【期末テスト】赤点？留年？？春雷、四日間の死線＜点数編＞｜リアクション

【期末テスト】赤点？留年？？春雷、四日間の死線＜点数編＞

　テスト数日後の職員室。
　採点が終り、それぞれのクラスの点数が出そろっている。

　富士山権蔵はうーんと首を捻った。
それを見ていた久保田美和が苦笑を浮かべる。
「聞きましたよ、フジコ先生。3年生、テストがあると思って登校して来た生徒がいるんですよね？」
「もう、そうなのよ〜。さっき桐島先生とも話してて。困ったものよね。まぁ、うちのクラスはいないみたいなんだけど」
　いつもよりざわざわしている職員室内、心なしか3年生クラスの教員達がそれぞれ困ったような、複雑そうな顔をしているような。
「採点は終わったんですか？」
「ええ、ばっちり」
「あー、そですよね。早く終わらせなきゃ」
　美和は軽く頭を掻きながら、自分の机へと戻って行った。

　黒崎俊介はざっとそれぞれのクラスの点数表を見て、顎に手を当てた。
「成績は例年通りか。ほぼ平均点だ。皆頑張った」
一緒に確認していた瓜山メイも頷く。
「よかったです。遅くまで勉強を頑張ってる子もいましたからね」
　テストがすべてではないが、学年主任として肩の荷が下りたような感覚がある。
「遅くまでと言うと、図書室で？」
「基本的に図書室ですけど、教室にも何人かいましたね。今回は図書室の席が埋まっていたこともあったみたいです」
「意欲が高い生徒達のために、図書室以外にも勉強ができるスペースを提供出来たら良いのだが」
「確かに。……さて、年度末に向けて忙しくなりますね」

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あとがき

担当マスター：高城ヒト
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☆寝子島高校　３学期期末テスト

【平均点】
国語：87.9点
数学：79.5点
英語：78.4点
理科：86.1点
社会：79.3点
家庭：78.4点
音楽：77.3点
美術：70.1点
体育：77.3点

合計：714点

【マスターより】

ご参加ありがとうございました！
テストがない三年生も思わぬ形で、ある意味参加することになったりドタバタでした。
物語編もよろしくお願いします

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