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\ オーバータイム!/
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寝子島あやかし譚 ねずみ浄土
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大方のアトラクションを制覇した一行はねずみランドの名物コースターに向かうことになったのだが、その途中にあったねずみ城のフードコートへ寄ることになった。
それぞれ食べる分の料理を持って席に着いたのだが。
「いただきま~す!」
皆、遠海に視線が釘付けだ。彼女の前にはチーズバーガー、チーズがけステーキ、チーズパスタ、三種のチーズぴざなど、とにかくねずみ浄土の名物がこれでもかと並んでいた。
皆はドリンクと一品だけなのだが。
「いやぁ……その、量すごくない?」
と、タルト。
「……これ、本当に体に入るの?」
こんな食事をする人間を見たことがない。キィも戸惑い気味だ。
「全メニュー制覇が目的だから、大丈夫。まぁ、気に入ったら追加頼むと思うけど」
遠海はそう言ってピザを頬張り、チーズバーガーを一口。少しづつ、確実にきれいに食べてゆく。
「姉ちゃん、すげー」
兄鼠が感心した様子で言う。
「あはは、凄いな。それで、次乗りたいって言ってたのなんだっけ」
タルトに話を振られ、キィは少し考えて、
「バブルジェットコースターっていってたけど」
「それだ。どんな感じなの?」
すると真ん中の妹鼠が頷いて、
「ボートで水の上を行くんだけど、最後に滝を降りるの、ざぶーんて」
「へぇ、スリル満点だね! ……ん? 滝?」
何か引っかかりを感じたらしいタルトだが。
「お願いします。もうこれ以上は」
「人間のお客様、ご勘弁を!」
大食らいを発揮していた遠海がシェフに膝をつかせていた。
「そんな謝らないで下さい。すごく美味しいです」
遠海は満足そうに言った。
小鼠達が遠海の食べっぷりを見て目を輝かせている。
「……ちょっと羨ましい」
キィの呟きはすぐに流れて行った。
気づいたのはボート型コースターに乗り込んだ直後のこと。
「あれ!? もしかしてこれって水かかる?」
「ええ、最後の滝下りで結構水浸しになるらしいから」
タルトはポケットから急いでハンカチを取り出した。
「ここまで来たら濡れてからでも良いんじゃ?」
後ろの席の遠海に言われ、頷くも内心ドキドキだ。
「まぁ、その気にしないで」
進み始めたボート。わりとこの段階で水がかかる。
「うあっ」
パシャッと手に水が触れた。
慌てて、ハンカチを頭へ。間一髪、ぴょこんと出た三角の耳に上手くハンカチをかけることが出来た。
「……まだ濡れてないけど」
前の席のキィが不思議そうに聞いてくるが、それどころではない。
「いやぁ、もう、予行練習みたいな。って、ひえっ」
ボートの進む先には段差があり、激しく上下する。そのたびに耳がむくむくと伸びてくる。ゆっくりとろっこんが発動している気配。
(これ持つかな……。さすがに猫の本能のままにこの子達をくわえたりしたくないけど)
なんだかんだあり、ついにフィニッシュの滝下り。
「きたー!」
「きゃー!」
悲鳴が入り交じる。ボートが加速。
そして、
ざっぱーん!!!
対策のおかげで、びしょ濡れになることだけはなかったが、猫耳は完全にでてしまった。
ボートから降りた遠海は伸びをする。
「楽しかったわ」
「ふわってなったね!」
妹鼠が興奮した様子で遠海と話している。
「これがジェットコースター」
キィの呟きに、真ん中の妹鼠がこくこくと頷く。
「私初めてだったんだ!」
「私もよ」
「おそろいだね、お姉さん! 楽しい?」
「ええ、とても」
そんなやり取りの中、頭にハンカチを巻くタルトである。
「お姉さん、どうしたんだ? ハンカチ……」
「うん、実はこういうファッションがBLで流行って」
「え、BL?」
「うん、ごめん。今の忘れて? 髪が濡れたから巻いてみただけだから」
ミラーハウスや観覧車も周り、その頃にはすっかり、猫耳も引っ込んだのだが、
「あれ? あ、ママだっ」
三匹の子鼠達の母が遊園地の出口の前に立っていた。エプロンをつけたメスの鼠だ。
「皆さん、ウチの子供達をありがとうございます」
そう言って、それぞれに紙袋を渡してきた。
「ありがとうございます。これって」
「これからプールよね? 良かったら使って」
「ありがとうございます。かわいい」
遠海が取り出したのは白っぽいショートパンツ型水着。
(水着!?)
キィの手元にも黄色っぽいワンピース型の水着が。
タルトは恐る恐る自分の紙袋の中身を確認する。
黒っぽいビキニ型水着だった。
「厳しいっ!」
色んな意味で。
その日、三人は夕方になるまで思いっ切り遊んだ。プールに行ったり、ショーを見たり。
そして、夜になる頃。
遠海、タルト、キィは空間に開けられた白い穴の前にいた。
「お姉ちゃん達、また来てねっ、気をつけてねっ」
「また来てくれよっ」
「待ってるね」
三人は顔を、見合わせ、見送りに来てくれた三匹に笑いかけた。
「今日はありがとう。またね」
「まったねー。また遊ぼう」
「また」
遠海、タルト、キィの順。
手を振る鼠達に分かれを告げ、三人は寝子島へ戻って行った。
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あとがき
担当マスター:
高城ヒト
ファンレターはマスターページから!
ねずみの国での体験、楽しんでいただけましたか?
遊園地にプール、名物料理まで。ねずみ達のテーマパークは某夢の国さながらでしたね。
ご参加ありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年03月27日
参加申し込みの期限
2022年04月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年04月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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