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☆手作りねこおやつ
2月上旬。
恵御納 夏朝
は、
テオドロス・バルツァ
を探していた。
(バレンタイン……にはまだ早いし、それとは別だけど。何となく、日頃の感謝も込めてテオ君においしいものプレゼントしたいなって思ったんだ)
茹でて冷ました鶏ささみや、にぼし・鰹節等を入れ、素材の味を生かして塩分控えめにした
手作りねこおやつ
と、途中で買った猫用のお皿を持って。
「シーサイドタウンにいるかな……旧市街かな……?」
シーサイドタウンの寝子高近くでテオを見つけた。
「こんにちは、テオ君」
挨拶すると、テオは無言でちらりとこっちを見た。
相変わらずそっけない。
「ねこおやつ、作ってきたんだけど……いる?」
夏朝はバッグからおやつと猫用のお皿を取り出すと、開封してお皿に乗せそっと差し出した。
鼻をヒクヒクさせたテオは、皿に近付いてきた。
「お口に合うと良いんだけど……」
テオは黙っておやつを食べ始めた。
その様子をじっと見守る夏朝。
残さず食べ終わると、テオは背を向け歩き出した。
「うまかったぜ」
一言残して。
夏朝は後を追おうとせず、その背中を見送りながら思う。
(来年も再来年も、その後も……テオ君がずっと元気で、幸せに過ごせますように)
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あとがき
担当マスター:
天村花海
ファンレターはマスターページから!
ご参加、そしてNPCたちへのプレゼント、ありがとうございました!
NPCにはプレゼントができない仕様とのことで、贈りたい人もいるんじゃないかなと思い企画させていただきました。
後出しで時系列はバラバラになっていますが、気持ちがあればいいかなと!
お返しができなくて申し訳ありませんが、NPCたちにはアイテムと一緒に皆さんのお気持ちもしっかり届いています。
それが何かのきっかけになるかどうかはわかりませんが、この短いリアクションが幸せな絆の一助になれば幸いです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年09月02日
参加申し込みの期限
2016年09月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年09月09日 11時00分
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