼き上げたお菓子やケーキを店頭に並べていくのだ。もちろん、シーサイドタウンに店を構える洋菓子店『Raton』も例外ではない。そして本日2月14日はバレンタインデー、いつもよりチョコレート菓子を多めにショーケースへと店主である
荒井 景貴
が並べていた。
「これでよし、と」
2月限定のラヴルくんチョコは、お店のマスコットキャラであるアライグマのぬいぐるみ『ラヴルくん』を立体的に模して作った景貴の力作。他にもラヴルくんの形をしたミルクチョコレートにオーソドックスなハートのチョコムースケーキ等、次々にショーケースに並べれば開店の時間まで後1時間を残すところとなっていた。
カラン、とお店の扉を開いて
紅林 柳霞
がバレンタイン用のラッピングを手伝う為に現れたのは、それから15分後。
「おはよう、景貴さん」
「おはようございます、柳霞さん」
彼女の首元にキラリと光ったネックレス、そのペンダントトップを見て景貴がふわりと微笑んだ。
「それ、付けてくれてるんですね」
視線の先にあるのは、景貴が先日送った彼女への婚約指輪。
「うん、できるだけ肌身離さず……今日はお手伝いだから、チェーンに通してきたんだよ」
「嬉しいです。それでは早速ですがこちらに着替えてきてもらっていいですか?」
甘い笑みを浮かべて景貴がバイト用の制服を柳霞へと渡すと、柳霞がそれを受け取って奥へと消えていく。
「嬉しいものですね」
思いがけない小さな幸せに、今日はいい1日になりそうだと景貴が呟いた。残りの商品を並べ終わり、本日特注のケーキの準備も終わらせた頃に、着替え終わった柳霞が店へと出てくる。
「お掃除は終わってるかな?」
「外はまだです、お願いできますか?」
任せて、と勝手知ったるなんとやらで柳霞が箒と塵取りを手に外へ向かった。開店まであと30分、レジの横に飾られたバレンタインVerのラヴルくんぬいぐるみが、赤いハート型のマカロンを持ってお客様が来るのを待っている――。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「うん、今日のコーデもばっちりね」
出掛ける前に鏡でも散々チェックしたけれど、ふと足を止めたショーウィンドウに映った自分の姿に満足気に
城山 水樹
が微笑んだ。そんな彼女の今日のコーディネイトはバレンタインを意識して、ローヒールで歩きやすいブーツに少し甘めのAラインワンピースだ。色は赤と迷ったけれど、コートを赤にしてワンピースはスイートなチョコレート色、襟には上品な白いフリルレース、唇にはブリリアントなローズピンクとくれば、きっと今から会う彼だって――。
「いけない、あんまりゆっくりしてちゃ遅れちゃうわ」
しっかりと鞄を抱えると、待ち合わせ場所へと足を向けた。鞄の中には肝心のプレゼント、今日のことを考えると自然と足取りも軽くなって、シーサイドタウン駅には思ったよりも早く着いた。
「ふふ、好きな人を待つっていうのもいいものね」
知らず知らずのうちに笑みが零れる。以前であれば水樹が1人で立っていれば声を掛けてくる男性が何人かいたのだけれど、水樹の幸せそうな表情を見れば想う人との待ち合わせだとわかるのか、見ず知らずの男に声を掛けられることもない。
そんな水樹に、真っ直ぐに向かってくる男性が1人。
「すまない、待たせたかい?」
「ええ、とっても! なんて嘘よ、待ち合わせの時間ぴったりじゃない」
「それでも君の方が早かっただろう?」
「少しだけよ、それに待つのも案外悪くないわ」
恋人の言葉に嬉しくなって、
ヒュー・ヒューバート
は柔らかいウェーブを描く彼女の髪から覗く、冷たくなった耳朶へとそっと唇を落とした。
「……っ! もう、ヒューったら!」
水樹の耳がほんのり赤くなっているのは寒さのせいだけではないはず。そのまま腕を組むと、行きましょうと歩き出した。
今日のお目当てはマリンパラダイスとステッラ・デッラ・コリーナのアリスのお茶会なのだ、時間は有効に使わなければいけない。何せ水樹も専属モデルという仕事上それなりに多忙だし、ヒューも2月に入ってから仕事の波が落ち着いたとはいえバレンタインを過ぎればまた忙しくなるので今日は貴重な逢瀬と言うわけだ。
バレンタイン一色に染まったシーサイドタウンを歩き、マリンパラダイスへと訪れると午前中とはいえそれなりに盛況な様子。
「人魚姫のショー、もうすぐ始まるみたいね」
「そうだな、今から向かえば間に合うし行こうか」
水族館の中に設けられた特設水槽の前は水中観覧席となっていて、座席はないものの3段程の階段と1メートル程の幅の踊り場が水槽から背後の壁までスタジアムのように広がっていて、好きな場所に座って見れるようになっていた。丁度空いていた前の場所に2人で座って暫くすると、幻想的な音楽が流れてきてプロジェクションマッピングを駆使した人魚姫が始まった。
それは知っている物語ではあったけれど、初めて見る世界そのもの。美しく水槽の中を泳ぐ人魚姫と映し出される映像、そして何よりもその場を盛り上げる音楽は見る者の心を揺さぶっていく。
盛り上がりは最高潮に達し、人魚姫が海の泡となって消えるシーンでは思わず水樹が涙を浮かべながらヒューの手を握り締めてしまうほど。演目が終わって辺りに柔らかい照明が戻っても涙ぐんだままの水樹に、ヒューがそっと指先で涙を拭う。
「ごめんなさい、あんまりにも綺麗で悲しくて、つい」
「大丈夫、水樹は泡になんかさせないから」
耳元で囁かれた言葉は甘く、水樹は恥ずかしがりながらもその胸に甘えるように寄り添った。
「落ち着いた?」
「ええ、ごめんなさい。それから……ありがとう」
「どう致しまして、それじゃ他も見に行こうか」
さりげなく水樹の手を握って、ヒューが歩き出す。繋いだ手の温もりを嬉しく思いながら、水樹は彼の横を歩いていく。一通り見て周り広場へ向かうと、サンマさんとマンボウくんが来園者の人々に囲まれてわいわいと楽しんでいる所に遭遇し、折角だからと水樹達もその輪の中に混じっていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
76人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月19日
参加申し込みの期限
2016年09月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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