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●闇チョコレートフォンデュカレー
きらびやかな星ヶ丘寮で、寝子高3年の
鬼河内 巌
は目立っていた。
194cmの身長ばかりが原因ではない。
学ランにゲタ履きという、絶滅危惧種的番長な服装、さらに大きな風呂敷包み。
いくらドレスコードなしのホームパーティでも、これで人目を引かなかったらびっくりである。
「ホスト部に対抗して『究極のカレーを求める会』乱入じゃあ!」
「ホスト部に対抗?」
その言葉にホスト部員たちが色めきたつ。
「エントランスを通ってきたなら、危険物は持ってないと思うけどねえ」
信彦は呑気に言うが。
巌はつかつかと中央のチョコファウンテンに向かっていく。
そして風呂敷包みを開くと、カットした人参、玉葱、ジャガイモ、牛肉、林檎を噴水にぶっ込み始めた。
確かに食材の持ち込みは禁止されていないが……
「すみません、他のお客さんの迷惑になりますので、チョコにつけるのはその都度食べられる分だけにしてくださいッス……」
にこやかに昌也が声をかけるが。
「闇チョコレートフォンデュカレーを皆に食べて欲しいんじゃあ!」
巌が手に持つ大量のカレー粉に、昌也の笑顔が凍り付いた。
カレー粉の口を開け、泉に放り込もうとする!
「ちょ、ちょっと待ったあ!?」
昌也は必死で巌の手を押さえ、陰にいたスタッフたちも飛び出してきた。
「甘いもんばかり喰っていると、辛い物が喰いとぉなるんじゃあ!」
スタッフに取り押さえられ、巌はチョコの泉から引き離される。
ミステリアスな少女――葉月は、チョコファウンテンに近づくと、さっき巌がチョコレートに投入した人参や玉葱、ジャガイモを皿に取った。
「え、それ……食べるの?」
驚く夏朝の前で、葉月は平然とそれを食べてみせた。
「火は通っているようね。悪くないわ」
更にその後、テーブルに並んでいたが他のだれも手を付けていないゴーヤとキュウリにためらいなく手を伸ばす。
「え! それをチョコに……」
葉月の見た目に反したチャレンジャーぶりに絶句する夏朝。
表情を変えずに食べた葉月は言った。
「甘みと苦みが口の中でケンカするかと思ったら、意外に悪くないわ……万人向けじゃないけれど」
「そ、そうなんだ……」
「キュウリは水っぽい感じでチョコの甘みを薄めるけど、これはこれでアリと思う」
「……僕もにんじんやじゃがいもは、チーズフォンデュにして食べてみようかな」
思い切っていろいろ試してみるのもいいかもしれない、と夏朝は思う。
「まあ、すみっこのほうでやってもらう分には構わないよ? カレーが食べたいレディもいないとは限らないし」
取り押さえられた巌だが、信彦の言葉で、回収された材料を入れた鍋とスペースの一隅を借りることができた。
「わかってくれる人もいるかもしれんけんのう」
一目見て避けていく人がほとんどだが、めげずにカレーを煮込む巌。
近くにいた夏朝と葉月に声をかける。
「そこのお嬢ちゃんたち、闇チョコレートフォンデュカレーを食べていかんか?」
「え、ぼ、僕?」
声をかけられた夏朝はたじろぐ。
「まずは普通のチョコフォンデュが食べたいので……ごめんなさい」
とお断りした。
「いただくわ」
葉月が皿を差し出す。
もう驚かないことにしよう、と思いながら夏朝はこのちょっと変わった美少女に聞いてみた。
「えっと……猫さん、好き?」
好きだったらもっとお話できそう、と思ったのだ。
「猫……嫌いではないけど」
ゆっくり答えた葉月だが、すかさず飛んできた巌の答えに、夏朝は会話の糸口を見失った。
「猫? 猫もカレーの具じゃあ!」
「……えっ?」
夏朝の頭が理解を拒否した。
(もしかして僕が知らない、『ネコ』っていう食材があるのかなあ?)
そうであってほしい。
けれどそれ以上突っ込んで聞かないほうがいい気がして、夏朝はその場を去った。
チョコレートフォンデュカレーを食べながらそれを見送った葉月は、一言つぶやく。
「不思議な味……」
そして、新たな味覚と出会うべくハムカツやコロッケの並んでいるコーナーへ向かっていくのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年07月21日
参加申し込みの期限
2016年07月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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