お昼時になると店内は腹をすかせた客でいっぱいになる
客が来ることは嬉しいが、多すぎるのもまた困るものだ
今日も一日頑張るとするか
【PL】
こちらはガンガン発言したいという方のトピックです
スローペースのトピックとの並行発言は禁止です
ゆっくりレスしたいという方はスローペースをお使いください
喧嘩RPなどはお控えください
神無さんは料理されないんですか?
ああ、元々飼っているのは猫2匹なんですがわけありの子たちも預かってたりするんです。
そういった子たちは良い縁に恵まれれば手元を離れていくんですけど、いなくなるってことはないんで……。
だから家に居ることが少ないんっすか、納得しました
んー、でも自分で料理するのは凄いと個人的には思いますよ
家でも動物かってるんっすね
母は海洋生物学者でして……陸にいるより海の上で過ごしていることの方が多いんじゃないでしょうか。
苦労と言うには大げさかもしれませんが。
でも動物達の食事も用意すること考えたら自分でやるのが手っ取り早いですからね。
……苦労してたんですねぇ(しみじみと呟く)
それで和食を作るようになったって訳ですね
お母さんのお仕事って何ですか?
ええ、母は仕事柄あちこち飛び回ってて殆ど家にいませんし、父は家事の類がてんで駄目なので。
それでいて和食じゃないと嫌だというので自炊せざるを得なくなったわけです。
(しょうがない人達ですよね、と目を伏せて小さくため息)
へぇ、家では和食なんですか
自炊してるんですか?
常連が増えることは嬉しいことなので、お気軽にどうぞっと
家では専ら和食で洋食は外をアテにしてるので、美味しい店に出会えて私も良かったです。
最近はシーサイドタウンで往診頼まれる方も多いので、ちょくちょく通わせていただきますね。
どういたしましてっす
はい、お粗末様ッす
(食べ終わった皿をお盆に乗せもって言った。暫くして戻ってきた)
先生の感想、義理兄に伝えたらありがとうって言ってましたよ
料理を気に入ってくれたみたいでよかったって
ありがとうございます……って、こういうときに言うのもちょっとおかしいですが。
オムライスは凄く美味しいです。
東京や横浜で老舗の洋食屋さんで食べたオムライスと遜色ありません。
(綺麗に平らげるともう一度手を合わせ、ご馳走様でしたと忘れず添えてからコーヒーに口をつけ)
別に気にしてませんよ
俺自身男と間違えられるような態度とってますし、身長が平均よりでかいっすしね
第一印象で全て決まるわけですから気にしなくていいっすよ
そんなことより、デミオムライスの味はどうっすか?
(微かな微笑みを見てとり、うんと小さく頷いて)
いえ、やっぱり女の子だなぁと思いまして。
好きなものの話をするときの表情とか、声の調子が特に。
初見で誤解した自分が少し恥ずかしいです。
ええ……楽しみです(かすかに微笑む)
そうっすね。不便な代わりに面白いことが多いので、いい島だなって思います。
へぇ、先生も東京に居たんですか?
……どうしました?(じっと見つめられていることに気づき、少し首をかしげる
おや、それは本当にめでたいですね。
東京からこっちに移ってきたら色々不便なことも多いでしょうが、のんびりできるでしょう?
私も大学時代はあっちに居たので……。
(家の事情を詮索することもなく無表情のままスプーンを口に運んでいるが、不機嫌そうというわけでもなく。
むしろ子どもが何かに集中しているような、そんな感じで。
もくもくとオムライスを食べていたが、不意に顔をあげてスプーンを咥えたまま神無さんの顔をじーっと見つめ)
はい、姉の旦那がここの店長です。姉はおめでたで今はお休み中っす。
実家は東京のほうにあるんですよ
ちょっと色々あって、寝子項に通わせてもらってるんです。
(家のことは話さなくてもいいか。……少し嬉しそうだな)
はい、どうぞ。
ああ、そうなんですか。
お姉さんがいらっしゃるんですね。
居候ってことはご実家は寝子島じゃないんですか?
(他愛ない話を振りながら頼んだものを待ち。
目の前で湯気をたてた黄色い卵と赤茶色のソースがとろりと絡んで流れ落ちる様子に僅かに目を細めてから律義に手を合わせてからスプーンを手に取り)
はい、気をつけますね。
では、いただきます。
ちわっす。
ここ俺の姉夫婦が経営してる店っす、居候させてもらってる代わりに手伝いしてるだけっす。
デミオムライスとコーヒーですね、少々お待ちください
(厨房に向った。数分後、お盆の上にデミグラスソースをかけたオムライスとコーヒーを持って来た)
お待たせしました、デミオムライスとコーヒーです
(とろとろとしたタマゴの上に、生クリームが少しだけ入った赤茶色ソースがかけてある。上には刻んだパセリが添えてあった。陶器のカップにはコーヒーが入れてある)
出来立てなので、気をつけて食べてくださいね。
おや、神無さん。
こんにちは。
奇遇ですね、バイトですか?
(勧められるまま空席に座ってメニューを開き、ほどなくして手をあげ)
オムライス下さい。
ソースはデミグラスソースで。
飲み物はコーヒーをお願いします。
いらいっしゃいま……あ、日月先生
(拭いていたテーブルから顔を上げる)
テーブルならどこでもあいてますよ、お好きな場所にどうぞ
(テーブルの上には赤茶色イメニューが置いてあった)
(静かに店のドアを開けて中へ)
すみません、席空いてますかね?
(いつもの白衣をはおり、往診鞄を片手に首を傾げて店内を見渡し)
ふぅ、もうすぐお昼時か
客が来る前にテーブルの上を掃除しておくか(白い布巾でテーブルの上を拭く)