それは、穏やかな朝日が降り注ぐある日の事。いつものように登校していると、街角の掲示板に、このようなポスターが貼ってあった。
――開催! 寝子島美味しい物フェスタ!!
どうやら、町長の
中沢 リッカルドの思いつきで開かれる事になったらしい。なんでも、今度の休日に寝子島シーサイドタウン駅の駅前広場で行われる、という。興味を持ったであろう寝子高の生徒達が見ている中、1年生の
野々 ののこが「おもしろそう!」と楽しげな声を上げる。
「どんな物があるのかな? せっかくだし、行ってみない?」
ののこと目が合った貴方は、彼女に誘われ……どうしようかと考えてみるのだった。
リッカルド町長曰く『寝子島産』の物で作った名物・銘菓をこの機会にどどん! と売り出したいと考えているようだ。寝子島は確か、近くの海で取れる魚介類が有名だし、とくにしらすコロッケ(じゃがいもにしらすがまざったほっくほくのコロッケ)はお惣菜屋で地元住民だけでなく旅行客にも親しまれている。
ポスターには『会場に寝子島の名物・銘菓が集まる』事、『会場の手伝いをしてくれるボランティアスタッフも募集している』事等が書かれていた。会場では様々な屋台が並ぶようで、もしかしたらそこでアルバイトをしている友達とばったり会うかもしれない。
その他、投票によって『町長の一押し!』を決定し、寝子電の中刷り広告やインターネット等で大々的に宣伝する旨も書かれており、そこに関心を寄せる者も少なくない。後ろの方では「注目を集めた物はタウン誌で紹介されるって!」という話も聞こえた。そういえば、今朝目を通したタウン誌にもこのイベントについては書かれていたような気がする。
この機会に新たな名物として名を売ろうとする物も出てくるだろうと思うと、少しワクワクしてくる自分がいた。
予定も無い所だし、少し屋台を回ってみるのも一興だろう。貴方はその日を楽しみにしながらポスターに笑いかけた。
【シナリオガイド情報補足】
今回のシナリオでできる事
・屋台を見て回る
・『寝子島美味しい物フェスタ』のボランティアスタッフをする
・アルバイトで屋台を手伝うor屋台を出す
(あくまでも一例です。他にも閃きましたらどんどんやっちゃってください)
※投票はフレーバー的なイベントですので特に気にしなくても問題ありません。
注意事項
・常識の範囲内での行動を心がけてください。
(飲酒、喫煙などのアクションは採用されません)
【ライターより】
皆様はじめまして。
菊華 伴と申します。
これから『らっかみ!』の世界を少しでも盛り上げられるよう、シナリオという形で頑張らせていただきます。
今回は『寝子島美味しい物フェスタ』と題しまして、美味しい物を食べ歩きしてみませんか~? といった具合のシナリオです。
トラブル? そんなもんありません、多分。
また、今回は皆様に『寝子島の名物やお菓子』などを自由に考えていただきたく思っています。やり方は簡単。アクションに
「そういえば最近~~って食べ物が出たんだよね?」とか
「○○屋の○○が食べたい!」
と書くだけでもOKですがアクションの一部に説明が書いてあるとわかりやすくて助かります。詳しくはサンプルアクションをご覧下さい。一応、例を書いておきます。
ちなみにですが、あなたが提案した物が『寝子島名物』として公式に認められる場合があります。
という訳で、よろしくお願いします。