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風紀桃色プールサイド
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それは、遡ること数分前。
貴子の到着で咲はいくらか落ち着きを取り戻し、普通に喋れるようになっていた。
「だから、真央ちゃんは褌の素晴らしさを伝授しようとしただけなのだ! 簀巻きにされる理由がわからないのだ!」
「でもねえ、やっぱプールにいる女の子をその場で着替えさせるのはどうかと思うよ」
解理が諭すが、真央は一切聞き入れようとしない。
「褌の堅牢さはブラジリアン水着のそれとは段違い! ちょっとやそっとじゃ脱げないのだ! なぜ皆それがわからないのだー!」
「……確かに、案外着心地は悪くないわね。胸もそれほどきつくないし」
ついさっきはかされたばかりのこまちは案外気に入ったようだが、それでも場の雰囲気は完全に褌が否定されていた。
「皆、ちょっといい?」
その雰囲気を切り開いたのは、他ならぬ咲だった。
「後木さん、その褌、緑色はある?」
「や、矢萩さん!?」
「も、もちろんなのだ! 少なくともここにいる人数分は余裕であるのだ!」
貴子を含む全員が咲の行動にあっけにとられた。
「これは、チャンスだと思うわ。サラシを巻けば胸の大きい子も小さく見せることができるし、褌はしっかりしているから脱がされたりする心配もない。これはいわば、対変態用水着よ」
「……なるほど……?」
ぱっと聞く限り意味不明な論理だったが、咲が言うと妙に説得力があった。
「もうあの変態達に遅れを取るわけにはいかない! その為なら多少の恥ずかしさくらいどうってことないわ」
かくして真央は開放され、他の風紀委員たちもそれぞれの学年色の褌を身につけ、色とりどりの謎の褌小隊がここに誕生したのであった。
「これは……そう! 事故! 事故で!」
我ながら苦しい言い訳だと思いつつ身振り手振りで説明するメイソンの頭を、後ろからがしっとわしづかみにする林檎。
「あ……あの……林檎さん?」
「……さっき言ったよな? 覚悟しろ、と
『メイソン君、これはおしおきだよっ!』」
間もなくして、更衣室の外まで聞こえる悲鳴が響き渡った。
「ふむ……なかなか面白いことになってきたな」
プールの中で多種多様な惨劇が繰り広げられる中、長い髪を風にはためかせながら淡々と少年少女たちの姿をスケッチする姿があった。寝子高1年芸術科8組、
旅鴉 月詠
である。
「そうだな、少女たちの白い肌、ふわりとした胸、食い込む水着、風紀委員の褌姿……これは売れるぞ。貴様も買うか?」
そう言うのは同じく1年普通科2組の
山本 五十六
。
「ふん、君は商売のために写真を撮っているのか? であれば興味はない。私は鍛えぬかれた肉体や肌の質感、身体の黄金比など、美の巨匠たちが追い求めた根源たるものを研究するために絵を描いているのであって、金儲けが目的ではないのだから」
「そうか、ちなみに貴様は自らの美を追求する気はないのか? 裸体などは最高だと思わんかね」
「裸体は嫌いではないが、それは君が得をするだけだろう? 私は自分の体を自分の目で隅々まで見ることができないから興味がない」
「心配するな、俺が隅々まで、そう隅々まで写真を撮ってやる」
五十六が上のアングルから月詠の谷間をを撮影しようとすると、月詠はその瞬間すっと指をカメラに向けてピントを狂わせた。
「データ化された姿を見てもつまらないだけだ」
「なかなかガードが硬いな」
「当たり前だ。これ以上私を撮ろうとしたら承知しないぞ」
「今のは冗談だ。それにもっと売れそうな奴はプールの方にいくらでもいるからな。例えば」
五十六はプールの中のある区画を指さした。その先では、
夢宮 瑠奈
がプールサイドで歌唄い舞い踊っている。
「♪ちょっとエッチは構わない
オトコノコってそういうものよ
けどそればかりはつまらない
バランス大事よ、そうでしょ♪」
「ほう、なかなか素晴らしい。水着を着て歌い踊るという行為もそうだが、きちんと変態を退けながらもその動きがパフォーマンスとして成り立っているな」
舞う瑠奈はウインクをすることでろっこん「風のいたずら」を発動させ、群がる変態を退けていた。変態達も変態達で意地でも瑠奈に触ってやろうと寄ってくるので、デコイの役目をしっかりと果たしていた。
が、しかし、間奏の合間をついて変態達が押し寄せてきた。
「あ、歌が途切れた。間奏中もラララとか、なにかしら歌詞がある歌にすればよかったのにな」
「おお……これは売れる、売れるぞ」
「冷静に見てないで、助けてよぉ~!」
瑠奈が必死に助けを求めるが、二人はすっぱりと断った。
「今忙しい、もう少し近くに来れば助けてやらんでもないぞ」
「断る。貴様もアイドルならお色気に慣れることだな」
「そんなぁ!?」
徐々に変態の山に埋もれていく瑠奈だが、もう少しで顔まで埋まるというところで、まとわりついていた変態達が思いっきり吹っ飛んだ。
「えっ……!? あなたは……」
「大丈夫?」
変態たちをぶっ飛ばしたのは、ろっこん「憤怒す暴君(レイジング・タイラント)」を発動させたスケスケ優華だった。優華は瑠奈のお礼も聞かずに再びプールに入ると、水を割る勢いで変態達を吹き飛ばしていった。
「よいしょっ☆……と、すこし大人しくしててくれよ~」
優華の通った後は武道がやってきて、しぶとく起き上がろうとする変態達を手刀で突き、ろっこん「スイ・マー」で麻痺させていった。
「さて、と。瑠奈ちゃん、怪我とかしてない?」
「いろいろ触られたけど、だいじょうぶだよ!」
武道はうんうんと頷くと、麻痺して動けない変態達を月詠たちのいる見学席まで運んだ。
「二人とも悪いんだけどさっ、この人達を見張っててくれないかな~? しばらくは動けないからさ☆」
「構わないが、もし起きたら再び昏倒させていいんだな?」
「構わんが、もう少し女の変態も連れてきてくれるか? 般若の面をつけた女子の全身タイツ姿というのも、マニアックな層に売れそうだ」
「……なんか、不安になってきたなあ」
風紀委員を中心とした褌の装着は、ほぼ反変態勢力の制服と言えるほどの広がりを見せた。
「あぁいッ!!」
と雄らしい雄叫びを上げ、変態を次々と吹き飛ばしていく蛇那伊。
PECの全身タイツを「分解」し、次々と簀巻きにしていく修。
瑠奈の歌が変態達を惹きつけ、視線が集まっているうちに変態達に深刻なダメージを与えていく寿美礼。
彼らの活躍によって、最初は劣勢だった取り締まりサイドも徐々に変態達を追い詰めていった。
「いや~、だいぶ変態の数も減ってきたね! 最初はどうなるかと思ったけど、なんとかなりそうだよー」
プールサイドで変態達を見張っていた彩葉が伸びをしながら、他の風紀委員たちの活躍を眺めた。それに千歳も頷く。
「そういえば、PECのリーダーの人はどこにいるのかしら?」
「さあ? 劣勢だから逃げたとかじゃない?」
噂をすればなんとやら、二人の後ろには気配を消した変態が潜んでいた。
「まだ……まだ終わりませんよ!」
「えっ……きゃあっ!?」
下心は密かに潜伏し、捕まっていた変態達のさるぐつわを外していたのだった。隊長の奮闘に再び性欲の炎を燃やした変態達が、再びエロのために立ちあがる。
「さあ、揉ませてください! 嗅がせてください! 変態達にエロの手を差し伸べてくださーい!」
「ひっ……いやあぁあ!」
変態達はよく訓練された兵隊のように千歳と彩葉を分断するように囲み、一斉に襲いかかった。
「やっ……どこ触って……!」
「やだぁ! 先輩、先生、誰か助けてぇ! かた……な……ひぁあっ!」
二人が必至にもがくが、多勢に無勢ではどうしようもない。下心は勝ち誇った顔で取り締まりサイドの生徒を襲いに行こうとしたが、ふと背後に変態以外の気配を感じ取った。
「目が覚めたら……大変なことになってるな。今助けるぞ、千歳」
「……俺は一体何を? って、女の子が襲われてるじゃねえか!」
そこには気を失ってプールに放置されていたはずの、刀と利平が立っていた。
「な……なぜ君たちは変態じゃあ……ハッ!」
下心は周囲の気配が変化していくのを感じた。先ほどと比べて明らかに、変態の空気が薄くなっている。修によってついで扱いで簀巻きにされていた二人も、これによって神魂の影響から開放されたのだろう。
「『にぎりっぺ』!!」
「『加速』!」
利平が圧縮した空気で変態を吹き飛ばし、変態の山が崩れたところで刀が二人を救出した。
「大丈夫か、二人とも」
「う、うん……ありがとう、刀君」
「大丈夫だよー……でも」
と、刀の手を借りて立ち上がった彩葉がゆらりと下心の前に立ちはだかった。
「ちょ~っと、きれちゃったかなー? 変態さん、覚悟はできてるんだよね?」
「あー……さ、さようならっ!」
「あっ、待てえ!」
隙をついて彩葉の横をすり抜けた下心だったが、すぐに壁にぶつかった。といっても、その壁は人間の形をしていたのだが。
「あら、いい男。君が桃色破廉恥小隊の隊長さん?」
「は……はひ……」
両肩にぐったりと気を失った隊員をかつぐ蛇那伊。続いて風紀委員たちや取り締まりサイドの生徒たち、被害者たちも、下心を取り囲むように集まってきた。
「あなたが首謀者ね。何か言うことはある?」
少し顔を染めながら強めの口調で迫るまゆに対し、下心はふっと微笑むと、
「女体、バンザーーーーイッ!!!!」
そう、高らかに叫んだのだった。
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むょりん
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月09日
参加申し込みの期限
2014年03月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年03月16日 11時00分
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