屋上は箱庭。
でもこの箱庭は限りなく広い世界に繋がっている。
飛行機雲の五線譜に点じられたカモメの音符、悪戯な風に吹き惑う書きかけの楽譜。
後ろ髪に結んだリボンが優しい風にそよぐ。
オズワルドの黒く潤んだまるい瞳に夢見るような私の横顔が映りこむ。
鏡合わせの過去と現実、孤独に膝を抱えた少女がさかしまに湖面に映る。
過ぎ去った時間はけっして戻らない。
でも今の私はあの頃のように膝を抱えて悔いてはいない、自分を責めて塞ぎ込んではいない。
見守ってくれる人がいる、導いてくれる仲間がいる、そして心にはあの子が……大好きな「彼女」がいる。
脇腹にくすぐったさを感じて視線を落とせば、オズワルドが立派な耳と小鼻をひくつかせ物言いたげに見つめてくる。
『そうですね……アナタもいましたね、オズワルド』
軽く謝罪してふっと口元を綻ばせる。
今、私の手には一冊のスケッチブック。
周囲と意思疎通を図る必需品にして、大事な記憶を書き綴った宝物がしっかり握り締められている。
彩り溢れるこの世界を、託された素晴らしい未来を、私の目を通してきっと彼女も視てるはず。
『私は大丈夫』
貴女がいるから。みんながいるから。
涙でできた湖はいつか乾くから…
ぴいっ(飛んだ一枚キャッチ。持ってきて渡し)
ピピッ チヨ(よお、オズワルドも浅山もこんちわ。今日の空は綺麗だよな~)(横で空見上げつつ)
>八十八旗さん
『見せない技術?確かに見えてない部分はあるかもですが…』(気づいてない)
>橘さん
『わざわざ回収有難うございます…一枚無くなってないか心配ですね』(汗)
>月さん
『月さんもご一緒にどうですか?』
透明な青い空と浮かび漂う入道雲
夏空に囲まれて、私の思い出は流れゆく
景色を閉じ込めた空の鏡、足元に映るは相反する過去の陽炎
青と白に包まれた―――現実的なようでちょっとだけ不思議な、幻想の世界へ
【PL:納品報告を頂いてページを開き、一目見た瞬間言葉を失いました。
あまりにも幻想的、そして発注文通りの鏡や飛び散る楽譜の描写、傍らに座った黒ウサギなどなど、とにかくもう素敵すぎるの一言です。
鏡越しに映るPCや飛び交っていく鳥の姿、イラストの上から下まで目が離せません…!
おまけっち様、この度は難しい発注文の中本当に有難うございました!
大事に使わせていただきます…!】
………(ぼうっと浅山さんらをみてる)
譜面が飛び散ってるぞ(集めつつ
向きが違うって事は後ろを振り返るか先を見つm・・・いや、忘れてくれ
ふむ、これが「見せない技術」というヤツか・・・!(何
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幻想的な一枚だね!
鏡像が違うことに何かしら意味を感じるねぇ